ヨーロピアンフィルムマーケットで注目を浴びた話題作
2019年、ベルリン映画祭と並⾏して開催されるヨーロピアン・フィルム・マーケットやロカルノ映画祭で上映され話題作『THE GIRL WITH A BRACERET』(英題)。
その映画『THE GIRL WITH A BRACERET』(英題)が邦題『ブレスレット 鏡の中の私』として、2020年7⽉31⽇より全国公開されることが決定しました。
本記事では、場面写真・予告編をあわせてご紹介します。
映画『ブレスレット 鏡の中の私』について
本作は、親友を殺した罪に問われている主⼈公「リーズ」を巡る物語です。
法廷という特異な状況を舞台に、演技⼒が求められる本作にて主演のリーズを演じたメリッサ・ゲールは、16歳という多感な少⼥を⾒事に演じきっています。
さらに⽗親役には『あるいは裏切りという名の⽝』のロシュデイ・ゼムが出演し、裁判を通し娘の別の顔を知って動揺する⽗親という難しい役どころを安定感ある演技で下⽀えしています。
また、『今宵、212号室で』でカンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞を受賞したキアラ・マストロヤンニが、母親役で特別出演し、物語に深みを与えました。
映画『ブレスレット 鏡の中の私』の予告編
このたび解禁されました予告編では、被告人のリーズが被害者のフローラとの関係を「親友でした」と法廷で証言する姿が映し出されています。
リーズは無罪を主張し、娘の無実を信じて証言をする両親でしたが、我が子の知られざる面を目のあたりにし、「自分の娘が他人のようだ」と困惑します。
また、明るみになる交友関係からも疑惑が生じてきます。
そして、裁判を通して次々とあがる証拠は真実なのでしょうか?
予告編の最後には、ある裁判官が「16才の心が、友情が、愛が、私達に理解できますか?」と問いかけます。
ポスタービジュアルのコピーと同じこの問いかけが、多感な思春期の絡まりあった心情にスポットを当てているかのようです。
映画『ブレスレット 鏡の中の私』の作品情報
【日本公開】
2020年(フランス・ベルギー合作映画)
【英題】
THE GIRL WITH A BRACERET
【監督・脚本】
ステファン・ドゥムースティエ
【キャスト】
ロシュディ・ゼム、メリッサ・ゲール、アナイス・ドゥムースティエ、キアラ・マストロヤンニ
映画『ブレスレット 鏡の中の私』のあらすじ
16才のリーズは、親友のフローラを殺した罪に問われ、裁判が始まります。
リーズは無罪を主張し、両親も当然ながら、我が娘の無実を信じて何度も法廷に⽴ちました。
裁判が進むにつれ、友⼈の証⾔などからリーズの交友や私⽣活が明らかになり、親友のフローラとの間にも確執が⽣じていたのでは?殺害の動機があるのでは?と疑われるようになります。
リーズの両親は、⾃分たちの知らない娘の交遊を⽬の当たりにし、⾃分の娘がまるで他⼈であるかのように思えるほど、思い悩まされます。
裁判が続く中、弟のジュールが、ガレージでナイフを⾒つけました。
両親はそのナイフが、フローラを殺害した凶器なのでは?と思い始め、リーズ本⼈に問いかけるも、リーズはもちろん、「そんなナイフなど知らないし、誰が持ち込んだのかも、誰のものかもわからない」と言います。
果たして、⾔い渡される判決の内容とは?そして、タイトルの《ブレスレット 鏡の中の私》が意味するものとは?
まとめ
本作は、映画買付のプロたちが集うマーケットで話題となり、本国フランスで公開されるやいなやハリウッドリポーターをはじめとした映画サイトなどで好意的なレビューが数多く発信され、注目を集めました。
無実を主張する主⼈公「リーズ」と、⾃分たちの知らない娘の姿を⽬の当たりにして思い悩む両親、そして、次々と明かされる友⼈たちの証⾔などから、真相は曖昧になり、真実が度々変化していく様に目が離せないことでしょう。
ぜひ、その真相の行方をスクリーンで見届けてください。
映画『ブレスレット 鏡の中の私』は、2020年7⽉31⽇より全国順次ロードショーです。