Netflix映画『ヒットマンズ・ボディガード』
役柄によって様々な演技を見せてくれる名優たち。
そんな名優たちがまさに適役と言える役柄を演じ、ド派手なアクションを披露する作品が日本では映像配信サービス「Netflix」で独占配信中。
今回はアメリカで大ヒットを記録した映画『ヒットマンズ・ボディガード』(2017)をネタバレあらすじを交えご紹介させていただきます。
映画『ヒットマンズ・ボディガード』の作品情報
【原題】
The Hitman’s Bodyguard
【配信】
2017年(Netflix限定配信)
【監督】
パトリック・ヒューズ
【キャスト】
ライアン・レイノルズ、サミュエル・L・ジャクソン、ゲイリー・オールドマン、エロディ・ユン、サルマ・ハエック、ジョアキム・デ・アルメイダ
【作品概要】
映像化されていない脚本を登録する会員制サイト「ブラックリスト」の人気投票で上位にランクインした脚本を『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(2014)のパトリック・ヒューズ監督が映像化したアクション映画。
主演を務めたのは「デッドプール」シリーズや『名探偵ピカチュウ』(2019)でお馴染みのライアン・レイノルズと、『パルプ・フィクション』(1994)や「アベンジャーズ」シリーズにも出演する名優サミュエル・L・ジャクソン。
映画『ヒットマンズ・ボディガード』のあらすじとネタバレ
2年前、特別要人警護サービスで華やかな経歴を飾るボディガードのブライスでしたが、日本人武器商人の警護に失敗したことで現在は落ちぶれた人生を送っていました。
しかし、それでも10人規模の相手を1人で倒し、依頼があった要人を確実に保護するなどボディガードとしての腕は衰えていません。
ベラルーシの前大統領のデュコビッチは、政権が覆されるまでの間、自身に反抗する者を家族を殺害した上で投獄するなど独裁の限りを尽くしてきました。
オランダのハーグで行われている国際犯罪に対する裁判でその罪を問われるデュコビッチでしたが、デュコビッチに対して不利な証拠を持つ証人をデュコビッチが雇った傭兵が次々と殺害するため検察側は決め手にかけていました。
インターポールは、10ヵ国以上の国で殺人を行なった危険な殺し屋キンケイドがデュコビッチの罪を証明できる証拠を持っていることから、キンケイドの妻ソニアの釈放を条件に彼に証言を求める提案をします。
妻を何よりも愛するキンケイドはこの提案を了承し、キンケイドはイギリスから移送されることになります。
明日午後5時のオランダのハーグで行われる裁判に間に合わせるため27時間以内に現地へと向かう必要があり、ルーセル捜査官を筆頭とした特殊チームがキンケイドを護衛することになりました。
しかし、コベントリー近郊で特殊チームは突如襲撃に遭い、ルーセルとキンケイドを除いた隊員が全員射殺されます。
キンケイドが脚に銃弾を受けるも、キンケイドの強気の反撃によって2人だけは逃げ延びること成功。
インターポールしか知らない護送ルートを予め待ち伏せされていたことでインターポール内にスパイが紛れていることを確信したキンケイドは、ルーセルに部外者に協力を求めるように指示。
ルーセルはかつての恋人であり優秀なボディガードであると信じているブライスを半ば脅迫し協力を要請します。
ルーセルとキンケイドが逃げ込んだ隠れ家に現れたブライスはルーセルからの護衛依頼を聞き拒否しようとします。
2人は恋人でしたが、2年前にブライスが日本人の護衛依頼に失敗したことで、武器商人だった日本人をインターポールが抹殺するために殺し屋を送り込んだのだとルーセルを疑い出したことをきっかけに2人の関係は険悪なものとなっていました。
さらに警護対象が28回も自身の命を狙った殺し屋のキンケイドであると知り、またキンケイドもブライスが護衛役と知ると激昂し2人は殺し合いを始めます。
脚を撃たれていたキンケイドが失血で気を失い殺し合いは終わりますが、ブライスはキンケイドの護衛を受け入れられないままでした。
一方、幽閉されるデュコビッチの下にインターポールの副局長ジャンが現れ、キンケイドの抹殺に成功したらデュコビッチから金をもらう手筈であることをデュコビッチに念を押されます。
ブライスは成功と引き換えに自身をエリートに戻すことを条件にキンケイドの護衛を引き受け、ルーセルは報告のため本部へと帰ります。
ルーセルは上層部に無断でブライスを雇ったことを批難され担当から外されますが、ブライスとキンケイドの動向を知りたいジャンがルーセルをオランダへ送ります。
隠れ家を出てオランダに向かう2人ですが、完璧主義のブライスはその場主義のキンケイドと気が合わず衝突を繰り返します。
しかし、それでも2人は数々の襲撃を乗り越えアムステルダムのブライスの別宅に到着し、ブライスはルーセルに連絡を取ります。
映画『ヒットマンズ・ボディガード』の感想と評価
映画公開前から名作『ボディガード』(1992)のポスターをライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンがオマージュし話題となっていた映画『ヒットマンズ・ボディガード』。
本作はアクション映画としてイギリスやオランダの街を活かしたド派手なスケールの銃撃戦やカースタントを見せてくれるだけでなく、俳優たちの殺陣もキレがあり見どころの多い作品。
しかし、何と言っても本作は俳優たちが多くのファンが望むキャラクター性を持つ人物を演じている部分が最大の魅力であり、大ヒットの理由にもなっていると言えます。
主演のライアン・レイノルズは『デッドプール』(2016)以降に顕著となる口数の多い巻き込まれ系の主人公ブライスを演じ、サミュエル・L・ジャクソンは口汚い言葉を多く放つ陽気な殺し屋、そしてゲイリー・オールドマンは『レオン』(1994)や『エアフォース・ワン』(1997)で見せた恐怖感の強い悪役を演じています。
各俳優の個性にもぴったりと合ったキャスティングと俳優たちの渾身の演技が映える作品でした。
まとめ
いかがでしたか。
本作は本国での大ヒットを受けてアントニオ・バンデラス、モーガン・フリーマン、フランク・グリロなどの人気俳優を新たに迎え入れた続編の製作が進行中。
俳優好きにもアクション好きにもたまらない映画『ヒットマンズ・ボディガード』をぜひ「Netflix」で鑑賞してみてください。