突然訪れた長男の死によって巻き起こる家族の混乱と再生を、ユーモアをまじえつつあたたかく描いた感動作。
映画『鈴木家の嘘』は、11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開です。
この度、明星/Akeboshiが手掛ける主題歌「点と線」が流れる90秒の予告映像が解禁されました。
第31回東京国際映画祭への出品も発表された映画『鈴木家の嘘』をご紹介します。
映画『鈴木家の嘘』とは
本作『鈴木家の嘘』は、“作家主義と新人発掘”をテーマにした松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクトの第6弾です。
同プロジェクトは、過去に『滝を見にいく』(沖田修一監督)、『恋人たち』(橋口亮輔監督)、『ピンカートンに会いにいく』(坂下雄一郎監督)などの話題作を世に送り出しています。
本作が劇場映画初監督デビュー作となる野尻克己監督は、橋口亮輔監督『恋人たち』、石井裕也監督『舟を編む』、大森立嗣監督『セトウツミ』ら、数多くの作品で助監督を務めてきました。
個性派ぞろいのキャスト
鈴木家の家長である父・幸男役を岸部一徳、母・悠子役を原日出子、ひきこもりの長男・浩一役を加瀬亮が演じています。
そして、鈴木家の長女・富美役は、ワークショップを経て400名もの応募者から選ばれ、瀬々敬久監督作『菊とギロチン』でもヒロインを務めた注目の新星・木竜麻生が務めました。
そのほか、岸本加世子や大森南朋ら演技派俳優が、個性的なキャラクターの親族を魅力的に演じています。
映画『鈴木家の嘘』の予告編解禁
この度解禁された90秒の予告編は、鈴木家の長男・浩一の突然の死にショックを受け倒れた母・悠子が病院で目覚める場面からはじまります。
悠子に「浩一は?」と聞かれ、母が記憶を無くしていることに衝撃を受けた娘・富美がとっさに「お兄ちゃん、ひきこもりやめてアルゼンチンで働いてる!」と嘘をつき、家族全員が巻き込まれていきます。
母を悲しませないため必死に嘘をつき続ける家族でしたが、段々と後悔の念が生まれ始め…。
予告編で流れている主題歌「点と線」は、本作で映画音楽も担当している明星/Akeboshiが、本作のために書き下ろした楽曲です。
明星/Akeboshiは、橋口亮輔監督作品『ぐるりのこと。』『恋人たち』などの主題歌を手がけたことでも知られるシンガー・ ソングライターです。
主題歌「点と線」が映像に深みを与え、独特の優しい歌声とともに、家族それぞれ胸の内に秘めていた想いがあふれだしていきます。
母が嘘に気づいた時、家族はどうなるのか?鈴木家の未来を想像させる予告映像となっています。
映画『鈴木家の嘘』東京国際映画祭出品決定
本作『鈴木家の嘘』は、第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門への正式出品が決定しました。
日本映画スプラッシュ部門は、海外への飛躍を強く意識した部門であり、活気に溢れ勢いを増す日本のインディペンデント映画から、特に個性が強く独創性とチャレンジ精神に富んだ作品が選出されています。
過去には、大ヒットとなった『百円の恋』(武正晴監督)なども出品された同部門で、気鋭・野尻克己監督が初監督を務めた本作に注目が集まります。
映画『鈴木家の嘘』の作品情報
【公開】
2018年(日本映画)
【監督・脚本】
野尻克己
【キャスト】
岸部一徳、原日出子、木竜麻生、加瀬亮、岸本加世子、大森南朋
【音楽・主題歌】
明星/Akeboshi『点と線』(RoofTop Owl)
【作品概要】
監督を務めたのは、本作が劇場映画初監督デビューとなる野尻克己。
『滝を見にいく』(沖田修一監督)、『恋人たち』(橋口亮輔監督)を生み出した松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクトの第6弾。
第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門へ正式出品作品。
映画『鈴木家の嘘』のあらすじ
あまりにも突然に訪れた長男・浩一の死。
ショックのあまり記憶を失った母のため、遺された父と長女は一世一代の嘘をつきます。
ひきこもりだった浩一は、扉を開けて家を離れ、世界に飛び出したのだと…。
まとめ
母の笑顔を守るべく奮闘する父と娘の姿をユーモラスに描きつつ、悲しみと悔しみを抱えながら再生しようともがく家族の姿を丁寧に紡ぐ感動作『鈴木家の嘘』。
明星/Akeboshiが手掛ける主題歌『点と線』が胸に響く90秒の予告編が解禁され、第31回東京国際映画祭への出品も発表されました。
野尻克己監督の劇場映画初監督作品、映画『鈴木家の嘘』は、11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開です。
ご期待ください。