ベトナム映画公開イベント開催
2019年3月23日(土)より新宿K’s cinemaにて公開されるベトナム映画『ベトナムを懐(おも)う』の予告編が解禁されました。
ベトナム戦争時、世界中へ散っていったボートピープルたちの今を描いた本作。
予告編では真冬のニューヨークで年老いた男が、ニューヨーク育ちの孫娘との激しい激突などが描かれています。
さらに3月23日(土)の公開初日にはスペシャルトークイベントが開催。
ゲストに元「アイドリング!!!」の創設メンバーとして活躍し、現在も女優として活動中の美人女優・フォンチーが登壇予定です。
女優・フォンチー登壇のトークイベント
3月23日(土)の本作公開初日に、新宿K’s cinemaにてスペシャルトークイベントが決定。
SPゲストに元「アイドリング!!!」の創設メンバーとして活躍したフォンチーが登壇予定です。
2019年1月にはNHKドラマ『ベトナムのひかり〜ボクが無償医療を始めた理由〜』にも出演し、再度話題を集めている美人女優・フォンチー。
映画についてフォンチーから観た感想や移民問題、映画に込められたメッセージ等深く掘り下げていくトークイベントを予定しています。
フォンチーのプロフィール
フォンチーは1990年12月16日生まれ、神奈川県出身。
ベトナム出身の両親から生まれ、日本で生まれ育ちました。
元「アイドリング!!!」の創設メンバーで、ドラムが得意。
近年の出演作には、フジテレビ月9ドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(2018)、NHK土曜ドラマスペシャル『ベトナムのひかり〜ボクが無償医療を始めた理由〜』(2019)があります。
また、2010年よりベトナムフェスティバルの宣伝部長と総合司会を務めています。
現在、毎週土曜日19:00〜渋谷クロスFM『アーティスト応援部』にてレギュラーMCとして活動中。
趣味は映画観賞とのことなので、フォンチーの視点ならではのベトナム映画の見所や感想が聞けそうですね。
映画『ベトナムを懐う』の予告編
予告が解禁された映画『ベトナムを懐う』は祖国を離れ、ニューヨークで暮らす3世代のベトナム人たちを描いた戯曲が原作。
世代や文化のギャップが生むユーモラスな衝突から、息子とその父親、そして孫娘が対峙することで、ベトナム移民の哀しい背景を描き出した一作です。
予告編は、劇中で鍵となるベトナムの歌が流れる中、戦争に出征するため若かりし頃の主人公・トゥーが妻子と別れるシーンから始まります。
時は移り、真冬のNY。
年老いたトゥーが、NY育ちの孫娘タムとの激しい衝突や叱責を繰り返します。
そして故郷への想いを捨てられないトゥーにタムが突き付ける異文化への違和感など、悲しみと切なさが溢れる予告編となりました。
映画『ベトナムを懐う』の作品情報
【公開】
2019年(ベトナム映画)
【原題】
Dạ cổ hoài lang(英題:Hello Vietnam)
【監督】
グエン・クアン・ズン
【キャスト】
ホアイ・リン、チー・タイ、ゴック・ヒエップ、ディン・ヒウ、ジョニー・バン・トラン、トリッシュ・レ、タイン・ミー、チョン・カン、オアイン・キウ
【作品概要】
『ベトナムを懐う』は祖国を離れ、ニューヨークで暮らす3世代のベトナム人たちを描いた戯曲が原作。
監督は韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』(2012)をベトナムでリメイクした『輝ける日々に』(2018)のグエン・クアン・ズン。
主演のホアイ·リンは、コメディアンであり俳優であり、MCなどもこなす超人気有名人。
チー·タイもホアイ·リンと同じくベトナムのお笑い界に欠かせないコメディアンで、2人がコンビで共演している作品も多数公開されています。
原題の『Dạ cổ hoài lang』は戦地に赴いた夫を待つ妻の切なさを歌う曲名で、劇中でも主人公のトゥーと幼馴染のナムが、祖国を想い歌う場面も登場します。
映画『ベトナムを懐う』のあらすじ
1995年のニューヨーク。
雪の中を老人ホームから抜け出してきたトゥーは、息子グエンと孫娘タムのアパートに転がり込みますが、ボーイフレンドの誕生日を祝おうとしていたタムは祖父の乱入に困惑を隠せません。
ベトナムの思い出を語るトゥーとアメリカ育ちのタムの溝は深まるばかりで、ついにタムの怒りが爆発、トゥーは家を飛び出します。
そこへ帰って来たグエンは故郷への哀しい思いを語り始めました。
なぜグエンは祖国を捨てたのか。
タムはベトナム移民である自分の知られざるルーツと家族の歴史を知ることになり…。
まとめ
2019年3月23日(土)より新宿K’s cinemaにて公開されるベトナム映画『ベトナムを懐(おも)う』。
解禁された予告編からは、祖国を遠く離れたベトナム移民たちの寂しさが伝わってきます。
また、本作公開初日には女優フォンチーを招いてのトークイベントを開催。
ベトナム人の両親を持ち、日本で生まれ育った彼女ならではの感想が聞ける、貴重な機会です。
映画『ベトナムを懐(おも)う』は、同じくベトナム映画の『漂うがごとく』と同時上映。
どちらもベトナムの“現在と歴史”を感じられる良作。
ぜひお運びください。