映画『死の谷間』は6月23日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
1974年にロバート・C・オブライエンが発表した小説「死の影の谷間」を基に、『コンプライアンス 服従の心理』のクレイグ・ゾベル監督が映画化!
『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』の体当たり演技で改めて女優として、マーゴット・ロビーに注目が集まり、日本未公開だった『死の谷間』が緊急公開決定!
核戦争で文明が崩壊した世界でありながら、皮肉なまでの美しい自然の中で出会った第2の「アダムとイヴ」にはアダムが2人。
極限の状態で複雑に絡み合う“三角関係の行方”は…衝撃の結末は、ぜひ、劇場でご確認ください!
CONTENTS
映画『死の谷間』の作品概要
【公開】
2018年(アイスランド、スイス、アメリカ合作映画)
【原題】
Z for Zachariah
【監督】
クレイグ・ゾベル
【キャスト】
マーゴット・ロビー、クリス・パイン、キウェテル・イジョフォー
【作品概要】
原作ロバート・C・オブライエンの『死の影の谷間』をニサール・モディが大胆に翻訳して映画化。
主人公のアン・バーデン役を『スーサイド・スクワッド』や『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』と勢いを見せるマーゴット・ロビー主演のサスペンス作品。
そのほかジョン役を『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー、ケイレブ役を「スター・トレック」シリーズや『ワンダーウーマン』のクリス・パインが集結。演出は『コンプライアンス 服従の心理』のクレイグ・ゾベル監督。
映画『死の谷間』のクレイグ・ゾベル監督のプロフィール
クレイグ・ゾベルは、1975年生まれ、アメリカのニューヨーク州出身の監督です。
ノースカロライナ大学芸術学部を卒業後、2007年に脚本も担当したコメディ映画『Great World of Sound』で長編映画デビューしました。
ゴッサム・インディペンデント映画賞など多くの映画賞で注目を集め、デビュー作にして「今年のインディペンデント映画トップ10」に選出。
第2作目の『コンプライアンス 服従の心理』でも多くの映画賞にノミネートや受賞を果たし、多くの映画業界人からも名前が知られる様になります。
本作品『死の谷間』では、クレイグ監督の才能にほれ込んだ、映画監督ゲイリー・ロスや俳優のトビー・マグワイアなど18人の映画業界人が製作をバックアップをしています。
映画『死の谷間』の主要キャスト
マーゴット・ロビー(アン・バーデン役)のプロフィール
マーゴット・ロビーは、1990年7月2日生まれのオーストラリア、ゴールド・コースト出身の女優です。
大学卒業後、演技の道を目指すため、メルボルンに引っ越します。
2008年にイギリスのテレビドラマ『City Homicide』のシーズン2の第2話が女優デビュー作となります。
その後はテレビドラマやインディペンデント系作品に出演。
2011年にアメリカのテレビドラマ『PAN AM/パンナム』でクリスティーナ・リッチと共演したことで注目が集まり、ドラマ終了後もアメリカ映画のオファーが殺到。
2013年公開の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で、オスカー俳優のレオナルト・ディカプリオと共演。
2015年公開の『フォーカス』では、ウィル・スミスなどベテラン俳優の相手役に抜擢されたことで、映画界でも彼女の名前が知られることとなりました。
参考映画:『スーサイド・スクワッド』(2016)
また、2016年公開の『スーサイド・スクワッド』では、ハーレイ・クインを演じたことで日本でも名前が知られるようになりました。
『スーサイド・スクワッド』の続編やスピンオフ企画にも出演予定と「DCエクステンデッド・ユニバース」ではなくてはならない存在となりつつあります。
キウェテル・イジョフォー(ジョン・ルーミス役)のプロフィール
キウェテル・イジョフォーは、1977年7月10日生まれのイングランド出身の舞台、映画俳優です。
13歳の頃からダリッジ・カレッジで演劇を学びます。
1995年に演劇『オセロ』で主演に抜擢されたことで注目されることになります。
1997年にはスティーヴン・スピルバーグ監督作品『アミスタッド』でスクリーン・デビューを果たします。
映画デビュー後も演劇を中心に活動をします。映画界でも名脇役として注目され、その後も数多くの映画に出演します。
2005年に出演した映画『キンキーブーツ』でローラ役を演じたことで強烈なインパクトを残し、その後にミュージカルの舞台化されます。
その舞台化に踏み切った背景には、映画版のローラの存在感のインパクトによる影響が強かったと言われています。
その証拠にゴールデングローブ賞にノミネートされました。
参考映画:『それでも夜は明ける』(2013)
活動のメインでもある演劇では、シェイクスピア関連の劇に数多く出演したこともあり、イギリスの演劇界ではななくてはならない存在となり、2008年には大英帝国勲章を授与されます。
2013年公開の『それでも夜は明ける』ではアカデミー賞に初ノミネートされます。
次回作には『マレフィセント2』やリメイク版『ライオンキング』などの大作にも出演が決定しています。
クリス・パイン(ケイレブ役)のプロフィール
クリス・パインは、1980年8月26日生まれのアメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれの俳優です。
俳優ロバート・パインとグウィン・ギルフォードの間に生まれたクリス・パインは、カルフォルニア大学のバークレー校で英文学の学士号を取得します。
その後、サンフランシスコにあるアメリカン・コンサーバトリー・シアターで演技を学びます。
2003年にテレビドラマ『ER緊急救命室』へのゲスト出演が俳優デビューとなります。
その後、ドラマのゲスト出演を経て、2004年に『プリティ・プリンセス2』のニコラス役で注目を集めます。
2009年には『スタートレック』の映画版新シリーズでカーク船長役に抜擢されたことが転機となり、幅広い層に名前が知られる様になりました。
公開日は未定ですが『スタートレック』の新作でも引き続きカーク役を演じる予定です。
映画『死の谷間』のあらすじ
核戦争によって破滅した世界。
唯一、死の灰を免れた奇跡の谷で生きていた1人の女アン。
かつて、家族と暮らしていた農場で、揺るぎない信仰心に支えられ孤独に耐えて生きていました。
そんなある日、安全な場所を求めて放浪していた科学者ジョンが現れます。
人種も考え方も信仰心も全く異なる2人。共に支えあいながら生活していくうちに、芽生えた感情。
絶望の世界で見つけた「絆」がもう1人の生存者、ケイレブの出現によって一変してしまう…。
映画『死の谷間』の感想と評価
アメリカでは2015年に公開された映画が、今になって公開された背景には、『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーの演技の評価によるものなのかもしれませんが、他にも本作に注目すべき点はあります。
それは『コンプライアンス 服従の心理』で幅広い業界に名前が知られる様になった、クレイグ・ゾベル監督の第3作目ということです。
人間の心理描写をじっくりと描くのが特徴的な監督に加え、イギリスの脚本家ニサール・モディが原作では登場人物が2人だけに対して、3人にするという大胆な脚色を行ったことです。
それはさらに、複雑に絡み合う人間関係を崩壊した世界の中に存在させ、唯一のオアシスという独特の世界観の中で展開させた難しいハードルも超えてみせたゾベル監督。
『死の谷間』はインディペンデント系の作品ながら、有名俳優を起用したことからも次のステージは恐らく、メジャー作品。
様々のプレッシャーによって押しつぶされてしまう監督も多いなか、ゾベル監督には独自のテイスト、独自の心理描写を活かした作品を作り続けてもらいたい、監督の1人です。
脇を固めるキウェテル・イジョフォーやクリス・パインの演技も素晴らしく、出演者が3人しかいないこともあり、俳優とスタッフとの距離が近いこともこの映画の特徴です。
俳優とスタッフが互いに試行錯誤しながら作り上げた映画と言ってもいいのではないでしょうか。
本作が上映される劇場情報
【北海道・東北地区】
北海道 ディノスシネマズ札幌劇場 順次公開
宮城 フォーラム仙台 順次公開
【関東地区】
東京 新宿武蔵野館 6月23日〜
千葉 US千葉ニュータウン 6月23日〜
茨城 USシネマつくば 6月23日〜
神奈川 シネマジャック&ベティ 順次公開
【東海地区】
愛知 シネマスコーレ 順次公開
【近畿地区】
大阪 シネ・リーブル梅田 6月30日〜
京都 出町座 順次公開
【九州・沖縄地区】
宮崎 宮崎キネマ館 順次公開
沖縄 ミハマ7プレックス 順次公開
*上記の情報は6月13日現在のものです。作品の特性からセカンド上映や全国順次公開されることも予想されます。お近くの映画館をお探しの際は、必ず公式ホームページをご覧下さい。
まとめ
本作品『死の谷間』のプロデューサーには、サム・ライミ版『スパイダーマン』で主人公ピーター・パーカーを演じたトビー・マグワイア、製作総指揮には今年公開の映画『オーシャンズ8』の監督でもあるゲイリー・ロスが参加しています。
トビー・マグワイアとゲイリー・ロスのコンビは2003年の『シービスケット』以来となります。
その他にも多くのプロデューサーや俳優、映画監督がこの映画の完成をバックステージからサポートしているということからも、クレイグ・ゾベル監督への期待や応援したいという気持ちが表れていますね!
映画『死の谷間』は6月23日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!