Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/09/16
Update

映画『パリのどこかで、あなたと』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。セドリック・クラピッシュ新作のラブストーリーとは?

  • Writer :
  • 石井夏子

セドリック・クラピッシュ監督の最新作で、
アナ・ジラルド&フランソワ・シヴィルが共演。

『スパニッシュ・アパートメント』(2001)、『ロシアン・ドールズ(2005)、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(2013)からなる“⻘春三部作”や、『おかえり、ブルゴーニュへ』(2017)など、都会や田舎を舞台にごくありふれた人々とその日常を映し出してきた、セドリック・クラピッシュ監督。

(C) 2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE – STUDIOCANAL – FRANCE 2 CINEMA

クラピッシュ監督の最新作『Deux Moi(原題)』が、『パリのどこかで、あなたと』という邦題で、2020年12月11日(金)より公開することが決定しました。

特報映像や、ポスタービジュアル、場面写真とともに本作をご紹介します。

映画『パリのどこかで、あなたと』について

(C) 2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE – STUDIOCANAL – FRANCE 2 CINEMA

本作は、SNSでは埋められない孤独や、仕事に対する不安を抱える男女が、葛藤しながらも過去を受け入れ前進する姿を描いた物語

“都会に暮らす大人”たちが抱える悩みや寂しさを、30歳という人生の節目の年齢を迎えた男女を通して丁寧に映し出しています。

現代フランス映画界を代表するセドリック・クラピッシュ監督が、監督と共同脚本を兼任

主演を務めるのは、フランスの映画・テレビ・演劇界で活躍するアナ・ジラルド。がんの免疫治療の研究者として働く傍ら、プライベートではマッチングアプリで一夜限りの恋を繰り返すも、ありのままの自分をさらけ出すことができずに悩む女性メラニーを繊細に表現しました。

さらに、第72回カンヌ国際映画祭で将来の活躍が期待される若手俳優に贈られるショパール・トロフィーを受賞し、フランスでいま人気急上昇中のフランソワ・シヴィルが、仕事に悩みやストレスを抱えながらも前向きに生きようともがくひたむきな男性レミーを演じています。

アナ・ジラルドとフランソワ・シヴィルは、『おかえり、ブルゴーニュへ』に続き、クラピッシュ監督作品にて共演します。

映画『パリのどこかで、あなたと』の特報映像


特報映像では、隣り合うアパートメントで暮らしながらもまだ巡り合っていない2人のシーンから始まります。

過去の恋愛を引きずり心の穴を埋められないメラニーと、内気で恋愛に不器用なレミー。

それぞれが、マッチングアプリを使ってみたり、気になる同僚とデートしてみたりと、悩みながらも“人との繋がり”を求め、きっとそばにある運命の出会いを期待させる内容になっています。

セドリック・クラピッシュ監督のプロフィール

参考動画:『おかえり、ブルゴーニュへ』(2017)

本作で監督と脚本を務めたセドリック・クラピッシュ(Cédric KLAPISCH)は、1961年9月4日、フランス・ヌイイ=シュル=セーヌ出身

ニューヨーク大学で映画制作を学びました。1985年にフランスに戻り、レオス・カラックスの作品のスタッフなどを務めます。

1992年、初めての長編映画『百貨店大百科』でセザール賞にノミネートされ、注目を集めます。

その後、『猫が行方不明』(1996)ではベルリン国際映画祭の映画批評家協会賞を受賞

そのほかの代表作に、『スパニッシュ・アパートメント』(2001)、『ロシアン・ドールズ』(2005)、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(2013)からなる〝青春三部作″や、『PARIS』(2008) 、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』 (2013)、『おかえり、ブルゴーニュへ』(2017)などがあります。

映画『パリのどこかで、あなたと』の作品情報

(C) 2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE – STUDIOCANAL – FRANCE 2 CINEMA

【日本公開】
2020年(フランス映画)

【原題】
Deux Moi

【英題】
Someone, Somewhere

【監督】
セドリック・クラピッシュ

【脚本】
セドリック・クラピッシュ、サンティアゴ・アミゴレーナ

【キャスト】
アナ・ジラルド、フランソワ・シヴィル ほか

映画『パリのどこかで、あなたと』のあらすじ

(C) 2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE – STUDIOCANAL – FRANCE 2 CINEMA
パリの隣り合うアパートメントでひとり暮らしをしている30歳のメラニーとレミー。

がんの免疫治療の研究者として働くメラニーは、元恋人との恋愛を引きずりながらも仕事に追われる日々を過ごしていました。

一方、倉庫で働くレミーは、同僚が解雇されるも自分だけ昇進することへの罪悪感とストレスを抱えています。

その影響から、メラニーはいくら寝ても寝足りない過眠症に、レミーは眠れない不眠症に苦しむ日々が続き、2人はそれぞれセラピーに通い始めることに。

そんな中、友人からマッチングアプリを勧められたメラニーは、出会った男性たちと一夜限りの関係を繰り返していましたが、過去の失恋で空いた心の穴を埋められずに思い悩みます。

かたや、元同僚への罪悪感を抱えながら孤独な日々を送るレミーは、職場で出会った女性とデートをするも、うまく距離を縮めることができません。

都会の喧騒の中で、同じ電車に乗り、同じ店で買い物をして、同じように孤独を埋められない2人は、道ですれ違うことはあっても知り合うことはなく…。

まとめ

世界で最も美しい街・パリに住む2人の人生が交わることはあるんでしょうか?

そして、その出会いは2人の人生を変えるものとなるんでしょうか?

パリに暮らす不器用な男女の出会いを描くフレンチ・ラブストーリーが日本上陸です。

映画『パリのどこかで、あなたと』は、2020年12月11日(金)より、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、kino cinéma立川髙島屋S.C.館、kino cinéma横浜みなとみらいほか全国順次ロードショー




関連記事

新作映画ニュース

『パーフェクトワールド 君といる奇跡』あらすじとキャスト。主題歌はE-girls

大人気漫画『パーフェクトワールド』を、岩田剛典、杉咲花のW主演で実写映画化。 映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』は2018年10月5日(金)より全国公開。 この度、E-girls書き下ろしの主 …

新作映画ニュース

ゆうたろう主演映画『僕らはみーんな生きている』DVDセル&リリースは2023年12月1日。発売盤には未公開映像も収録!

映画『僕らはみーんな生きている』は2023年12月1日(金)よりDVDセル&リリース開始が決定! 《これが“愛”と“正義”なのでしょうか?》 2人の若者が目にした《気持ち悪い大人》。無気力に …

新作映画ニュース

映画『さよなら、ティラノ』あらすじ/キャスト/予告編。手塚プロのアニメと坂本龍一の音楽が融合する!

坂本龍一が33年ぶりにアニメ映画の音楽を手がける。 シリーズが累計200万部をこえる宮西達也の大ヒット絵本作品ティラノサウルスシリーズ。 (C)2018 “My TYRANO” Film …

新作映画ニュース

映画『あのこは貴族』あらすじ。キャストは門脇麦×水原希子で描くシスターフッドムービー!

監督・岨手由貴子×原作・山内マリコ。 マンネリカップルが妊娠をきっかけに互いの背景や関係を見つめ直す初のオリジナル長編作品『グッド・ストライプス』で、新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子監督、待望の長編 …

新作映画ニュース

映画スカイハンター空天猎|オペレーション:レッド・シーのあらすじ。2作品同日公開決定!

中国空軍と中国海軍の全面協力で贈る2大アクション大作映画の公開が決定! 『スカイハンター空天猎』と『オペレーション:レッド・シー』は、2018年9月22日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学