ヤマシタトモコの同名コミックを実写映画化。
「霊が視える男」と「霊を祓える男」の心霊探偵バディの活躍を描いた、ヤマシタトモコ作の人気コミック『さんかく窓の外側は夜』。
岡田将生と志尊淳のダブル主演で実写化した映画『さんかく窓の外側は夜』が2020年10月30日(金)よりロードショーされます。
共演は平手友梨奈で、「欅坂46」脱退後初の映画出演となりました。
本記事では原作からキャストのプロフィールや演じる役柄まで、詳しくお伝えしていきます。
CONTENTS
原作漫画『さんかく窓の外側は夜』とは?
参考動画:漫画『さんかく窓の外側は夜』プロモーション映像
月刊マガジンビーボーイにて2013年4月から連載中のヤマシタトモコのコミック『さんかく窓の外側は夜』。
主人公は書店員の三角(みかど)。昔から不気味なモノを視てしまう体質で、除霊師の冷川(ひやかわ)にその才能を見い出され、無理やりコンビを組まされてしまいます。
すご腕ではあるものの情緒や生活能力に欠けている冷川と、巻き込まれてしまった三角の、凸凹コンビが活躍する霊感エンタメです。
除霊シーンにも、ふたりのブロマンスな関係にもドキドキさせられる展開が人気を博し、2020年2月までに8刊まで単行本が発売され、累計発行100万部を超えています。
映画化での注目ポイント!
原作漫画が他の除霊作品・バディ作品と一線を画している大きな理由は“除霊のやり方”です。
霊を見ることができる三角と、霊を感じ取れるもののはっきりとは見えない冷川。
冷川は三角に触れ、彼を媒介にすることで霊を“ぶん投げ”て除霊を行います。
その触れ合いによる除霊は彼らにとってとても気持ち良い行為であり、冷川曰く「相性は最高」だそう。
こんな色っぽい除霊シーンを、岡田将生と志尊淳という眉目秀麗なふたりが演じるなんて眼福です!
映像化に向けてマイルドな表現にはせず、キャストの色気を全開に引き出していただきたいと願っています。
映画『さんかく窓の外側は夜』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【原作】
ヤマシタトモコ『さんかく窓の外側は夜』(リブレ刊)
【監督】
森ガキ侑大
【キャスト】
岡田将生、志尊淳、平手友梨奈、滝藤賢一、筒井道隆、マキタスポーツ、新納慎也、桜井ユキ、和久井映見
【作品概要】
ヤマシタトモコの同名コミックを岡田将生と志尊淳のダブル主演で実写映画化。
「欅坂46」脱退後初の映画出演となる平手友梨奈が共演しています。
『おじいちゃん、死んじゃったって。』(2017)の森ガキ侑大が監督を務め、『重力ピエロ』(2009)の相沢友子が脚本を担当しました。
映画『さんかく窓の外側は夜』のあらすじ
書店で働く三角康介は、幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていました。
ある日、書店にやって来た除霊師・冷川理人に勧誘され、一緒に除霊の仕事をすることになる三角。
“心霊探偵バディ”となった冷川と三角は、刑事・半澤に依頼され、1年前に起きている不可解な連続殺人事件の謎を追うことに。
やがて発見した遺体には呪いがかけられていて…。
冷川理人役:岡田将生
参考:映画『さんかく窓の外側は夜』のTwitter
▼△✨撮影快調✨▼△
撮影の合間に #岡田将生 さんと#志尊淳 さんのオフショット📸
いただきました!#さんかく窓の外側は夜 pic.twitter.com/5nFDWOJUus— 映画『さんかく窓の外側は夜』(10.30公開)公式アカウント (@sankakumadoeiga) January 23, 2020
岡田将生のプロフィール
冷川理人 (ひやかわりひと)役を演じる岡田将生 (おかだまさき)は1989年8月15日生まれ、東京都出身。
血液型はAB型で身長は181cm。
2006年、CM出演で芸能界でのキャリアをスタートさせ、翌2007年に『アヒルと鴨のコインロッカー』でスクリーンデビューを果たします。
2010年、初主演作『ホノカアボーイ』、『重力ピエロ』などで国内映画賞の新人賞を多数受賞。
2011年開催の第34回日本アカデミー賞では、『告白』と『悪人』の演技が評価され優秀助演男優賞に輝きます。
2014年には蜷川幸雄演出による舞台『皆既食 -Total Eclipse-』で初舞台を踏み、19世紀フランスの詩人アルチュール・ランボー役で主演を務めました。
以降もテレビ・映画・舞台とあらゆる場で観客を魅了し続けています。
『宇宙兄弟』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』「銀魂」シリーズなど、漫画の実写化作品にも多数出演しています。
岡田将生が演じる冷川理人の役柄
参考:原作者ヤマシタトモコのTwitter
【告知】【発売中】MAGAZINE BE×BOY 8月号『さんかく窓の外側は夜 第44話』脱税はしない冷川。 pic.twitter.com/AjYPFZ7VzL
— ヤマシタトモコ (@animal_protein) July 5, 2019
冷川理人 (ひやかわりひと)は警察の未解決事件などにも力を貸すスゴ腕の除霊師。
経験やネットの情報を駆使して霊を退治します。
情緒や生活能力はイマイチ。
岡田将生のコメント
脚本、原作を読ませていただいた時に映像化したら面白くなるなと思いました。リアルとアンリアルの狭間でどう作っていくか今からとてもわくわくしています。原作を尊重しつつ新たなものを作っていける、この作品に関われることがとても楽しみです。志尊さんを始め豪華なキャストの方々とスタッフと一緒にこの映画を盛り上げていけたらなと思っています。楽しみにしていただけたら幸いです。
三角康介役:志尊淳
参考:志尊淳のTwitterアカウント
撮影の日々。
楽しすぎる日々。
沢山の人に見てもらいたい。笑顔が素敵なまーくん。#さんかく窓の外側は夜 #岡田将生#志尊淳 pic.twitter.com/ZAN5qIANWi
— 志尊淳 (@jun_shison0305) February 17, 2020
志尊淳のプロフィール
三角康介 (みかどこうすけ)役を演じる志尊淳(しそんじゅん)は1995年3月5日生まれ、東京都出身。身長は178cm。
芸能事務所ワタナベエンターテインメントの若手男性俳優集団D-BOYSおよびD2のメンバーです。
2011年ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン向日岳人役で俳優デビュー。
その後、舞台『タンブリングvol.3』(2012)やドラマ『ボクらが恋愛できない理由』(2012)、音楽バラエティ番組『東京エトワール音楽院』(2012~2013)などを経て、特撮ドラマ『烈車戦隊トッキュウジャー』(2014)の主演に抜てきされ人気に火がつきます。
2018年1月にトランスジェンダーの役で主演を務めた『女子的生活』(NHK)は、第73回文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門で放送個人賞を受賞するなど高い評価を受けました。
2019年11月、「ベストスタイリングアワード2019」男性部門を受賞し、「WEIBO Account Festival in Japan 2019」躍進俳優賞を受賞。
漫画を原作とした2.5次元舞台や映像作品への出演も多い志尊淳が、本作でも原作ファンを虜にします。
志尊淳が演じる三角康介の役柄
参考:原作者ヤマシタトモコのTwitter
【告知】【発売中】MAGAZINE BE×BOY(リブレ)『さんかく窓の外側は夜 第48話』
単行本は2月発売!📚ドラマCDつきアニメイト限定版💿はご予約ください pic.twitter.com/OMSvIwmOXy— ヤマシタトモコ (@animal_protein) January 8, 2020
三角康介 (みかどこうすけ)は霊が見える体質を持った書店員。
幼い頃から母と2人暮らしをしていました。
霊には恐怖を抱いていますが、冷川の提示した高額な報酬と除霊の気持ち良さに心が傾き、冷川の助手になります。
志尊淳のコメント
原作を読ませて頂き、この作品を実写化する時にある無限の可能性を感じました。俳優を始めてまだ9年ですが、ずっと〝挑戦〟の気持ちを抱きながらやらせて頂いてきた僕にとって2020年、25才になるこの節目の年にこの挑戦と向き合う運命を感じました。岡田さんを始めとする素敵すぎるキャストの皆さん、前準備でお会いした素敵すぎるスタッフさんと共に作品を作れる事に今は高揚が止まりません。
三角が抱いてる様々な葛藤を、成長していく瞬間を、全力で伝えていきたいと思います。
凄いものになりそうです。お楽しみに。
非浦英莉可役:平手友梨奈
平手友梨奈のプロフィール
非浦英莉可(ひうらえりか)役を演じる平手友梨奈(ひらてゆりな)は2001年6月25日生まれ、愛知県出身。
血液型はO型で、身長は163cm。
2015年8月、欅坂46の一期生オーディションに合格。
CDデビュー以降センターポジションを務め、2020年1月まで欅坂46の中心メンバーとして活動しました。
2018年9月公開の映画『響 -HIBIKI-』では映画初出演にして初主演を果たし、「第42回日本アカデミー賞」で新人俳優賞、「第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」で新人賞、「第28回日本映画批評家大賞」で新人女優賞(小森和子賞)を受賞しました。
物憂げでありながらも強い意志を感じる瞳が魅力の平手友梨奈が、本作の鍵となる非浦英莉可をどう演じるか、公開が楽しみですね。
平手友梨奈が演じる非浦英莉可の役柄
非浦英莉可(ひうらえりか)は本作のヒロインである女子高生。
冷川と三角が追う連続殺人事件の影には、いつも「ヒウラエリカ」という名前が関係しています。
強力な“呪いの力”を持ち、心に闇を抱えているという、ミステリアスな役です。
平手友梨奈のコメント
初めて原作を読ませて頂いたとき、すごくおもしろくて続きが気になってあっという間に読んでいました。
そんな中で、ヒウラエリカ役のオファーを頂いたとき、最初は本当に自分で大丈夫なのか、という不安が大きかったです。でも、ヒウラエリカが抱える”想い”と、純粋にこの素敵な作品を届けたいと思いました。
自分にとっても新しい挑戦ですし、監督と初めてお会いした時に、監督も新しい挑戦とおっしゃっていたことも、私の背中を押してくれたような気がします。
登場する様々なキャラクターがどう交わっていくかを楽しみにして頂けたら幸いです。
追加キャスト一覧
追加キャストが発表され、滝藤賢一、筒井道隆、マキタスポーツ、新納慎也、桜井ユキ、和久井映見が出演すると明かされました。
滝藤が演じることになったのは、冷川と三角へ協力を仰ぎながらともに事件の謎を追う刑事・半澤日路輝。霊をまったく信じていないリアリストですが、事件の解決のために“使えるものは使う”主義を持ち、冷川の過去を知る人物でもあります。
筒井は、謎の宗教団体の教祖・石黒哲哉役、マキタは妻の死をきっかけに石黒の宗教団体に所属したエリカの父・非浦松男役として登場。
舞台やミュージカルでも人気を博す新納は、“呪い屋”として暗躍するエリカのボディーガード・逆木一臣役。
桜井は刑事・半澤が唯一信頼し心の拠り所にしている妻・半澤冴子、和久井は三角が“霊が視える”特異体質であることはまったく知らない母・三角則子に扮しています。
まとめ
累計発行部数100万部を突破した、ヤマシタトモコの同名人気コミックを実写映画化した『さんかく窓の外側は夜』。
漫画の映画化は初めてという森ガキ侑大監督は、ポップでエンターテインメントに表現されている原作をどう映像化するか悩んだそう。
ですが、「この物語を丁寧に紡いでいくことができればきっと素晴らしい作品になる」と自信を覗かせました。
実力派のキャストと、監督のコメントから、実写への期待がさらに高まります。
映画『さんかく窓の外側は夜』は2020年10月30日(金)よりロードショーです。