ギリギリの女たちを描く、烈しくもあたたかい超ド級人間ドラマ『三姉妹』が2022年6月17日(金)に日本公開決定!
第42回青龍映画祭をはじめとした韓国の主要映画賞で女優部門の受賞を軒並み果たし、第25回釜山映画祭パノラマ部門にも出品された『Three Sisters』(英題)を『三姉妹』の邦題で2022年6月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開することが決定しました。
真正面から自らと対峙し、もがき、苦しみながらも新たな希望を見出していく三姉妹の姿を、ユーモアを交えながらも激しく活写した作品『三姉妹』。
情報とともに場面写真が解禁となります。
映画『三姉妹』について
第16回大阪アジアン映画祭の特別注視部門に出品され、上映後にはSNS上で絶賛のコメントが並び、映画祭の観客の心を掴んだ現代を生きる烈しくも温かい三姉妹の絆の物語『三姉妹』。
監督は長編デビュー作『Communication & Lies』(15)で第20回釜山国際映画祭NETPAC賞に輝き、本作が長編3作目となるイ・スンウォン。イ・チャンドン監督がその手腕を激賞する鬼才監督です。
『オアシス』(02/イ・チャンドン監督)で第59回ヴェネツィア映画祭の新人賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞に輝き、以後もパク・チャヌクやホン・サンスといった韓国の名匠監督たちとタッグを組み世界を魅了してきた名優ムン・ソリが主演。その脚本に感銘を受け、主演を務めるとともに共同プロデュースを買って出ました。
韓国の主要映画祭である、第42回青龍映画祭(最優秀主演女優賞・最優秀助演女優賞)、第57回百想芸術大賞(最優秀助演女優賞)、第41回韓国映画評論家協会賞(最優秀主演女優賞・最優秀助演女優賞)、第30回釜日映画賞(最優秀助演女優賞)の女優部門で次々に受賞を果たし、韓国映画界を席捲。
またイ・チャンドン監督は「非凡な映画。何を想像しても、それ以上。」と絶賛のコメントを寄せています。
長女ヒスクを演じたのは、韓国の名バイプレイヤーであるキム・ソニョン。日本でも一大ブームとなったドラマ『愛の不時着』で、北朝鮮の人民班長ナ・ウォルスク役を人情味あふれながらもコミカルに演じたことで話題となりました。今回も悲哀に満ちながらもどこか可笑しみを感じさせる熱演を披露しています。
ムン・ソリは完璧な人間として気丈に振る舞いながらも徐々に仮面が剥がれていく次女ミヨンを演じます。
三女ミオクには、長年トップモデルとして第一線で活躍し、2015年の韓国で年間一位の興行収入を記録した『ベテラン』で映画デビューを果たしたチャン・ヨンジュが抜擢されました。自暴自棄になり感情を爆発させる劇作家ミオクを体当たりで演じています。
映画『三姉妹』の場面写真
三姉妹たちが印象的な表情で、同じ何かをみつめている場面写真が公開されました。
高級感あるドレスを着て手を胸に当てた美しい女性、金髪にチェックのジャケットを羽織った自由人的な女性、奥にいるほつれ髪に苦労のあとが見える女性。
成長してそれぞれ個性が分かれた三姉妹たちですが、その誰もが驚いてなにかをみつめているように見えます。
彼女たちが思わず同じ表情となってみつめずにはいられないものとは一体何なのでしょうか。
おそらくは物語の核心に迫るショットに違いありません。三姉妹たちの絆がどのように描かれるのか期待が高まります。
映画『三姉妹』の作品情報
【日本公開】
2022年(韓国映画)
【英題】
Three Sisters
【監督・脚本】
イ・スンウォン
【キャスト】
ムン・ソリ、キム・ソニョン、チャン・ユンジュ、チョン・ハンチョル
映画『三姉妹』のあらすじ
韓国・ソウルに暮らす三姉妹。
長女のヒスクは別れた夫の借金を返しながら、しがない花屋を営み、一人娘には疎まれ相手にされなくても“大丈夫なフリ”をして日々をやり過ごしています。
次女ミヨンは熱心に教会に通い聖歌隊の指揮者も務める模範的な信徒。高級マンションに暮らし“完璧に”家庭でも振舞いますが、そんな日常は次第にほころびを見せ始めます。
三女ミオクは劇作家としてスランプに陥り自暴自棄となって昼夜問わず酒浸りの日々を送り、夫の連れ子である息子の保護者面談に“酔っていないフリ”で乗り込む始末。
性格、仕事、生活スタイル、全てが異なる人生を送る彼女たちは、父親の誕生日を祝うために久しぶりに一堂に会し、蓋をしていた幼少期の心の傷と向き合うことになりますが…。
まとめ
三姉妹の姿を、ユーモアを交えながらも激しく映し出す韓国映画『三姉妹』。
それぞれあがきながらも自らに向き合い、新たな明日へと踏み出していく姿が綴られます。
脚本に感銘を受けた名優ムン・ソリが、主人公の次女・ミヨンを演じるとともに、共同プロデュースも務めています。
映画『三姉妹』は、6月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開です。