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Entry 2019/07/20
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韓国映画『工作 黒金星と呼ばれた男』ネタバレ感想と結末解説。実在したブラック・ヴィーナスの運命は⁈

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  • 20231113

ベールに包まれた北に潜入した工作員が見た祖国の闇とは?実話に基づく問題作が公開

『タクシー運転手』『1987、ある闘いの真実』など、歴史の裏側に秘められた題材に焦点を当てた社会派映画を、次々と送り出している韓国映画界

その系譜に連なる新たな作品が、『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』です。

核開発疑惑に揺れる北朝鮮に潜入、権力の上層部に接触せよとの密命を帯びた、韓国の国家安全企画部の工作員。彼のコードネームは”黒金星”でした。

僅かなミスで命を失いかねない危険な任務を果てに、時の最高権力者・金日正(キム・ジョンイル)に接見を認められるまでになります

しかしその立場ゆえに、北と祖国が密かに行っていた裏取引を知る事になった”黒金星”。困難な立場に立たされた彼は、祖国を裏切る事になるのか、祖国から見捨てられるのか。

それとも、北が”黒金星”の正体を見破るのか。追い詰められた彼が選んだ決断とは。

映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』の作品情報


(C)2018 CJ ENM CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED

【日本公開】
2019年(韓国映画)

【原題】
공작 / The Spy Gone North

【監督・脚本】
ユン・ジョンビン

【キャスト】
ファン・ジョンミン、イ・ソンミン、チョ・ジヌン、チュ・ジフン、キ・ジュボン

【作品概要】
1990年代北朝鮮内部に潜入し、権力の中枢との接触に成功した韓国工作員の運命を描く、迫真のポリティカル・サスペンス。

監督デビュー作『許されざるもの』で、軍隊の権力構造をテーマに取り上げ、カンヌ国際映画祭の”ある視点”部門に招待されたユン・ジョンビン。その後『ビースティ・ボーイズ』『悪いやつら』『群盗』と、問題作・話題作を手がけた彼の最新作です。

『アシュラ』『哭声 コクソン』で強烈な姿を見せた、韓国を代表する演技派ファン・ジョンミンが、異国で単身スパイ活動に挑む”黒金星”を演じ、その上司を『お嬢さん』のチョ・ジヌンが演じます。

“黒金星”と様々な駆け引きを行う、北朝鮮側の人物として『リアル』『華麗なるリベンジ』のイ・ソンミン、『背徳の王宮』そして『神と共に 第一章 罪と罰/第二章 因と縁』のチュ・ジフンが登場します。

韓国のアカデミー賞とも呼ばれている2018年大鐘賞で、ファン・ジョンミンとイ・ソンミン両名が、主演男優賞を獲得した作品です。

映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のあらすじとネタバレ


(C)2018 CJ ENM CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED

第2次世界大戦後南北に分割統治され、戦争が勃発した朝鮮半島。戦争の休戦後も、南北はスパイを使って水面下で激しく争っていました。

この映画は1990年代に実在したスパイ、黒金星(ブラック・ヴィーナス)を基にしたフィクションです…。

東西冷戦が終結後、核の開発を進める北朝鮮に警戒を強める、韓国の情報機関・国家安全企画部。韓国軍軍人のパク・ソギョン(ファン・ジョンミン)は、北に潜入する工作員としてスカウトされます。

軍の将校である過去を葬るため、別人の様に振る舞い始めるパク。酒に溺れ賭場に出入りし、知人から借金を重ね自己破産し、軍人であった過去と決別します。

国家安全企画部の室長チェ・ハクソン(チョ・ジヌン)は、謀略で北の核開発を知る教授を韓国の学会に招き、篭絡して核開発の情報を得る事に成功します。

しかし核兵器の開発・保有の実態は、北朝鮮の最高指導者・金日正(キム・ジョンイル)直属の、限られた人物しか知らないと聞かされます。

北朝鮮上層部に接触、核開発の実態を掴む目的で、パク・ソギョンが工作員として派遣される事が決定します。彼のコードネームを”黒金星”(ブラック・ヴィーナス)と名付けるチェ室長。

その手段はパクにビジネスマンを装わせて中国に派遣、北の外貨獲得部門と接触し、信頼を得て徐々に権力中枢に迫ろうとするものでした。

こうして中国に送られたパク。1995年当時、中国では南側の工作員が北側に拉致され、殺害される事件が続いていました。

パクは中国で、北の商品を取り扱う在日同胞の男に接触するなど、北の商品に関心のある韓国人ビジネスマンを装います。

狙いは対外経済委員会の所長、リ・ミョンウン(イ・ソンミン)に接近する事でした。

パクは自分が監視されていると気付きます。北側は彼が利用できる人物か、それともスパイであるかを見極めようとしていました。

しかしまだ北側と接触出来ずにいるパク。そこでチェ室長は北の密輸事業をリークし、中国での外貨獲得事業の妨害を行います。

この工作により北の対外経済委員会は、中国に支払う多額の現金を必要とする事態に陥ります。そこでかねて目をつけていたパクに接触を試みます。

こうしてリ所長に接触したパク。取引に提示された条件は北側への誠意として、現金と南側の機密情報を提供する事でした。パクはチェ室長と相談し、手渡す現金と情報を用意します。

改めて厳重な警備の中、リ所長と接触したパク。傍らには、北の国家安全保衛部の課長、チョン・ムテク(チュ・ジフン)がいました。

パクの経歴を調べ、保衛部の立場から彼が工作員ではないかと、強く疑っているチョン課長。

ビジネスの条件として、チョン課長からスパイになれと要求されたパク。しかし彼は拒絶し、交渉は決裂します。しかしリ所長は、改めて彼と会う機会を設けます。

次の会合でもチョン課長に疑われ、怒りの姿勢を見せたパク。その物怖じしない態度を、リ所長は「浩然の気」と呼んで評価します。

パクはチェ室長から渡された、精巧な偽物のブランド時計を渡し、北側の関心を買う事に成功します。

リ所長もパクが工作員でないか、そして信頼できるビジネスパートナーかを、見極めようとしていました。

パクに長期的な事業の提案を求め、同時に骨董の壺を渡し、売って金に換える様求めるリ所長。

渡された骨董は精巧な偽物でした。これは北側に試されているのだと、パクとチェ室長は考えます。

また韓国の国家安全企画部は、北の核開発の現状を掴むのは容易では無いと判断していました。

そこでパクは北朝鮮国内で、南のCM撮影を行う事業を思いつきます。撮影クルーが北に入国する事で、機密を映像に収める機会が得れると考えたのです。

次の会合で北側に、偽物と見抜いて売ったはした金と返礼品を用意し、自分の才覚とビジネスへの熱意を、リ所長に証明してみせたパク。

そして彼は、リ所長にはCM撮影事業を提案します。

北側での資本主義的なCMの撮影に難色を示されますが、パクはキム・ジョンイル総書記に流れる金額を示し、これを手始めに観光事業を展開、南北の事業と交流を拡大しようと訴えます。

パクの提案を上層部に伝えたリ所長。こうしてパクは北側との、事業を通した接触工作に成功します。

1996年4月5日、韓国の総選挙の6日前に38度線で武力衝突が起きます。その結果韓国世論は保守派に流れ、選挙では金大中(キム・デジュン)率いる野党が破れる結果となります。

北がこの時期に、利益を生むCM事業を中断しかねない軍事行動をとった事、そして同時に韓国国家安全企画部の協力者が、死亡事故で亡くなったとの報道に接し、何か不審を感じるパク。

そんなパクの元に、キム・ジョンイル総書記が面会を求めているとの連絡が入ります。4月27日、ピョンヤンに到着したパクは、市内の招待所と称するホテルに連れていかれます。

そこで面会前の、健康状態の精密検査を受けたパク。それは自白剤を注射でした。意識の無いまま、パクは国家安全保衛部のチョン課長の尋問を受けます。

目隠しをされ、車で招待所から連れ出されたパク。次いで船に乗せられた彼は、銃を突きつけられます。

パクにお前の正体は見破った、と告げるチョン課長。パクはチェ室長から渡された品で、自決する事を覚悟します。

以下、『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』ネタバレ・結末の記載がございます。『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


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幸いにもパク・ソギョンは、自分の正体を国家安全保衛部のチョン課長に伝えていませんでした。

厳重な警備の宮殿に招かれたパク。身体検査をされ接見の際の注意事項を伝えられ、対外経済委員会のリ所長と共に、最高指導者との面会に望みます。

現れたキム・ジョンイル総書記(キ・ジュボン)に、CM撮影事業がもたらす利益と、今後の事業展開を説明したパク。リ所長の取りなしもあって、事業の開始が認められます。

北側からは、骨董品の売却ビジネスをもちかけられます。今度は本物の骨董品を託され、その販売は北に多くの外貨をもたらします。

CM撮影事業は韓国では南北融和と、好意的に受け取られます。その一方、国家安全企画部は北の核開発の実態を掴みかねていました。

そこでパクとチェ室長は核開発が行われている地に、骨董品の眠る遺跡調査を名目に立ち入る計画を立てます。

パクはリ所長と共に、目的の地で遺跡調査を行います。しかしそこはピョンヤンと異なり、困窮する人々が溢れる土地でした。その光景にショックを受けるパク。

またパクは、リ所長の部下・キム部長から、貧困に喘ぐ北の人々を救いたいと訴えられます。

しかし彼はその願いを拒絶するしかありませんでした。そのやりとりを、リ所長は密かに盗聴していました。

翌日パクに、キム部長とは2度と会えなくなった告げるリ所長。所長はパクに、我々の事業は40年ぶりに南北が再開したものだと強調します。

無用の疑いをかけられる事は、我々全員の命を脅かすだけではなく、再会した南北の事業を中断させるものだと、言葉を続けたリ所長。

パクはリ所長は、北の体制側にありながら、南北の交流を通じて北が変革する事を、心から求めている人物だと気付きます。

また彼は、パクの正体に薄々気付きながらも、南北事業の継続の為に協力していると察します。

1997年12月、大統領選挙を控えた韓国。選挙戦はキム・デジュン候補が優位に進んでいました。

キム・デジュンが大統領になると、かつて野党に弾圧を加えた国家安全企画部は、存続の危機を迎えます。そこで企画部長はチェ室長に、北の上層部と接触できる工作員を尋ねます。

現在接触可能な工作員は、”黒金星”(ブラック・ヴィーナス)ことパク1人でした。部長は韓国与党の密書を、パクが北の指導部に手渡すよう命じます。

チェ室長はパクに密書を渡します。しかし彼は密書を届ける行為は、工作活動への関与を疑われ、交流事業を中断の危機に晒し、目的の核開発の実態を掴めなくする行為だと訴えます。

しかし組織を防衛する為に必要な愛国的な行為だと、あくまで使命を強要するチェ室長。

パクが密書を渡した事で、韓国の与党議員や国家安全企画部長とチェ室長、北の国家安全保衛部のチョン課長ら軍幹部との密談が、北京で実施されます。

先の選挙前の、南北の軍事衝突に不審を抱いたパクは、北京での南北密談の盗聴を決意します。そしてパクは、南側が北側が軍事攻撃を行う代償に、400万ドルを提供する事実を掴みます。

さらに北の軍部が、40万ドルを得たと知ったパク。韓国政府と国家安全企画部、そして北の軍部は、権力の維持の為に敵を必要とし、互いに癒着していました。

北の軍事挑発で韓国国民の危機感を煽り、キム・デジュンの大統領就任阻止を狙っていると知ったパク。

意を決したパクはリ所長と接触しますが、南の工作は既に北の最高指導部の承認を得て、軍部が動き出している状況でした。このままでは2人が進めた、南北交流事業の継続も危ぶまれます。

絶望するパクに、リ所長は1つ方法が残っていると語ります。ビジネスには2つ意味がある、1つは事業、もう1つは冒険。今度は2人で冒険しようと提案するリ所長。


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リ所長の働きかけで、パクと所長はキム・ジョンイル総書記と面会します。

リ所長は軍事挑発後も、キム・デジュンが大統領当選の可能性が高いと訴えますが、総書記は決定済みと態度を変えません。

そこでパクは、北の体制内部に総書記に支払われた40万ドルを、横取りした者がいると指摘します。彼が盗聴で得た情報で判断した通り、総書記に支払われた金は360万ドルでした。

キム・ジョンイルは体制内に裏切り者がいると知り、調査と軍事行動の中止を命じます。

大統領選を前に北側の軍事挑発は無く、国家安全企画部は動揺します。そしてキム・デジュンが大統領に当選、韓国の政治は大きく変わります。

最高指導者との会談後、自宅にパクを招いたリ所長。彼はパクに贈り物をします。それはかつて彼を評した、「浩然の気」と刻まれたネクタイピンでした。

大統領選を前に北の軍事挑発が無かった事は、内部に裏切り者がいた為と考えた国家安全企画部。チェ室長は会談時北京にいた、パクだと指摘します。

国家安全企画部は”黒金星”(ブラック・ヴィーナス)の情報をマスコミにリークし、パクの名を世間に晒す事で、北側に始末させようと工作します。

その情報をいち早く知ったリ所長は、北朝鮮にいたパクの前に現れ、通行証を渡し直ちに国外に退去しろと伝えます。

南の工作員と関わった者の身に及ぶ危険を、パクは心配しますが、外貨獲得に必要な私は粛清されないはず、と返答するリ所長。

こうして国外に逃れた”黒金星”(ブラック・ヴィーナス)ことパク。その後リ所長、チョン課長の姿を見た者はありません。

韓国では国家安全企画部が権力維持の為に行った、対北朝鮮工作は「北風事件」と追求され、チェ室長は逮捕され、国家安全企画部は国家情報院へと姿を変えます。

2006年、南北のモデルが共に出演するCMが撮影される事になります。記者会見の場で、ここまで来るのに10年かかったと語る監督。

その会場に対北事業を続けている、パクの姿がありました。彼は会場の北側関係者の中に、リ所長の姿を目にします。

黙ってパクから贈られた腕時計を示すリ所長。パクは彼に贈られた、「浩然の気」と刻まれたネクタイピンを示します。やがて2人は静かに歩み寄ります。

2010年6月、対北事業を続けていた”黒金星”(ブラック・ヴィーナス)は、数々の国家保安法違反で逮捕されましたが、2016年に服役を終え釈放されました。

映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』の感想と評価


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南北対立を背景にした極上のスパイ・サスペンス

「007シリーズ」に代表される、荒唐無稽なアクション映画がある一方で、ジョン・ル・カレ原作の『寒い国から帰ったスパイ』のように、敵味方が時に手を組む、権謀術策渦巻く世界として描かれる、スパイ映画の世界

無論『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』は、後者の流れをくむ作品である事は、言うまでもありません。

核開発を巡る諜報戦を期待した方には、意外な展開かもしれません。しかし実話を基に、韓国と北朝鮮の対立の歴史に埋もれた、貴重な事実を描いた映画です。

もっともこの映画を、悪いのは北朝鮮の軍部、さらに悪いのは韓国の旧体制である、という視点で描いた映画と捉える事も可能です。

その一方で北朝鮮の抱える闇、貧困や不法な国際ビジネスなどにメスを入れた作品でもあります。決して”親北”な態度に終わらない、深みを持った作品です。

社会的問題作を世に放つ、ユン・ジョンビン監督らしい作品です。

俳優たちが見せる男たちの演技合戦


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この映画の主要キャストは男性のみ。実話ベースという理由もありますが、いわゆるサービス描写や家庭描写といった息抜き部分は、最低限に抑えられています。

その結果登場人物の思惑がうごめく、全編に緊張感の漂う作品になっています。そういった駆け引きを越えて築かれる、男の信頼と友情の姿は、実に美しく感じられるでしょう。

過去の作品同様、この映画の脚本にも参加しているユン・ジョンビン監督。実に見応えのあるポリティカル・サスペンス映画を完成させました。

そしてこの世界を支える、卓越した演技力を持つ韓国男優陣。抑えた演技の中に、感情や思惑を滲み出させる姿は必見。大鐘賞主演男優賞の、ダブル受賞の実績も納得です

ちなみに劇中に登場する「浩然の気」とは、公明正大で恥じる事の無い、不屈不屈の道徳的勇気を現す言葉。この映画の主人公に相応しい言葉であり、同時にこの映画のテーマを示す言葉でもあります。

まとめ


(C)2018 CJ ENM CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED

渋い展開のスパイ映画が観たい、男臭さが魅力の映画が観たい、という方にお薦めの作品『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』。

黒金星を演じたファン・ジョンミンの抑えた演技は、『アシュラ』で見せた『アウトレイジ』的とでも言うべき、日本のヤクザ映画的な演技を知る者は、その違いに驚くでしょう

その一方で”ビジネスマン”的な卑屈さ、抜け目なさも表現しており、シーン毎で見せる姿に飽きる事がありません。

その相手役で、北側の「浩然の気」を持つ男、リ所長を演じているイ・ソンミン。実は彼の主演作『目撃者』を見ているのに、全く同一の俳優だと気付いていませんでした

本作に対し『目撃者』では自己中心的で、世の不正義に無関心な小市民を演じていたイ・ソンミン。『目撃者』の紹介記事を書く際に、この映画の出演を確認したはずが、すっかり騙された気分です。

韓国映画を支える男優陣の演技力、そしてその層の厚さには驚かされるばかりです。

タランティーノ映画の様な、マシンガントークを駆使した演出とは異なる、韓国男優陣が演じた、緊張感あふれる会話劇映画としてもお楽しみ下さい



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