Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

連載コラム

Entry 2019/10/29
Update

【東京国際映画祭2019】のん×片渕須直ほかレッドカーペットに登場!『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』|TIFF2019リポート2

  • Writer :
  • Cinemarche編集部

第32回東京国際映画祭は2019年10月28日(月)から11月5日(火)にかけて10日間開催!

2019年にて32回目を迎える東京国際映画祭。令和初となる本映画祭がついに2019年10月28日(月)に開会され、11月5日(火)までの10日間をかけて開催されます。


(C)Cinemarche

そして本映画祭にて特別招待作品の一つとして上映されるのが、2016年に異例の大ヒットを記録した長編アニメーション映画『この世界の片隅に』の続編的作品にして、前作では描き切れなかったこうの史代の原作漫画における魅力的なエピソードを多く描いた映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』です。

主人公・すずを取り巻く人々の「さらにいくつもの人生」がより深く描かれることで、すずの中にあった温かく哀しい秘密が浮き彫りにしようと試みた本作。

開催初日の10月28日(月)のレッドカーペットでは、片渕須直監督ら制作スタッフ陣、そして前作に引き続き主人公・すずを演じた女優・のんが登壇。

本記事では映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』監督・キャスト陣のレッドカーペットでのご様子をお届けいたします。

【連載コラム】『TIFF2019リポート』記事一覧はこちら

映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』レッドカーペット・リポート


(C)Cinemarche

のんさん


(C)Cinemarche

前作に引き続き主演を務めた女優・のんは、純白のドレスでレッドカーペットに登壇。

その優しさと癒しを感じられる笑顔には、自らが演じた主人公・すずの人柄と笑顔が重なります。

また一般客席では多くの人々からサインを求められ、前作『この世界の片隅に』が、そしてのん自身がどれほどの人々を惹きつけているのかが分かりました。

片渕須直監督


(C)Cinemarche

前作『この世界の片隅に』はもちろんのこと、その徹底された時代考証とストーリーテリング、何よりも卓越したアニメーション描写で知られる片渕監督。

レッドカーペットではメディア報道陣のスチール撮影のみならず、映像インタビューにも対応。様々な質問に対しにこやかに、そして真摯に受け答えを続けました。

真木太郎さん


(C)Cinemarche

スマートな出で立ちで登場した真木は、前作『この世界の片隅に』から企画に携わり、作品の完成とヒットに大きな貢献を果たした一人。

サインを求められるのんや片渕監督の様子を側から見守る姿には、作品の完成を最後まで見届け、見守り続けることができた真木自身の気配りと心遣いを感じられました。

映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の作品情報

【上映】
2019年(日本映画)

【監督・脚本】
片渕須直

【キャスト】
のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓、花澤香菜、澁谷天外(特別出演)

映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のあらすじ

昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃。

広島県・呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始めます。

戦況が悪化し、生活は困難を極めますが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいました。

ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会います。

境遇は異なるものの呉ではじめて出会った同世代の女性に心を通わせていくすず。

しかし、ふとしたことをきっかけに、すずは周作とリンの過去に触れてしまいます。

すず、リン、そして周作。

それぞれが内に秘めた想いを抱えながら、日々を懸命に生きていました。

そして昭和20年の夏がやってきて…。

第32回東京国際映画祭の開催概要

【開催期間】
2019年10月28日(月)~11月5日(火)

【会場】
六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) 、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(千代田区)ほか

※詳細につきましては東京国際映画祭公式サイトにてご確認ください。

【連載コラム】『TIFF2019リポート』記事一覧はこちら


関連記事

連載コラム

【ネタバレ】シンウルトラマン|ゾフィーが“敵ゾーフィ”となった意味は?ゼットン/ザラブとの関係が暴露する“ウルトラマン愛ゆえの疑心”【光の国からシンは来る?13】

連載コラム『光の国からシンは来る?』第13回 1966年に放送され2021年現在まで人々に愛され続けてきた特撮テレビドラマ『空想特撮シリーズ ウルトラマン』(以下『ウルトラマン』)をリブートした「空想 …

連載コラム

映画『ココディ・ココダ』あらすじ感想と考察評価。タイムループで殺人鬼サイコパスや人喰い犬からエンドレスに襲撃される!【シッチェス映画祭2020】|SF恐怖映画という名の観覧車125

連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」profile125 一度心に根差した後悔の気持ちは、自責の念が強ければ強いほど悪夢のように何度も人の心を蝕みます。 暗く薄暗い「後悔」と言う危険なヴェール。 …

連載コラム

無限列車編1話ネタバレ感想|牛鍋弁当×煉獄父子の秘密とふくちゃん声優は?新キャラクターを徹底考察【鬼滅の刃全集中の考察29】

連載コラム『鬼滅の刃全集中の考察』第29回 大人気コミック『鬼滅の刃』の今後のアニメ化/映像化について様々な視点から考察・解説していく連載コラム「鬼滅の刃全集中の考察」。 (C)吾峠呼世晴/集英社・ア …

連載コラム

【恋愛・家族愛】2020年映画ランキングベスト5:今糸を紡ぐように描かれる愛の様々な形《シネマダイバー:もりのちこ選》

2020年のおすすめランキングベスト5 選者:シネマダイバーもりのちこ 2020年は、新型コロナウィルスの脅威に始まり、年末になってもなお深刻な状況が続くという異例の年となりました。そして映画ならびに …

連載コラム

映画『デッドリー・ブライド』ネタバレ感想と結末解説のあらすじ。美しいサイコパス花嫁が理想の家族を追い求める|B級映画ザ・虎の穴ロードショー14

連載コラム「B級映画 ザ・虎の穴ロードショー」第14回 深夜テレビの放送や、レンタルビデオ店で目にする機会があったB級映画たち。現在では、新作・旧作含めたB級映画の数々を、動画配信サービス【U-NEX …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学