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Entry 2018/09/21
Update

『プレデターズ』あらすじネタバレと感想。ラスト結末【映画シリーズ3作の内容解説】

  • Writer :
  • かきぴー

1987年、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で公開された大人気映画『プレデター』。『プレデター』は登場以降、人気シリーズになりました。

森や市街地の戦闘だけではなく、あのエイリアンとも戦っている好戦的な種族の「プレデター」。今回は「プレデター」シリーズの3作目『プレデターズ』を紹介します。

映画『プレデターズ』の作品情報


(C)2010 TWENTIETH CENTURY FOX
【公開】
2010年(アメリカ映画)

【原題】
Predators

【監督】
ニムロッド・アーントル

【キャスト】
エイドリアン・ブロディ、トファー・グレイス、ローレンス・フィッシュバーン、ダニー・トレホ、アリシー・ブラガ、オレッグ・タクタロフ、ルイ・オザワ、ウォルトン・ゴギンズ、マハーシャラルハズバズ・アリ、ブライアン・スティール、キャリー・L・ジョーンズ、デレク・ミアーズ

【作品概要】
大人気シリーズ「プレデター」の3作目の作品で、1,2とは直接的な話の続きは見られませんが、1に登場したプレデターと似ているプレデターや、1のプレデターの話をするシーンが存在しています。

監督のニムロッド・アーントルは『モーテル』や『バンディット』など、クライムサスペンスを得意とする監督です。

『プレデターズ』には日本人の「ハンゾー」という人物が登場します。俳優は日系(台湾系)アメリカ人のルイ・オザワが演じています。

映画『プレデターズ』のあらすじとネタバレ


(C)2010 TWENTIETH CENTURY FOX
傭兵のロイスは、突然謎の閃光に包まれると上空から地上へと落下していました。なんとか間一髪パラシュートを開き、一命をとりとめますが、降りた先は場所もわからないジャングルでした。

程なくして自分と同じように数人の人間がジャングルへと降り立ちました。合流したメンバーは、誰一人として自分がなぜ連れてこられ、何処にいるのかもわからない状態です。

集められたメンバーは全員で8人。元軍人のロイス、ロシア特殊部隊隊員のニコライ、メキシコ暗殺部隊のクッチーロ、天才スナイパーのイザベル、アフリカの兵士モンバサ、FBIの指名手配犯スタンズ、ヤクザのハンゾー、そして医者のエドウィンです。

8人に共通しているのは命を扱う仕事、さらに言えば医者のエドウィンを除いた7人は皆殺しのプロです。

自己紹介を終えたロイスたちは、現状を把握するため高台へと向かいました。途中、米軍特殊部隊員(この時点で死んでます)の仕掛けた罠にかかりますが、事なきをえます。

先を急ぐ中、モンバサは木の上をじっと見つめ、見えない何かの気配を探っているような様子を見せます。

その後、高台へとたどり着いた一行は衝撃の事実を知ります。なんと空には大きな惑星が幾つも並んでいて、地球とは全く違う光景だったのです。

ここが地球でないことを理解した一行は、更に探索を進めると謎の大型生命体に奇襲されます。なんとか応戦しますが、クッチーロが死んでしまいます。

自分たちが、何か別のものに狙われていることを悟った一行は、大型生命体の逃げた方向へと向かいます。

何者かがキャンプしているであろう場所へとたどり着くと、殺された生物がまるで「戦利品」のように展示されていました。

ロイスが謎の生命体を発見すると、見えない何かの罠にかかりモンバサが死んでしまいます。

崖から落下して何とか逃げたロイスたちは、展示されていた生命体を見てから様子のおかしいイザベルを問い詰め、ようやく敵の正体へと近づきます。

その名は「プレデター」。かつてアメリカ特殊軍を襲った謎の生命体(プレデター1に出てきたプレデターだと思われます)で、今回の敵と非常によく似ていることが語られます。

その後、プレデターをおびき出すために医者のエドウィンを走らせて囮に使いました。姿を現したプレデターに、天才スナイパーのイザベルが狙撃しますが、弾は外れていました。

すると、ロイスたちの前にはプレデターの格好をした「ノーランド」という黒人男性が現れました。ノーランドは長い間、プレデターとこの星で戦い続けている人物で、プレデターの特徴や宇宙船を持っていることを教えてくれました。

プレデターは獲物(人間)を連れてきて狩りを繰り返し、人間に殺されたら進化してセットでやってくるというものです。(プレデターの種としての適応能力の高さを示唆してます。)

ロイスたちは宇宙船を乗っ取り、キャンプにて捕まっていたプレデターに操縦させることを計画します。ですが、ノーランドが突然裏切ります。

ノーランドは、ロイスたちに親切にするふりをして、武器や食料を奪い取る算段だったのです。火を付けられ煙で窒息しそうになるロイスたちは、銃声でプレデターをおびき寄せます。

逃げたノーランドはプレデターに殺され、ロイスたちも絶体絶命のピンチに陥ります。

この時点で生存しているのはロイス、ニコライ、イザベル、スタンズ、ハンゾー、エドウィンの6人です。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『プレデターズ』ネタバレ・結末の記載がございます。『プレデターズ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
逃げ遅れたエドウィンを助けようとしたニコライは、プレデターに捕まりますが決死の覚悟でプレデター諸共自爆しました。

スタンズは仲間を逃がすために戦い、ハンゾーは刀で応戦しますがプレデターを道連れに倒れてしまいます。

宇宙船へ向かう途中、エドウィンが罠にかかりロイスは見捨てる選択をしますが、イザベルは助けようとします。

ロイスのみ宇宙船へ向かい、エドウィンとイザベルは一緒に行動します。再びプレデターの罠にかかる2人は捕まってしまいます。

ロイスは、プレデターに捕獲されていたプレデターを救出します。宇宙船を起動してもらいますが、2人を捕まえたプレデターに妨害され、あえなくロイスの乗った宇宙船は沈没します。

ロイスの助けたプレデターも死んでしまい、絶体絶命です。エドウィンは捕まっている中、イザベルを植物の神経毒で麻痺させました。実はエドウィンの正体は殺人鬼だったのです。

そこに宇宙船に乗っていたはずのロイスが現れ、イザベルを救出します。エドウィンには爆弾を巻き、爆発させました。爆発でおびき出したプレデターをイザベルとのコンビで、倒すことに成功します。

惑星から脱出できなかった2人は、空から降りてくる新たな”獲物”のパラシュートを見ながら、脱出の方法を考えます。

映画『プレデターズ』の感想と評価


(C)2010 TWENTIETH CENTURY FOX

今作の「プレデター」は非常に好みの作品で、サバイバルホラーの金字塔「バイオハザード」シリーズや、ゲーム「クロックタワー」シリーズを彷彿とさせる内容です。

ホラーのホラーたる由縁とは、未知の生物・事象に対する恐怖です。それは「バイオハザード」であれば動き回る謎の死体、「クロックタワー」であれば大きなハサミで襲いかかってくる人間です。

今作『プレデターズ』はシリーズの続編です。根本的な未知への恐怖は、プレデターが敵だと知ってるため薄れていますが、それでも驚異的な戦闘力を持つプレデターが襲いかかってくるのは圧巻です。

ハンゾーにはツッコミどころ満載なので、気になる方は是非一度視聴して欲しいです。

まとめ


(C)2010 TWENTIETH CENTURY FOX
本作は冒頭の謎の森から猟犬に出会い、最初の犠牲者のクッチーロが倒れるまでテンポよく描き、画面に夢中になっていました。

森のシーンは1のオマージュで、途中イザベルがプレデターの話をした際は非常にワクワクしました。

最終的にプレデターが仲間になる展開は、シュワルツェネッガーの『ターミネーター』に登場するT-800が『ターミネーター2』に登場するときに仲間になった展開をパロディしたのかな?とも考えました。

9月14日からは最新作『ザ・プレデター』が全国劇場にて大好評上映中です!プレデターファンの方は勿論、『プレデターズ』を見て気になった方は劇場まで足を運んでみましょう!

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