“モッズ・ブーム“を巻き起こし、全世界が熱狂した青春映画の金字塔!
このたび、青春映画の金字塔『さらば青春の光』デジタルリマスター版が、2019年10月11日(金)より、シネマート新宿、立川シネマシティを皮切りに全国で公開する運びとなりました。
1979年の初公開以来、40年ぶりにスクリーンに鮮やかに蘇ります。
典型的なモッズ・スタイルに身を包んだ主人公ジミーの姿が映し出されたビジュアル、そしてオリジナル予告編も一緒に解禁されましたのでご紹介します。
映画『さらば青春の光』について
本作は停滞するイギリス社会に生きる若者たちの行き場のない怒りと疎外感、刹那的な生き様を鮮烈に描きだしました。
モッズ・ブームを引き起こし、青春映画の金字塔としてミュージシャンやアーティストたちに多大なる影響を与え続けています。
デコレーションしたベスパ(イタリアのスクーター)やフレッドペリーのポロシャツ、サイドベンツの細身のスーツに、アメリカ製のモッズコート、デザートブーツ、そして、クラブで流れるロネッツやジェームス・ブラウン、キングスメンといったR&Bなど、ファッションや音楽で自己主張したモッズたちのライフスタイルをリアルに再現。
ザ・ジャムを始め再びモッズ・シーンが盛り上がってきた最中の1979年に公開され、ザ・ポリスのスティングも映画初出演を飾ったことでも話題を呼んだ本作は、公開されるや若者たちのバイブルとなり、全世界でカルト的熱狂を呼び、大ヒットを記録しました。
モッズとは?
1960年代のイギリス。
細身のスーツにミリタリーコートを重ね、ミラーやライトで飾り付けたスクーターに跨ってロンドン近郊を走り回る“怒れる若者たち”。
古い道徳を振りかざす大人たちに「NO!」を突きつけ、街を彷徨う彼らは“モッズ”と呼ばれ、全世界に広がっていきました。
そんな“モッズ”たちの代表的存在だったのが、ロックバンド「ザ・フー」。
ギタリストのピート・タウンゼントが当時のことを振り返って、ファンの中にいたであろう一人の孤独なモッズ少年の物語を綴った1973年のロック・オペラ・アルバム「四重人格」(Quadrophenia=映画の原題でもある)をモチーフにした本作。
ザ・フーのメンバーもエグゼクティヴ・プロデューサーとして参加しています。
映画『さらば青春の光』の作品情報
【製作】
1979年(イギリス映画)
【デジタルリマスター版日本公開】
2019年
【原題】
QUADRENNIAL
【原作】
ザ・フー「四重人格」(QUADROPHENIA)
【監督】
フランク・ロッダム
【製作】
ロイ・ベアード、ビル・カービシュリー
【製作総指揮・主題歌】
ザ・フー
【脚本】
デイヴ・ハンフリーズ、マーティン・スティルマン、フランク・ロッダム
【音楽】
ロジャー・ダルトリー、ジョン・エントウィッスル、ピート・タウンゼント
【キャスト】
フィル・ダニエルズ、マーク・ウィンゲット、フィリップ・デイヴィス、レスリー・アッシュ、ゲイリー・クーパー、トーヤ・ウィルコックス、スティング(ポリス)
【作品概要】
ザ・フーによる1973年にリリースされた同タイトルのロックオペラを原作としたイギリス映画。
舞台は1960年代初期のロンドンで、ダンスやパーティー、アンフェタミン、スクーター、敵対するロッカーズたちとのケンカによって郵便係の仕事を失い、活気のない生活から逃避するモッズの青年ジミーをフィル・ダニエルズが演じました。
映画『さらば青春の光』のあらすじ
1965年、ロンドン。
広告代理店のメッセンジャーとして働くジミーは、今夜もクラブでどんちゃん騒ぎ。
両親はガミガミうるさいし仕事だって大して面白くないけど、ドラッグキメて仲間とつるんでればそれで十分。
ナンパやダンスに明け暮れ、街に出れば革ジャンにリーゼントのダサい格好をしたロッカーズたちと度々衝突。
そんな日々を送るジミーでしたが、週末に訪れたリゾート地、ブライトンでロッカーズとの全面衝突が勃発し…。
まとめ
『トレインスポッティング』(1996)、『THIS ISENGLAND』(2006)、『ノーザン・ソウル』(2014)に連なる英国ユースカルチャー・ムービーの原点も言える伝説的名作が、1979年の初公開以来、実に40年ぶりにスクリーンで上映されることとなります。
青春映画の金字塔『さらば青春の光』のデジタルリマスター版は2019年10月11日(金)よりシネマート新宿、立川シネマシティほか全国公開です。