ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出された、愛と暴力と信仰心を巡る壮絶な年代記、いよいよ日本公開!
映画『ブリムストーン』は、2018年1月6日(土)より新宿武蔵野館ほかで順次公開される主演ガイ・ピアースと、すっかり女性らしくなったダコタ・ファニングで贈る作品です。
イタリアで物議を交わした問題作『ブリムストーン』
秘められら過去を巡り、リズを恐怖に陥れる謎の牧師とは?
今作を鑑賞した評論家からの意見では、“女性蔑視”ではないかと物議を醸した問題作ですが、主演のひとりを務めたガイ・ピアースは次のように考えを述べています。
「全くその逆だと思う。今作は女性蔑視がどういうものかを見せ、それが与えるネガティブな影響を理解させている。牧師自体は女性蔑視であるが、映画そのもの女性蔑視ではない」
きっぱり反論したガイ・ピアース。その真偽のほどは観客のあなたの目で、劇場にて確かめてほしい作品です。
1.映画『ブリムストーン』の作品情報
【公開】
2017年
(オランダ・フランス・ドイツ・ベルギー・スウェーデン・イギリス・アメリカ合作映画)
【原題】
BRIMSTONE
【脚本・監督】
マルティン・コールホーヴェン
【キャスト】
ガイ・ピアース、ダコタ・ファニング、エミリア・ジョーンズ、カリス・ファン・ハウテン、キット・ハリントン
2.映画『ブリムストーン』のあらすじ
小さな村で、年の離れた夫と2人の子供と暮らす美しい女性・リズ。
ある事情で言葉を発することは出来ないものの、村では助産師として頼られる存在でした。
夫の連れ子である長男は少し反抗的だが、概ね幸せに暮らしていました。
しかしある日、村にやってきた一人の男の存在が、彼女の人生を一変させてしまいます。
男は鋼のような肉体と信仰心を持つ牧師でした。
「汝の罪を罰しなければならない」そう告げられたリズの脳裏に壮絶な過去が甦るのです。
そして彼女は、家族に身の危険が迫っていることを伝えるのだが…。
果たしてリズの過去に秘められた“罪”とは。男は何者なのか?
やがて 彼女の家に撃ち込まれた一発の銃弾。それは愛と暴力と信仰心を巡る、恐るべき物語の始まりを告げる…。
3.映画『ブリムストーン』の見どころは
過去に闇を抱えた美しき人妻を演じるのは、『I am Samアイ・アム・サム』で天才子役として脚光を浴び、その後も順調にキャリアを重ねる女優ダコタ・ファニング。
そして彼女を恐怖に陥れる謎の男には、『L.A.コンフィデンシャル』『メメント』などで知られるオーストラリア出身の名優ガイ・ピアースが扮し、強烈な存在感で観客を極限の緊張感へと誘います。
更に次世代の美少女として脚光を浴びるエミリア・ジョーンズや、オランダの名女優カリス・ファン・ハウテン。
また、グザヴィエ・ドラン監督による初の英語作品となる『The Death and Life of John F. Donovan(原題)』の主演に大抜擢され注目の若手俳優キット・ハリントンたち豪華なキャストが共演します。
一体、彼女の過去に何があったのか?
オランダの名匠として知られるマルティン・コールホーヴェン監督が紡ぐのは、時代と信仰に翻弄された一人の女性の力強い生き様。
時に目を背けたくなるような鮮烈な暴力描写が浮き上がらせる壮大な叙事詩。
さて、その先に観客が目にするのは、希望か?絶望か?
子役として脚光を浴び、女優としての進化を遂げたダコタ・ファニングを見届けたい作品です。
ヴェネツィア国際映画祭のみならず、世界中の映画ファンを魅了する、ダコタ演じるリズの壮絶なる運命と真相を見せつけた演技力に注目です。
まとめ
Here it comes ! https://t.co/2S9BETK7ZT Our film #Brimstone in select theatres and on iTunes March 10 @caricevhouten pic.twitter.com/2QHf5ZLj6l
— Guy Pearce (@TheGuyPearce) 2017年3月9日
強靭な肉体と信仰心の強い謎の牧師役に、『エイリアン:コヴェナント』などに出演した名優ガイ・ピアース。
また夫と2人の子どもと暮らす美しい人妻リズに『アメリカン・バーニング』など、常に新境地での演技に挑戦し続けているダコタ・ファニング。
『ハイ・ライズ』などに出演のエミリア・ジョーンズ、『ドクター・エクソシスト』のカリス・ファン・ハウテン、『ゲーム・オブ・スローンズ』のキット・ハリントンたち共演で描く衝撃の問題作!
演出も務めたマルティン・コールホーヴェン監督は、『恋するレストラン』(2005)など、ヨーロッパの映画祭で話題になるものの、今作が世界三大国際映画祭のコンペティション部門の選出は初めてという力作。
その映画祭で問題作として物議を醸したのは、アメリカ南部にある“負の歴史”に焦点を当てながら、監督自らの出身地であるオランダの宗教文化を色濃く見せた点です。
今作映画『ブリムストーン』は、新春2018年1月6日(土)より、新宿武蔵野館ほか順次公開!
全編148分という愛と暴力と信仰心を巡る壮絶なクロニクル(年代記)をお見逃しなく!