Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2021/01/23
Update

映画『黄龍の村』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。ガチ怖でヤバイホラーを田舎を舞台にバイオレンス描写で阪元裕吾監督が魅せる!

  • Writer :
  • 大塚まき

日本暴力映画界の新星阪元裕吾監督作品。

数々の映画祭で受賞し、日本暴力映画界の新星と称される阪元裕吾が監督を務めた『黄龍の村』。

阪元裕吾監督の『黄龍の村』が、2021年9月24日(金)より池袋シネマロサにて、10月2日(土)より大阪第七藝術劇場にて、以降順次全国の劇場で公開することが決定しました。

この度、ポスタービジュアルが解禁となります。

阪元裕吾監督について


(c)2021「黄龍の村」製作委員会

阪元裕吾監督は、若干24歳にして数々の映画祭で賞を受賞、日本暴力映画界の新星として今最も注目されています。

20歳で発表した殺人を趣味にするカップルを描いた『ベー。』で「残酷学生映画祭2016」のグランプリを受賞した際に、白石晃士監督(『不能犯』)に「才能に嫉妬する」と言わしめました。

サイコ殺人鬼と凶暴兄弟の対決を描いたウルトラ暴力映画『ハングマンズ・ノット』では「カナザワ映画祭2017」で期待の新人監督賞と出演俳優賞のダブル受賞、続くパン屋を舞台にしたブラックコメディ『ぱん。』(2017/辻凪子と共同監督)では「MOOSICLAB」短編部門グランプリ、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で短編コンペティション部門グランプリを受賞。

さらに海外映画祭初参加で挑んだ「プチョン国際ファンタスティック映画祭」では審査員特別賞受賞を果たすなど、大学在学中に圧倒的な暴力描写で自主映画界を席巻

商業デビュー作となった『ファミリー☆ウォーズ』は実際に起こった事件からインスパイアされたオリジナル・バイオレンス作品では、子どもを轢き殺した認知症の祖父を家族が餅を食べさせて殺そうとするというあらすじとそのビジュアルが発表されるや、不謹慎だとSNSで大論争を巻き起こしました。

しかし、上映の際にはホラー映画やバイオレンス映画のファンが劇場に駆けつけ、残虐さと滑稽さ、血と笑いの絶妙さを絶賛。

俺たちでも殺し屋アクション映画は撮れる!という意気込みで作った『最強殺し屋伝説国岡』は「ゆうばりファンタスティック国際映画祭画祭2019」で高く評価されました。

2021年1月に「未体験ゾーンの映画たち2021」にて、福士誠治主演作品『ある用務員』が公開。

阪元監督自身のオリジナル企画として、日本映画にはあまりないハードボイルドアクション映画を完成させました。

阪元裕吾監督のコメント

監督の阪元です。『黄龍の村』に興味を持っていただきありがとうございます。
本作品は自身のオリジナル企画として作ったごった煮の映画となっています。原作物の企画が通りやすい現状で、オリジナル脚本でこのような作品を撮れたことを大変うれしく思います。
この作品を撮影したのは2019年11月でして、そこから新型コロナウイルスの影響もあり公開が伸び、もう2年近く経とうとしています。この作品に出演している役者たちは大学から一緒にやってきた人たちが多く、あまり普通では考えられないような芝居の撮り方をしました。それはPOVシーンでして、そこでは役者に直接スマートフォンを渡して撮ってもらい、その場で即興での会話を引き出し、自分もアイディアを出してアドリブでガンガン進めていくというものでした。
目まぐるしく変わっていく状況や俺のアイデアに全力で応えてくれた水石亜飛夢はじめ多くの役者たちには本当に感謝したいです。ああいう、考えるよりも状況に応じて反射で進めていく現場は、やっぱり頭フル回転になって楽しいなあと改めて思いました。
本当に素敵なキャストやスタッフに囲まれて、自分らしいオリジナル映画が完成しました。
まだまだこれからもオリジナル原作問わず楽しいエンタメ映画を撮ってきたいと思っています。
ぜひみなさんお楽しみにしててください。
よろしくお願いいたします。

映画『黄龍の村』について


(c)2021「黄龍の村」製作委員会

『黄龍の村』のキャストには、現在放送中の『魔進戦隊キラメイジャー』キラメイブルー 押切時雨役で、人気急上昇中の水石亜飛夢をはじめ、今後が期待される若手俳優が大勢揃いました

また、龍切村の村長には井筒和幸監督 『黄金を抱いて翔べ』で51歳で俳優デビューした海道力也、プロ格闘家だった2009年『クローズZERO II』を皮切りに現在公開中の『新解釈・三國志』までアクション映画に欠かせない一ノ瀬ワタルなどが脇を固めています。

主題歌は、日本のオルタナティブ・ロック界ではかけがえのない存在となっているHelsinki Lambda Club(ヘルシンキ・ラムダクラブ)が担当しました。

映画『黄龍の村』の作品情報


(c)2021「黄龍の村」製作委員会

【日本公開】
2021年(日本映画)

【監督・脚本】
阪元裕吾

【音楽】
遠藤浩二

【キャスト】
水石亜飛夢、松本卓也、鈴木麻由、秋乃ゆに、ウメモトジンギ、石塚汐花(アイドルカレッジ)、大坂健太、上のしおり、藤井愛稀、中村龍介、小玉百夏、安田ユウ、陸野銀次郎、海道力也、一ノ瀬ワタル、伊能昌幸

映画『黄龍の村』のあらすじ


(c)2021「黄龍の村」製作委員会

夜の街でキャンプに行こうと盛り上がる北村優希、村井孝則、鈴木うらら、遠藤なごみ。

翌朝、梶原健人、工藤啓作、谷村真琴、谷村睦夫も加わり、レンタカーでキャンプ場に向かう8人の若者たち。

途中BBQを楽しんでから宿泊するキャンプ場へ向かうことに。

北村優希、村井孝則、鈴木うらら、遠藤なごみの4人は若者らしくハイテンションで楽しみ、逆に梶原健人、工藤啓作、谷村真琴、谷村睦夫の4人は静かに楽しんでいました。

キャンプ場へ向かう途中、携帯も繋がらない山の中で車がパンクしてしまい、助けを求め歩く若者たち。

トンネルを抜けると焚火の前で音楽を聴きながら返事をしない村人や包丁が頭に刺さった案山子がある奇妙な村にたどり着きます。これが 龍切村でありました。

そこに馬に乗った梅宮新次郎という老人が現れ、車を直してくれました。しかも家でお茶でも飲んでいきなと誘われます。

若者たちが新次郎の家を訪れると千代、奈穂美、莉子の3人の女性が律儀に出迎えてくれ、若者たちの夕食や布団も既に用意されていました。

老人の家で“おいしい”夕食もご馳走になり、夜遅いからと泊まっていきなと言う新次郎の半ば強引な誘いで若者たちは不信に思いながらもその夜は泊まることに。

翌朝、外の音で目覚める優希が、外を見ると不思議なお面を被った村人たちが外を練り歩いていました…。

まとめ


(c)2021「黄龍の村」製作委員会

日本暴力映画界から注目される新鋭監督の意欲作『黄龍の村』。

本作のポスタービジュアルで、土間でなっきり包丁を手にした男が電灯に照らされている姿と「これ、村の決まりやから」というコピーが一体何を意味しているのか…

続報をお待ちください。

映画『黄龍の村』は、2021年9月24日(金)より池袋シネマロサにて、10月2日(土)より大阪第七藝術劇場にて、以降順次全国の劇場で公開です。

(c)2021「黄龍の村」製作委員会


関連記事

新作映画ニュース

映画『王様になれ』山中さわお×オクイシュージ×岡山天音のタッグが登壇。初日舞台挨拶リポート

山中さわお&オクイシュージの迷コンビぶり、そんな二人に親しみを見せる岡山の姿に、暖かさを見せた会場 (c)Cinemarche 大人気ロックバンド「the pillows」のデビュー30周年プロジェク …

新作映画ニュース

映画『おろかもの』キャスト。葉媚(よーび)は同級生で親友の小梅役を演じる【演技評価とプロフィール】

2020年公開予定の映画『おろかもの』キャスト紹介 若手監督の登竜門として知られる田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞した長編『おろかもの』が、「田辺・弁慶 …

新作映画ニュース

『凪待ち』生中継舞台挨拶。香取慎吾を前にデニム姿の音尾は「つよポン?」白石監督は「吾郎ちゃん⁈」と盛り上がった全国78館イベント

映画『凪待ち』は2019年6月28日より絶賛公開中! 監督・白石和彌。そして、俳優・香取慎吾。両雄が初のタッグを組んだ映画にして、震災後の宮城県石巻市を舞台に描かれる重厚なヒューマン・サスペンスドラマ …

新作映画ニュース

映画『アマンダと僕』上映館は2019年6月公開シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次に決定

第75回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門でマジックランタン賞を受賞し、第31回東京国際映画祭東京グランプリ&最優秀脚本賞のW受賞に輝いた映画『AMANDA』(原題)。 日本公開に向けて邦題を『アマ …

新作映画ニュース

映画祭『カリコレ2021』開催日/上映作品情報。話題の新作ホラーやロバートアルトマン代表作などラインナップ発表【カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション】

カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2021 ミニシアター“新宿シネマカリテ”が贈る魅惑の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション 2021」 (略して『カリコレ2021』 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学