マーベルと双璧を成すDCコミックスのスーパーヒーローたちが結集!
今年一番の超大作映画『ジャスティス・リーグ』をご紹介します。
以下、あらすじや結末が含まれる記事となりますので、まずは『ジャスティス・リーグ』の作品情報をどうぞ!
CONTENTS
1.映画『ジャスティス・リーグ』の作品情報
【公開】
2017年(アメリカ映画)
【原題】
Justice League
【監督】
ザック・スナイダー→ジョス・ウェドン
【キャスト】
ベン・アフレック、ヘンリー・カビル、エイミー・アダムス、ガル・ギャドット、エズラ・ミラー、ジェイソン・モモア、レイ・フィッシャー、ジェレミー・アイアンズ、ダイアン・レイン、コニー・ニールセン、J・K・シモンズ
【作品概要】
DCコミックスのスーパーヒーローたちが遂に一つの映画に集結!
バットマンをベン・アフレック、スーパーマンをヘンリー・カビル、ワンダーウーマンをガル・ガドット、フラッシュをエズラ・ミラー、アクアマンをジェイソン・モモア、サイボーグをレイ・フィッシャーが演じます。
その他、エイミー・アダムス、ダイアン・レイン、J・K・シモンズら脇を固める俳優陣も超豪華。
制作費が3億ドル(約341億円)とも報じられる超大作がついに日本上陸!
2.映画『ジャスティス・リーグ』のあらすじとネタバレ
世界から希望の光が失われてしまった今こそ力を合わせる必要があるとバットマン/ブルース・ウェインは考えていました。
ブルースはわずかな手掛かりを頼りに、まずはアクアマン/アーサー・カリーを訪ね、超人チームを結成することを持ちかけますが、アーサーは返事をすることなく海に潜っていってしまいます。
その頃、ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンスの故郷であるセミッシラに地球支配を目論むステッペンウルフが襲来し、強力なエネルギーを生み出すマザーボックスを奪い取りました。すぐさまアマゾンの女王は娘のダイアナに危機が迫っていることを知らせるために火を灯します。
テレビのニュースでそのことを知ったダイアナはブルースの元を訪ね、マザーボックスを巡る出来事について語り出しました。
かつてステッペンウルフが地球を侵略しに来た時に、アマゾン・アトランティス・人間の三種族が結託して彼を退け、3つあったマザーボックスもそれぞれの種族が守ることになったのでした。
早くも一つ目のマザーボックスが奪われ、ブルースとダイアナは超人チーム結成を急ぎます。
3.DCエクステンデッド・ユニバース(DC Extended Universe)とは
DCエクステンデッド・ユニバースとは、DCコミックスのキャラクターたちが作品を超えてクロスオーバーする一連の映画シリーズのことです。
マーベルスタジオが手掛けるマーベル・シネマティック・ユニバース(Marvel Cinematic Universe)が大成功を飾り、ワーナー・ブラザースも同じ手法で映画化を進めました。
ところが第1作目の『マン・オブ・スティール』(2013年)、第2作目の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年)、第3作目の『スーサイド・スクワッド』(2016年)、そのいずれも興行的にはある程度の成功を収めながらも批評的にはあまりいい評価を受けられず、MCUとは大きな差が生まれてしまっていました。
しかし、今年公開された第4作目の『ワンダー・ウーマン』は興行的にも批評的にも大成功。
そして、DCエクステンデッド・ユニバース版のアベンジャーズともいえる超大作『ジャスティス・リーグ』が満を辞して公開される運びとなりました。
色々と変更があったためまだ確実な予定が公表されているわけではありませんが、今後の公開スケジュールは下記になるようです。
6.『アクアマン』(2018年)
7.『シャザム』(2019年)
8.『ワンダーウーマン2』(2019年)
9.『サイボーグ』(2020年)
10.『グリーンランタン/コープス』(2020年)
その他にも『マン・オブ・スティール』、『スーサイド・スクワッド』、『ジャスティス・リーグ』の続編や、各ヒーローやヴィランたちの単体映画が予定されているそうです。
4.映画『ジャスティス・リーグ』の感想と評価
この映画を語る上において監督の交代劇は外せません。
このユニバースをずっと支え続けてきたザック・スナイダーが家族の不幸によって本作の監督を降板。撮影は少しのシーンを残しほとんど撮り終えていたそうです。
その後を引き継いだのが、MCUの『アベンジャーズ』を監督したジョス・ウェドン。彼がいくつか追加シーンを撮影し、今年11月の公開に間に合わせました。
つまり、映画において一番重要である編集作業にザック・スナイダーは関わっていないということです。上映時間がDCEU最短の120分になったのもおそらくジョス・ウェドン寄りの編集でしょう。
今までの重厚な雰囲気に加え、コメディタッチの会話劇が含まれていたのもジョス・ウェドンのカラーだと思います。
このことからアメリカではファンの手で、ザックによるディレクターズ・カット版の公開を求める署名が起こっているそうです。
マーベルと違う毛色で売っていくとしたらそっち方向に寄りすぎてしまうのはよくないですが、今回のバランスは良かったと思います。
相変わらずヴィラン側の狙いがイマイチ分かりにくく、スーパーマン一人だけが強すぎるという問題はありますが・・・。
ただ、こういったスーパーヒーローものはアクション描写と各キャラクターが魅力的だったらバッチリなので個人的には全然楽しめました。
本作で新しく生まれたキャラクターの魅力を個人的にいくつか挙げていきます。
ワンダーウーマンが相変わらず魅力的なことはもうわかっているので、今回は除きますね。
まず一つ目はエズラ・ミラー演じるフラッシュ。
MCUにおけるスパイディのように危なっかしくて可愛らしく、このキャラクターが本作のコメディリリーフを担っていました。『X-MEN:フューチャー&パスト』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に登場したクイックシルバーもそうですが、高速移動描写がまずもって楽しく、その能力も仲間のサポートにはピッタリ。
二つ目はバットマンことブルース・ウェイン。
スーパーマンという圧倒的な存在を失った責任を一人で抱え込み、俺では皆をまとめるのは無理だという劣等感に苛まれ、挙句は勝手に犠牲になろうとしたり。皮肉を交えて能力は金持ちだと自分で言っていましたが、その言葉通り武装したただの40代のおじさんですからね。漂うその哀愁がよかったです。
超人チームの中で上記の二人は非常に人間臭い存在で本作におけるいいスパイスになっていました。
キャラクター以外で書くと、全体的に流れる生真面目さがこのユニバースの味だと思います。
人命救助のシーンをたくさん入れてヒーローの本来の存在意義を示すところも非常に素晴らしい。
個人的には、ぜひこの真面目で実直なヒーロー路線でこの後もユニバースを続けていって欲しいです。
まとめ
DCEUは女性キャラクターから新たなスターが生まれています。
ハーレー・クイーンを演じるマーゴット・ロビー、
ワンダーウーマンを演じるガル・ガドット。
この二人を見つけ出しただけでもこのユニバースは大成功したと言えるのですが、まだ全体の決定打となる傑作が生まれていない気がします。
個人的には『ワンダー・ウーマン』の続編に大きな期待をしたいところです。