映画『ラストレター』は2020年1月17日より全国公開!
2020年1月17日(金)より全国公開されるラブストーリー『ラストレター』。
監督を務めるのは『Love Letter』『スワロウテイル』『花とアリス』など数々の名作で知られる岩井俊二。
初めて出身地である宮城を舞台に描いた本作。手紙の行き違いをきっかけに始まるふたつの世代の男女の恋愛と、その心の再生と成長を描きます。
名優・松たか子、広瀬すず、庵野秀明、森七菜、神木隆之介、福山雅治ら超豪華キャストが一堂に集結。
中山美穂、豊川悦司も参加し、名作『Love Letter』を感じさせる世界観の中で、全く新しい物語を紡ぎます。
この記事では、監督を務める岩井俊二について詳しくお伝えしていきます。
映画『ラストレター』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督・原作・脚本】
岩井俊二
【キャスト】
松たか子、広瀬すず、庵野秀明、森七菜、神木隆之介、福山雅治、中山美穂、豊川悦司
【作品概要】
本作の主人公・裕里を演じるのは映画『告白』『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』、ドラマ『HERO』『カルテット』と数多くの人気作に出演する、今の日本を代表する女優、松たか子。1998年公開の『四月物語』で主人公を演じて以来、久しぶりの岩井作品出演となります。
裕里の姉・未咲と、その娘・鮎美の一人二役に挑戦するのは、映画『海街diary』『ちはやふる』『三度目の殺人』、NHK連続テレビ小説『なつぞら』などで活躍中の、若手のトップを走る女優・広瀬すず。
共演は『容疑者Xの献身』『三度目の殺人』の福山雅治、『桐島、部活やめるってよ』『3月のライオン』の神木隆之介。
1995年公開の岩井俊二監督作品『Love Letter』に主演した中山美穂と豊川悦司も出演し、独特の世界観を醸し出しています。
ほか庵野秀明、森七菜、小室等らが共演。
監督を務めるのは、『Love Letter』『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』など、国内外で高く評価されている名匠・岩井俊二。
SNSが広まっているこの時代で手紙を使った物語は不可能と思われた中、それを可能にするアイディアを思いついてしまったところから、物語の構想がスタートしたと語っています。
名作『Love Letter』に対するアンサー映画となっており、その点でも本作には大きな期待が寄せられています。
映画『ラストレター』のあらすじ
裕里の姉の未咲が、亡くなりました。
裕里は葬儀の場で、未咲の面影を残す娘の鮎美から、未咲宛ての同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられます。
未咲の死を知らせるために行った同窓会で、学校の人気者だった姉と勘違いされてしまう裕里。
そしてその場で、初恋の相手・鏡史郎と再会し、未咲のふりをしたまま彼と文通することとなります。
やがてその内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎と未咲、そして裕里の学生時代の淡い初恋の思い出を辿り始めます。
ひょんなことから彼らを繋いだ手紙は、未咲の死の真相、そして過去と現在、心に蓋をしてきたそれぞれの初恋の想いを、時を超えて動かしていき…。
映画『ラストレター』監督は岩井俊二
参考映像:『花とアリス』』(2003)
映画『ラストレター』で監督を務める岩井俊二は1963年1月24日生まれの映画監督・映像作家・脚本家・音楽家。宮城県仙台市出身。
脚本家としては網野酸(あみのさん)というペンネームを用いることもあります。
学生時代から小説家を目指していました。美術学科に入って趣味として描き、就職活動をせずに、映像関係の仕事に就くためアルバイトをしながら人脈を広げました。
1988年ビーイングなどのミュージック・ビデオの仕事を開始。
1993年テレビドラマ『if もしも~打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を演出し、日本映画監督協会新人賞受賞。
1995年初の長編映画『Love Letter』を監督し大ヒットとなり、数々の映画賞も受賞しました。
1996年代表作『スワロウテイル』を発表。賛否両論あったものの、この作品によって知名度を上げます。
様々な分野に活動を広げ始め、2000年には庵野秀明監督作『式日』に俳優として出演。
同年インターネット上のBBSを使った大衆参加による小説『リリイ・シュシュのすべて』を完成し、映画化。デジタル撮影による新しい方法で行い、仮編集にApplePowerBookによる撮影法をいち早く取り入れました。
『花とアリス』(2003)はWEB配信という新しい上映方法を採用。
2004年に『playwoks』というウェブサイトを開設し、ラジオ番組『円都通信』をスタートさせます。『playwoks』で扱われたシナリオをラジオドラマとして放送する中で、『虹の女神』『BANDAGE バンデイジ』が映画化されました。
2005年よりロサンゼルスを拠点として活動。
2015年長編アニメーション作品『花とアリス殺人事件』を公開。モデルの動きを撮影し、それをトレースしてアニメーションにする「ロトスコープ」を用いて製作しています。
そのほか松たか子主演の『四月物語』、『リップヴァンウィンクルの花嫁』など多数の人気作を生み出しています。
岩井俊二の作品の評価は
参考映像:『リップヴァンウィンクルの花嫁』(2016)
数多くのヒット作を生み出し、独特な映像美で国内外から絶大な支持を得ている監督・岩井俊二。
1993年テレビドラマ『if もしも~打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を演出し、テレビドラマでの受賞は極めて異例の日本映画監督協会新人賞受賞しました。
1995年には『undo』でベルリン国際映画祭フォーラム部門NETPAC賞、第4回日本映画プロフェッショナル大賞受賞。
『スワロウテイル』で第20回日本アカデミー賞優秀作品賞・話題賞受賞。「岩井美学」と呼ばれる映像美に加え、作中の音楽も高い評価を得ました。作中に出てくるバンドYEN TOWN BANDは、オリコンチャートで1位を獲得。
当時人気絶頂だった三上博史、強い個性を放つCHARAを主演に迎え、架空の日本「円都(イェンタウン)」を舞台に、独特の言語を用いるなど無国籍の完全な世界観を作り上げ、絶大な支持を得ています。
岩井俊二の長編映画第1作の『Love Letter』は1995年度『キネマ旬報』ベストテン第3位に加え、読者選出ベストテン第1位を獲得する大人気作となりました。
また出演者も多数の映画賞を受賞。第19回アカデミー賞で、優秀作品賞はじめ、豊川悦司が優秀助演男優賞、柏原崇と酒井美紀が新人俳優賞を受賞。中山美穂はブルーリボン賞、報知映画賞ほか数多くの映画賞で主演女優賞を受賞しています。
日本にとどまらず韓国でも大人気となり、映画の舞台となった小樽には韓国人観光客が大勢訪れるなど大きな社会現象となりました。
本作『ラストレター』は、この大ヒット映画『Love Letter』のアンサー的作品となっており、当時主演した中山美穂と豊川悦司も出演します。
25年の時を経て、どのように熟成した味を醸し出す作品となるのか、大きな期待が寄せられています。
岩井俊二の公式SNSの紹介
岩井俊二の公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。
まとめ
参考:『ラストレター』のツイッターアカウント
映画『#ラストレター』新キャスト発表!
名作『Love Letter』公開から24年#中山美穂 さん、#豊川悦司 さんが再び揃って #岩井俊二 監督作品に出演‼️
豊川さんは、主人公 裕里の姉・未咲の元恋人 阿藤役。中山さんは、阿藤の同居人 サカエ役。
遂に夢の競演が実現します!!#2020年1月17日公開 pic.twitter.com/SkPyYIFfHL
— 映画『ラストレター』公式 (@lastletter0117) October 29, 2019
『Love Letter』『スワロウテイル』『花とアリス』などで国内外から高い支持を得ている名匠・岩井俊二監督によるオリジナル作品『ラストレター』。
男女の手紙のやりとりが、時代を超えて様々な真実を明かしていきます。
名作『Love Letter』のアンサー映画であることにも、大きな注目が集まっています。
主人公の裕里役には、映画『告白』『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』やドラマ『HERO』『カルテット』の、日本を代表する実力派女優・松たか子。
その姉・未咲と娘の鮎美の二役を、NHKドラマ『なつぞら』や『ちはやふる』『海街diary』での活躍目覚ましい若手女優・広瀬すずが務めます。
共演にも福山雅治、神木隆之介、庵野秀明、森七菜、中山美穂、豊川悦司ら人気実力派俳優が揃っており、公開を前に大きな話題を呼んでいる作品です。
豪華な監督・キャストで贈る映画『ラストレター』は、2020年1月17日より全国ロードショーです。