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Entry 2018/07/27
Update

『スピルバーグ!』映画監督の真実に迫ったドキュメンタリー独占日本初放送!

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウエストワールド』などで知られるHBOが製作。

ドキュメンタリー『スピルバーグ!』は、BS10スターチャンネルにて独占日本初放送されますが、冒頭3分間の映像を特別解禁!

ドキュメンタリー『スピルバーグ!』とは


© 2018 Home Box Office Inc. All rights reserved. HBO and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

2017年10月の全米放送時に大きな話題を呼んだ、ドキュメンタリー『スピルバーグ!』

2度のアカデミー賞監督賞に輝き、ヒット作の数々で映画史にその名を刻んできたスティーブン・スピルバーグ監督の独占ロングインタビューを中心に、希代のフィルムメーカーの成り立ちをひも解く作品です。

その次々に登場するフィルムメーカーがまたスゴイ!

映像作家では、マーティン・スコセッシジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラブライアン・デ・パルマロバート・ゼメキスJ・J・エイブラムズたち。

スピルバーグ監督と親交が深い彼らが登場します。

また俳優では、盟友トム・ハンクスを筆頭とした、トム・クルーズレオナルド・ディカプリオダニエル・デイ=ルイスリーアム・ニーソンハリソン・フォードダニエル・クレイグたちと監督の作品で起用してきた彼らが登場。

貴重なエピソードを伝えるほか、映画ファンを魅了してきた傑作の数々の名シーンも交えられています。

名匠スティーヴン・スピルバーグの映画人生を、自主映画から最新監督作品まで時系列に添って網羅、分析・批評とともに作品の秘密を探ってていきます。

‟父と息子の関係”や‟父性の不在”はスピルバーグ作品に通底するテーマだが、少年時代の両親の離婚や、実父との確執に対する知られざる真実は必見です。

果敢に意欲作を制作したスピルバーグ監督

テレビ映画の常識を変えた『激突!』(1971)


© 1971 Universal City Studios, Inc.All Rights Reserved.

1971年にテレビ映画として制作した『激突!』は、テレビドラマとしては極めて珍しい台詞を抑えるという手法で、サスペンス巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督ばりの演出で評判を呼びました。

この作品は海外では劇場公開され、スピルバーグ監督の名前は世界に広く知れわたります。

その後、内容は続編ではないものの、1974年に『続・激突! カージャック』で、劇場映画デビューを果たします。

海洋サスペンスの金字塔『JAWS/ジョーズ』(1975)


© 1975 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.

1975年に公開された『ジョーズ』以前は、パニック映画と呼ばれるジャンルでは、多くの名優を集めた“パニック超大作”といった、『大空港』(1970)やその後の「エアポート」シリーズ、『タワーリング・インフェルノ』(1974)など制作されていました。

しかし、そんなパニック映画も量産されるとともに、勢いをなくしていきます。

そこに登場したのがスピルバーグ監督の名作『ジョーズ』で、以後はパニック映画路線は巨大な動物が人間を襲撃するといった作風に変わっていきます。

テレビ映画『激突!』もそうですが、制作予算を抑えながらも、演出やアイデアで映画を見せられることを、いち早く見せたのもスピルバーグ監督の手腕でした。

しかも、それまでの『ゴッドファーザー』の記録を破り、1977年に当時は盟友のルーカス監督の『スター・ウォーズ』に抜かれるまでは、世界歴代興行収入1位を大ヒット記録して、一流監督の仲間入りを果たします。

侵略者ではないインベーダー(宇宙人)登場『E.T.』(1982)


© 1982 Universal City Studios, Inc.All Rights Reserved.

1977年に公開作『未知との遭遇』では、人類と宇宙人のコンタクトを描いた作品で話題となります。

それまでのSF映画に登場する宇宙人といえば、インベーダーとして地球を侵略するのが定番でした。

もちろん、その背景には当時アメリカ本土を攻撃や侵略するということは、常識を超えたありえないことでした。

SF映画ではその代役を宇宙人に務めさせましたが、スピルバーグ監督は、その常識も覆そうと『未知との遭遇』の友好的な宇宙人を登場させることを試みます。

その後、満を持し登場するのが、1982年公開の『E.T.』でした。


© 2018 Home Box Office Inc. All rights reserved. HBO and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

言うまでもなく、この作品で少年と宇宙人の出会いと別れを描いた作品ではありますが、それだけではなく、スピルバーグ監督の少年時代の両親の離婚や、実父の思いも描かれるなど、単にSF娯楽作ではいメタファーも描かれていました。

スピルバーグ監督はヒット作を飛ばしながら、人間の内面を描くことにも秀でた監督として成長を見せていきます。

まとめ

ドキュメンタリー『スピルバーグ!』の内容には、スピルバーグ監督がデヴィッド・リーン監督のピーター・オトゥール主演作『アラビアのロレンス』を観て、「映画作り以外に、私の進む道はない。生涯を懸けると誓った」と語る様子も見られます。

また、名作『ジョーズ』をはじめ、『未知との遭遇』『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』『宇宙戦争』『シンドラーのリスト』など、誰もが知る数々の監督作の名場面も交えて紹介。

これらについて、スピルバーグ監督が自らその原点を明かす貴重な独占インタビューは、まさに映画ファンには必見の資料的映像ですね。

「スピルバーグ!」は8月3日から、BS10スターチャンネルで独占日本初放送

お見逃しなく!

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