『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は
2019年5月31日(金)から全国ロードショー公開中!
レジェンダリー・ピクチャーズが日本の映画製作及び配給を担う映画会社東宝と手を組み製作したモンスターバースシリーズ第3弾。
それが、怪獣映画に疎い人でも何となく姿形を知っている「キングギドラ」や「モスラ」がハリウッド映画の舞台で現れる映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)です。
今回はとにかく派手な怪獣同士の戦いが全力で楽しめる本作の詳細なあらすじと4DX日本語吹替版の感想レビューを紹介いたします。
CONTENTS
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の作品情報
【原題】
Godzilla: King of the Monsters
【公開】
2019年5月31日(アメリカ映画)
【原作】
東宝株式会社
【監督】
マイケル・ドハティ
【脚本】
マイケル・ドハティ、ザック・シールズ
【キャスト】
カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、渡辺謙、チャン・ツィイー、チャールズ・ダンス
【日本語吹替版キャスト】
田中圭、木村佳乃、芦田愛菜、渡辺謙、甲斐田裕子、土師孝也
【作品概要】
ギャレス・エドワーズ監督が製作した『GODZILLA ゴジラ』(2014)から続くモンスターバースシリーズ第3弾。
引き続き芹沢博士役として渡辺謙が続投し、ピーター・ジャクソン版『キング・コング』(2005)に出演した経験のあるカイル・チャンドラーや、大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シリーズでメインキャラを演じるミリー・ボビー・ブラウンなど、豪華出演陣が新たに出演し話題となりました。
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のあらすじとネタバレ
2014年、サンフランシスコに出現した怪獣「ゴジラ」と巨大生物「ムートー」の戦いにより、全世界に巨大生物の存在と、それを調査してきた秘密研究機関モナークの存在が認知されました。
5年後、中国の雲南省で娘のマディソンと2人で暮らすエマは、サンフランシスコの1件で息子のアンドリューを失った過去を引きずり生きていました。
離れた土地で暮らす父のマークに母のことを相談しようとメールするマディソンでしたが、逆に母から「辛いことがあっても乗り越えるように」と諭されます。
朝食の最中に地震が起こり、家の外に出るエマとマディソン。そこはモナークの研究施設であり、エマはモナークの研究者の1人でした。
エマは巨大生物の生体音を解析し、巨大生物とコミュニケーションを取る装置「オルカ」を完成させており、実験の段階に移ろうとしていました。
中国雲南省の基地には巨大生物「モスラ」が眠っていたのですが、遂にモスラは卵から孵化します。そして銃で武装したモナークの隊員たちを視認すると、興奮し始めます。
マニュアル通りモスラを殺処分しようとする上層部に対し、エマはオルカを使いモスラを落ち着かせることに成功します。
しかしその時、基地に銃で武装した男たちが押し入りモナークの研究員や隊員を次々と射殺。モスラは興奮し飛び去り、エマとマディソンは連れ去られてしまいます。
一方、モナークの幹部である芹沢、ヴィヴィアン、そして技術統括官のサムは、巨大生物の存在を野放しにしていることを議員や軍人たちに問い詰められる聴問会に参加していました。
全巨大生物の速やかな殺処分を求める政府に対し、芹沢は巨大生物、特に「王」であるゴジラとの共存を求めますが、話しは平行線のまま進み、エマの誘拐を知った3人は聴問会を後にします。
ゴジラとムートーとの戦いで息子が死んだのを機にモナークを辞めたマークを連れ戻した芹沢たちは、彼に娘のマディソンと妻のエマが誘拐されたことを告げます。
犯人はアランという環境テロリストであり、その目的がオルカの入手であることを察するマーク。危険な状態が目前にあることを感じ、娘と妻を救うためにマークはモナークへの協力を了承します。
海上に建つモナークの施設に移った芹沢は、モナークが全世界で17体の巨大生物を監視し続けていることをマークに告げますが、巨大生物の危険さを知るマークは殺処分しないことに不満気でした。
そこにゴジラが現れ、威嚇を始めました。迎撃態勢を取ろうとするモナークの面々を抑え、ゴジラに敵意が無いことを示すために武装解除を促すマーク。
武装解除したことでゴジラの威嚇はやや収まりましたが、一方でその威嚇が自分たちではなく別の「何か」に向けられたものであることに気がつきます。
エマとマディソンを連れたアランたちは部下を率いて南極にあるモナークの基地を襲撃し、「モンスター・ゼロ(キングギドラ)」の眠る氷棚に爆薬を詰めます。
ゴジラの威嚇相手が別の巨大生物であることに気がついた芹沢たちは、ゴジラが向かう方向を推測し、その場所が南極であることを分析。エマとマディソン、そしてオルカを取り戻すために乗り込むことを決断します。
モナークの戦闘指揮官ダイアンと共に南極基地に乗り込んだマークは、激しい銃撃戦の末にエマとマディソンを見つけ出します。
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の感想と評価
日本の大人気特撮映画「ゴジラ」シリーズに欠かすことの出来ない「ゴジラ」以外の怪獣たち。
その中でも特に人気の高い「キングギドラ」「モスラ」「ラドン」がハリウッドクオリティで登場し、昭和ゴジラの第5作『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964)を彷彿とさせる物語の中で激しい戦いを見せてくれる『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。
建物は次々と倒壊し、ゴジラは熱線、キングギドラは光線を吐く。
2時間を越える上映時間でありながら息をする暇もないほどに次から次へと巻き起こる戦いと破壊に、待ち望んでいたハリウッド版「怪獣映画」を全身に叩きつけられた気分になるほどに熱い作品でした。
物語も「ロマン」を感じさせる要素が次々と盛り込んであり、地球そのものが1つの生物であると唱える「ガイア理論」や、地球の中心には巨大な空洞があるとする「地球空洞説」など、実在する理論を積極的に採用し、鑑賞後も現実を生きる日々に「ロマン」を与えてくれます。
俳優陣も皆魅力的ではありますが、その中でも特に光ったものを見せてくれたのは、日本の誇る名優渡辺謙。
巨大生物をこよなく愛するがゆえに、様々な決断を迫られ苦悩しながらも人類のために立ち向かう芹沢博士の雄姿にも惚れ惚れとしてしまう「怪獣映画」の秀作である本作。
キングギドラの目覚めにより終焉に向かう世界を救う「本当の王」の登場をぜひとも劇場で目に焼き付けてください。
4DX版感想!ド派手極まる怪獣同士の戦いを「体感」出来る感動
本作のメインとなるのはやはり怪獣同士の戦い。
ですが、あくまでも劇中では、その「戦い」を目撃しているマークやマディソンの目線で進みます。
映画やゲームでは未だに通り抜けることの出来ない画面という大きな壁があり、物語を本当の意味で最前線で楽しむことは出来ません。
しかし、本作の4DX上映では座席の揺れや匂い、そして煙や雪の演出によって、世界規模の戦いを繰り広げるゴジラとキングギドラを目の前で見ているマークやマディソンと同じ環境に近づいていました。
正に映画の世界に入り込んだような体験の出来る4DXは手に汗握る興奮のシーンの連続である本作にピッタリであり、自身の映画人生の中でも心に残る体験でした。
まとめ
いかがでしたか。
本作は既に続編が決定しており、なんとその続編には小栗旬の出演も決定しています。
更に広がるモンスターバースの世界に乗り遅れないために、そして世界の危機を肌で身体で体験出来るこのチャンスを逃さないために、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は4DXでの鑑賞をオススメします。