Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ヒューマンドラマ映画

Entry 2017/08/07
Update

映画『珈琲哲学』あらすじとキャスト!劇場公開日はいつ?どこ?

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

バリやスマトラといった、コーヒー豆の名産地として、密かに人気があるのがインドネシアだってご存知ですか。

ここインドネシアを舞台にして、コーヒーとともにある豊かな時間と人間関係を描いた映画『珈琲哲學』をご紹介します。

1.映画『珈琲哲學』の作品情報

【公開】
2017年(インドネシア映画)

【監督】
アンガ・ドゥイマス・サソンコ

【キャスト】
チコ・ジェリコ、リオ・デワント、ジュリー・エステル

【作品概要】
コーヒーの名産地を多く有するインドネシアを舞台に、カフェのピンチを救うため完璧なコーヒーを追い求める若者たちの奮闘を描いたドラマ。2016年に第29回東京国際映画祭「CROSSCUT ASIA #3 カラフル!インドネシア」部門上映作品。

劇中に登場する舞台となったカフェ「フィロソフィ・コピ」は、ジャカルタに実在する店舗。そこでは実際に主演のふたりがオーナーを務めています。

2.映画『珈琲哲學』のあらすじ

海外留学から戻ってきたジョディは、亡き父の借金返済にあたりビジネスをはじめることを模索します。

そのパートナーになるベンは、12歳の時から家を出て家族とは疎遠。生活費や学業にかかる費用をジョディから援助してもらう仲の親友でした。

コーヒーの知識などまったくないジョディでしたが、コーヒーについてなら自分はインドネシアで1番を自負するベンとともに、ジャカルタにカフェ「フィロソフィ・コピ」を開業します。

その店舗名どおり、珈琲哲学として“お客には美味しいコーヒーしか提供しない”という理念を持ちますが、開店してから3ヶ月の売り上げは不調でした。

ジョディはカフェ店内にwifiの導入や昼食の提供もしようとビジネスアイデアを出しますが、バリスタのベンは美味しいコーヒーのみを提供すれば良いと言うのみで、ジョディの意見は聞こうとしません。

また、バリスタのベンは採算を度外視した香り高いコーヒー豆のみを仕入れようとその姿勢を譲りません。

ある日、カフェの評判を聞きつけたビジネスマンがカフェを訪れ、“完璧なコーヒー”を作れば1億ルピーの賞金を出すという提案がありました。

バリスタのベンはいつものように強気で、謝礼は10億ルピーにして欲しいと要求。ただし、賭けに負けたらこっちが1億ルピーは自分たちが支払うと言い、身勝手な交渉を成立させます。

ジョディはその事態に賭けに負けたらどうしたらよいのか思い悩みます。

ベンはコーヒーの専門書を購入すると、記載された手順で自信作のコーヒーを焙煎して入れると「パーフェクト」と名付けます。

やがて、コーヒー専門書の著者の娘がジョディとベンの営むカフェを訪れると一緒にいたコーヒー評論家のエルに、ベンは「パーフェクト」を入れて試飲させます。

しかし、エルは悪くないが先々週に飲んだティウスには負けると、コーヒーの味を指摘します。

その後、ジョディとベンは、エルの案内でセノ夫妻のコーヒー農園を訪れます。

ティウスの秘密を知るとともに、自分たちのそれぞれの父親との関係を見つめ直します。

ベンたちはティウスの豆の力を借りてビジネスマンとの賭けに挑みますが、その勝敗を超えて、自分たちの家族や人生について見つめ直しきっかけを得ていく…。

3.アンガ・ドゥイマス・サソンコ監督プロフィール

1985年にインドネシア・ジャカルタに生まれます。

2006年、弱冠21歳の若さで長編第1作となる『Foto, Kotak dan Jendela』を監督、プロデュース。

それから2年後、映画制作会社Visinema Picturesを設立。数多くのミュージックビデオやTVコマーシャルのほか、5本の長編映画を制作しています。

新作映画『プラハからの手紙』(アジアフォーカス・福岡国際映画祭2016出品)ではチェコでの海外ロケを敢行させている。

まとめ


© Visinema Pictures /ココロヲ・動かす・映画社 ○

バリ、スマトラなど名高いコーヒー豆の産地を有するインドネシアならではの物語、それがこの映画の特徴といえるでしょう。

チョット強引ですが…、日本人向けに分かり易く言ってしまいますね。

日本なら農耕民族!稲作!お米にこだわって日本酒を作る酒蔵みたいな感じですかね。(やっぱり強引かな?)

でもこのようなドラマは意外に多く、日本なら日本酒、フランスならワイン、イギリス・アイルランドならウィスキーといった形で、インドネシアだからコーヒーといった点では王道なドラマといえるのではないでしょうか。

例えば、インドネシア産で有名なコーヒーにマンデリンがあります。特有の濃厚なコクと苦味が楽しめますよね。

ほかにも、トアルコ・トラジャならその味は、まろやかでほどよい酸味、豊かなコクと深さが特徴です。

このようにコーヒーは単なる飲み物という意識を超えた、“大人の味であり、大人の嗜好品”。

単純な苦味だけでないのがコーヒーの味わいです。それはなかなか、お子ちゃまに分かるものではないといった具合でしょうか。

今作『珈琲哲學』では、登場するそれぞれの人物が、異なった形で父親との関係に問題を抱えていることに向き合っていく内容です。

それがコーヒーを知ること、飲むこと、味わった大人の感覚になる成長なのかもしれません。

映画とは心の休息である深い人生のコーヒーブレイクようなものともいえるでしょう。

そんな味わいを『珈琲哲學』を観ることで感じてみませんか?苦いのか、深いのか、それとも酸っぱいのか。

今作はあなたの味わい如何で、その人生の深さを知れる作品です。

この作品は2017年に吉祥寺にオープンされる、ココマルシアターで上映予定になっています。

また、情報が入り次第、当サイトで公開予定日を記載いたします!

今しばらくお待ち下さい。

関連記事

ヒューマンドラマ映画

【ネタバレ】トゥー・ダスト 土に還る|あらすじ結末感想と解説評価。ルーリグ・ゲーザ×ショーン・スナイダーで描く心温まるコメディ

悲しくも滑稽な“愛する者”との別れに慰めを求める旅 今回ご紹介する映画『トゥー・ダスト 土に還る』は、敬虔なユダヤ教信者の男が妻を癌で亡くし悲しみにくれつつ、その愛する妻の亡骸がどのように、“土に還る …

ヒューマンドラマ映画

映画『ビーチ・バム』あらすじネタバレと感想。マコノヒー主演にハーモニー・コリン監督が描く愛と芸術とは【原題:The beach bum】

ハーモニー・コリン監督『ザ・ビーチ・バム(原題:The beach bum)』 今回ご紹介するのは作家、映画監督、俳優とマルチな才能を持つ独創的な芸術家、ハーモニー・コリンの映画『ザ・ビーチ・バム(原 …

ヒューマンドラマ映画

『ハケンアニメ!』映画化原作のあらすじネタバレと感想評価。アニメ業界の覇権バトルにラブも加わる熱血エンターテインメント

辻村深月の小説『ハケンアニメ!』が2022年5月に実写映画化! 直木賞作家・辻村深月がアニメ業界で奮闘する人々の姿を描いた小説『ハケンアニメ!』。 さまざまな役割のスタッフの中、監督・プロデューサー・ …

ヒューマンドラマ映画

『新世紀ロマンティクス』あらすじ感想と評価考察。ジャ・ジャンクー監督が中国の激動の時代と1組の男女の人生を追う

『新世紀ロマンティクス』は2025年5月9日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー 『長江哀歌』(2006)のジャ・ジャンクー監督最新作『新世紀ロマンテ …

ヒューマンドラマ映画

インド映画『クイーン旅立つわたしのハネムーン』あらすじとキャスト!

常識を一変させたスタイリッシュなインドガールズムービーがついに誕生! インド本国でのアカデミー賞の最高賞のみならず、釜山国際映画祭など国内外の映画祭で11ノミネートされた話題作。 『クイーン旅立つわた …

Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学