ゾンビ映画というとホラー要素が強かったり、グロ・ゴア要素が強烈だったり、パニックムービーとして作られたりと、一口にゾンビと言ってもその方向性は多岐に渡ります。
例えば2013年公開のニコラス・ホルト主演『ウォーム・ボディーズ』はギリギリ思考が残っているゾンビ男が、普通の女性に恋する異色ラブストーリーもあります。
今作も一見ラブストーリーっぽいジャケットですが、果たしてその通りなのか、それともミスリードなのか?!
1.映画『ライフ・アフター・ベス』の作品情報
【公開】
2015年(アメリカ映画)
【原題】
Life After Beth
【監督】
ジェフ・バエナ
【キャスト】
デイン・デハーン、オーブリー・プラザ、アナ・ケンドリック、ジョン・C・ライリー、マシュー・グレイ・ガブラー、モリー・シャノン、シェリル・ハインズ、ポール・ライザー
【作品概要】
繊細な演技とルックスで話題を集める、デイン・デハーンを主演に迎えた青春ゾンビ映画。
不慮の事故でなくなった恋人・ベスの死から立ち直れないザックですが、ある日彼女の家に訪れると、死んだはずのベスの姿を見かけ、墓を訪れるとそこには何もなくなっていました。
生き返ったベスとやり直そうとするザックですが、次第にベスの様子は変わっていき…。
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2.映画『ライフ・アフター・ベス』のあらすじとネタバレ
ザックの彼女であるベスは、ある日1人でピクニックをしていると、毒蛇にかまれたことで亡くなってしまいます。
ベスと喧嘩をしたまま仲直りすることなく死別してしまったザックは失意のどん底に落ちます。
両親の慰めも耳に届かないザックは毎晩ベスの自宅を訪れ、彼女の父親とチェスをして一緒に過ごしたり、両親とともに遺品整理をしていました。
ザックはその遺品の中にあったマフラーを形見分けで譲り受けると、夏にも拘らず首に巻いて過ごしていました。
ところがある時、突然ベスの両親がザックを煙たがるような態度を見せるようになります。
ザックはベスの家に訪れますが、誰もおらず留守でしたが、一瞬、ベスと思しき女性の姿を窓辺で見かけます。
ザックはその真相を知りたいと躍起になってドアをノックすると、パトロールをしていた兄のカイルに諌められます。
するとベスの両親は居留守を使っていた事実が分かり、ザックはベスへの思いから不信感を募らせます。
その後ベスの墓を訪れると、穴が掘られたような後があり、そこに遺体は何もありませんでした。
しつこくベスの自宅を訪れると、ついに折れた両親が室内に招きます。
一度落ち着くよう説得する最中に、ザックの目の前に現れたのは紛れもないベスでした。
混乱を避けるために、あえて伏せていたという父は、ザックがチェスをした後、入れ替わるようにベスが歩いて家に帰ってきたといいます。
ベスには命をなくしたことや、ザックと喧嘩したことも覚えていませんでした。
ザックは彼女が生き返ったことを喜びますが、人目に触れるのは不味いとして、一緒に家を出ることは許されませんでした。
ベスがハイキングに出掛けたいと誘っても、夜にするよう止められます。
突然明るくなったザックに戸惑う両親ですが、そんなことも気にせず、意気揚々とベスに会いに来るザック。
2人きりになりたいザックは、強引に両親の反対を押し切り、車でベスを連れ出します。
しかし戻ってくる頃に、ベスの頬はやけどした様に赤くなっていました。
ザックはベスに正直に一度亡くなった事実を話すべきだと言いますが、両親は猛反対。
ザックと両親の関係に大きな溝が生まれてしまいます。しかし、夜中にベスの部屋にこっそり訪ねたザックは、ベスを両親には内緒で海岸へ連れて行きます。
そこでザックはサプライズとして、ベスに弾き語りの曲を捧げますが、突如ベスの態度が豹変し、ザックの歌をクソミソにけなしはじめました。
それだけでなく、もがき苦しみだすベスは小屋をぶち壊し、ザックに暴力を振るうなど、歯止めが利かなくなっていき、次第の体調も悪化を見せました。
ザックはベスを車まで誘導して助手席に乗せた後、運転席に乗ろうとザックすると、彼が逃げたと思い窓ガラスを破壊します。
ザックが運転席に乗った時には、ベスは自分が窓ガラスを割ったことさえ忘れていました。
怖くなったザックは、ベスを家に送り届けますが、ザックを家に帰したくないベスは強引に彼を押し倒して跨ります。
ベスの吐息に異臭を感じるザックは、彼女を跳ね除け、逃げるように帰って行きました。
ザックは喫茶店で一息ついていると、そこに彼と幼馴染であるエリカが現れ、久しぶりの再会を喜びます。
エリカもベスがなくなったことを知っていたのですが、ザックの口からベスを嫌うような発言が飛び出し、さらにはエリカに気のあるそぶりを見せます。
キッチンのほうで従業員が半ば暴れるような態度で接客しており、不審に思ったザックは店を出ます。
車に乗って駐車場を出ようとしたそのとき、突如現れたベスを撥ねたうえに、バックでさらに踏む潰してしまいます。
しかし怪我をしている様子は全くなく、夜のと同じように凶暴なベスでした。
そんな2人の前に、何故か店員にお金を払ったはずなのに、沢山お金がもらえたといいながらエリカがやってきます。
ザックがエリカという別の女にあったと知ると、ベスは激怒し、ものすごい力でエリカの腕をつかみます。
エリカは怯えて逃げ出し、収拾のつかなくなったザックは、ついにベスを彼女の墓のある墓地まで連れて行き、ベスがゾンビである事実を伝えます。
3.映画『ライフ・アフター・ベス』の感想と評価
ジャケットからして結構キャッチーでチャーミングな作風かと思ったのですが、どっちかというと登場人物の少ない青春モノのように感じました。
主人公は大学生だと思われますが、彼女の死にかまけて、昼間からプールサイドでタバコを吹かすという、一歩間違えればニートに見えてきます。
それにしても、よくもまあ何で生き返ったのかも分からない女性と、その親の目の前であんなにイチャつけるなあと、若干ザックの神経を疑いました。
おまけに夜の浜辺でサプライズしていたはずが、謎の痴話喧嘩で小屋が倒壊して炎上するのですから迷惑千万です。
こんなカップル、ゾンビじゃなくても嫌だなあ…と。
実は真昼間の外でそういうことをする場面もあるのですが、暑さで脳でもやられたのか…?と、見ていて気がきではありませんでした。
あ、あと大御所ジョン・C・ライリーに関しては食べられるシーンすらなく、ストーリーからフェードアウトしていくあたり、かなり贅沢な使い方だなと感じました。
というか、個人的には最近の作品ではジョン・C・ライリーは可哀想な目に遭う役が多い気がする…ドンマイ…。
まとめ
やっぱり、ジャケットでは気にならなかったのですが、本編が始まると、ザック役のデイン・デハーンのおでこが気になってしかたありません。
それはさておき、今作ではてっきり、ベスだけゾンビになると思ってたらもれなく殆どの死人はゾンビになってディザスターチックな展開も入っておりましたので、退屈せずに見ることが出来ます。
執拗にグロシーンがあるわけではないので、これはジャケットに気分に任せて借りて正解な作品です。
劇中で使われる曲も素敵なので、むしろライトな映画好きにこそ見て欲しい作品と思いました。
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