家族って、どこまでが家族ですか?
彷徨う大人たちと子どもを結ぶ 色とりどりの「絆」と「幸せ」のかたち
水橋研二×瀧内公美×大友一生といった日本映画の際立つ才能が交ざり合う映画『カゾクデッサン』。
家族の多様な絆を照射する、水橋研二、瀧内公美出演による映画『カゾクデッサン』が、2020年3月21日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開することが決定しました。
また、この度キャスト・監督のコメントとポスタービジュアルも到着しましたのであわせてご紹介します。
CONTENTS
映画『カゾクデッサン』について
本作の監督・脚本は初長編となる新鋭・今井文寛。
日本映画の際立つ才能が交ざり合い、人生をさまよう全ての人に贈るビタースイート・ストーリーが描かれています。
東京という街でさまよい続ける者たちと、東京の郊外で自分の居場所を定めた者たち。
または夜に生きる者たちと、陽の中に生きる者たち。
交わらないはずの者たちがある女性の事故から再び顔を合わせます。
初夏の大気の中、東京の下町と郊外で紡がれる物語を潤いある光と影の映像美で描き出されました。
映画『カゾクデッサン』のキャスト紹介
主演は、映画『殺人鬼を飼う女』(2019)ほか TV、CM、声優(『秒速 5 センチメートル』)など幅広く活躍する実力派・水橋研二が抜擢されました。
その恋人役に『彼女の人生は間違いじゃない』(2017)『火口のふたり』(2019)など話題作への出演が続く瀧内公美。
少年役は『ミスミソウ』(2018)ほか注目必至の新たな才能・大友一生。
その他の出演者には大西信満、中村映里子らが確かな演技で脇を固めています。
水橋研二のコメント
参考:水橋研二のインスタグラム
水元剛太役を演じた水橋研二は、本作の公開決定に伴い以下のようなコメントを寄せています。
水元剛太役を演じました水橋研二です。
私の役は、過去を後悔ばかりして酒に逃げ現実から目を背けている、そんな男が物語の中で起きる出来事に巻き込まれていくにつれ、自分の事を大切に思っている人、必要と思ってくれてる人に気づき、やっと一歩前に進む事できた、そんな男でした。
現場では、今井監督はじめ、この作品に関わったスタッフやキャストのみなさんと一緒に役の感情や芝居など話し合いながら作り、作品も全員の力が集結して出来た素敵な作品だと思っています。
携わった全ての皆さんに感謝しています。
瀧内公美のコメント
美里役を演じた瀧内公美は、本作の撮影を振り返り、以下のようなコメントを寄せています。
この作品のテーマである「カゾク」とは何だろうか、と撮影中ずっと考えていました。
私が演じた美里は、懐が深く、物分かりの良い女性です。
一方で私にそんなところがあるのだろうか、いや無い!とキャラクターを作っていく上であれこれ悩みました。
ですが、剛太演じる水橋研二さんとお芝居していく中で、自然と美里の気持ちが理解していけたように思えます。
あっという間の準備・撮影でしたが、沢山話し合いをしながら作っていった作品です。
今井監督が時折見せるユーモア感溢れるシーンが個人的には好きです。
どうぞお楽しみに!
大友一生のコメント
参考:大友一生のツイッター
舞台「後悔あとに立つ」無事に千秋楽終わりました!!
観に来て下さった方々、声を掛けて下さった方々本当にありがとうございます!!!
これからも頑張りますので宜しくお願い致します! pic.twitter.com/9ubBF8cr4y— 大友一生 (@otomokazuki) 2019年2月25日
光貴役を演じた大友一生は、本作の撮影を振り返り、以下のようなコメントを寄せています。
こんなにも葛藤し家族と向き合う役は初めてだったので、自分の家族に対する愛を確かめながら、
一歩ずつ、光貴を歩んでいきました。自分が信じていたモノが崩壊する時、家族を想い決断する時、
皆さんにも共通することが必ずあると思うし、家族の大切さが改めて実感できる作品になっていると思います。
ぜひご覧頂き、そのあたりも感じてくれたら嬉しいです。
監督:今井文寛のプロフィール
本作の監督・脚本・プロデューサーを務めた今井文寛は1972年生まれの福井県出身です。
1998年、CM撮影スタジオでスタジオマンとして働きはじめたのをきっかけに映像業界に入りました。
その後、フリーの照明助手や助監督として様々な作品に参加しています。
今井文寛監督のコメント
本作の監督を務めた今井文寛は、この度の公開決定において以下のようなコメントを寄せています。
現在の日本、ネットやSNSは大きく普及しましたが、やはり人間が本当に欲しているのは身体と心を伴ったコミュニケーションではないでしょうか。
そして、家族というもの。それは身近であると共に、不思議なものではないでしょうか。人はどこまでを家族と感じるのか?
どこまでを家族と捉えることができるのか? それは人間の持つ可能性を意味するでしょう。
この映画を撮ると決めて動き出した時は私一人でした。しかしこの映画を完成させた時には多くの映画を愛する仲間たちが集まってくれていました。この映画はそんな仲間たちと話し合い、みんなで作り上げた作品です。
この映画が作れたことを誇りに思います。是非ご覧ください。
映画『カゾクデッサン』のポスタービジュアル
本記事冒頭に掲載したポスタービジュアルには、上段に元ヤクザの剛太の横顔を捉え、下段には元妻の息子・光貴の横顔が捉えられています。
上段の剛太は、うつむき加減に眉間にしわを寄せ、困惑したような表情に見えます。
対照的に下段の光貴は、スタートラインにでも立っているかのように視線を上向きに送っています。
二つの写真にまたがるように「家族って、どこまでが家族ですか?」という問いが投げかけられ、「これから大人になる人となりきれない人に贈る、ビタースイート・ストーリー」というキャッチコピーに想像が膨らみます。
映画『カゾクデッサン』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督・脚本】
今井文寛
【キャスト】
水橋研二、瀧内公美、大友一生、中村映里子、大西信満、SHIN、萩原護、岩﨑愛、ナガセケイ、山田諭、髙野春樹、河屋秀俊、坪内守、逢坂由委子
映画『カゾクデッサン』のあらすじ
元ヤクザの剛太。今は恋人のバーで働いています。
そんなある日、剛太のところに元妻の息子、光貴が現れました。
「母が交通事故にあって意識が戻らないんです。よかったら声をかけてみてもらえませんか」と10数年ぶりの再会を果たします。
剛太は声をかけてみるが意識は戻りません。
過去への思いにとらわれる剛太は、まだ心の傷は癒やされていなかったと気づきます。
剛太のことをこころよく思っていない光貴の父は、二度と会うなと息子に言い聞かせます。
しかし光貴は剛太に魅力を感じ始めていました。
翌日、光貴と父は些細なことから親子ゲンカになり、そのことが引き金となり光貴は自分の出生の秘密を知ってしまいます。
動揺する光貴はふとしたきっかけから友人を殴り、暴力の魅力に取り憑かれてしまいます…。
まとめ
映画『カゾクデッサン』は、これから大人になる人と大人になりきれない人に贈る、ビタースイート・ストーリーです。
家族って、どこまでが家族ですか?
意識をなくした女の真っ当な夫と、真っ当じゃない元夫、そして、その息子がワケあってガチでぶつかり合います。
映画『カゾクデッサン』は、2020年3月21日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次ロードショーです。