Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/05/20
Update

映画『おろかもの』キャスト。広木健太は会社の同僚・倉木宗介役を演じる【演技評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

2020年公開予定の映画『おろかもの』キャスト紹介

若手監督の登竜門として知られる田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞した長編『おろかもの』が、「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」で上映予定です。

盟友である芳賀俊監督と『ボーダー』の鈴木祥監督が共同で手がけて製作されました。

この記事では、主人公・洋子の兄・健治の同僚である倉木宗介役を演じる広木健太について詳しくお伝えしていきます。

映画『おろかもの』の作品情報


(C)2019「おろかもの」制作チーム

【上映】
2020年(日本映画)

【監督】
芳賀俊、鈴木祥

【脚本】
沼田真隆

【キャスト】
笠松七海、村田唯、イワゴウサトシ、猫目はち、葉媚、広木健太、南久松真奈

【作品概要】

形は違えど、これまでいくつもの作品をともに制作してきた芳賀俊監督と鈴木祥監督が満を持して挑んだ、二人にとって初の長編監督作。映画『おろかもの』公式HPはこちらから→

結婚を控えている兄の浮気相手と対峙した妹が、やがてその浮気相手、そして兄の婚約者と接してゆくうちに他者や自身にとっての“つながり”について見つめ直してゆく物語です。

主人公・洋子を演じたのは、『空の味』(2016)『サイモン&タダタカシ』(2017)の笠松七海。女子高生特有のアンビバレントな感情を完璧に捉えた快演を劇中で見せます。

兄の浮気相手・美沙を魅惑的に演じたのは、『密かな吐息』(2014)『デゾレ』(2017)など自身も監督として活動している村田唯。また兄の婚約者・果歩を演じた猫目はちも、『つま先だけが恋をした』(2018)で監督デビューを果たしています。

本作は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019での上映がワールド・プレミアとなりました。そして国内コンペティション長編部門にて見事観客賞を獲得しました。

田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞したほか、主演の笠松七海と村田唯の俳優賞や観客賞など5冠に輝きました。

「横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2019」でも長編部門最優秀作品賞受賞し、笠松七海が俳優賞を受賞しています。

映画『おろかもの』のあらすじ


(C)2019「おろかもの」制作チーム/(C)2019 SKIP CITY NTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL Committee.All right reserved.

高校生の洋子は結婚を目前に控えた兄・健治が、美沙という女性と浮気をしている現場を目撃してしまいます。

ある日、衝動と好奇心に突き動かされて美沙と対峙した洋子は、美沙の独特の柔らかさと強さ、そして脆さに惹かれていきます。

そして、洋子が何気なく言葉にした“ある提案”に乗ってしまったことで、美沙は彼女と行動をともにするようになり、次第に奇妙な関係を結んでゆきます…。

映画『おろかもの』倉木宗介役は広木健太

参考映像:『マジ!?』(2009)

映画『おろかもの』で、主人公・洋子の兄・健治の会社の同僚である倉木宗介役を演じる広木健太は1984年1月21日生まれ。和歌山県出身。映画・舞台で活躍中の俳優です。

2010年の映画『マジ!?』で主演を務めました。

ほか映画『密かな吐息』『あの女はやめとけ』や、舞台『炬燵物語』などに出演しています。

映画『おろかもの』倉木宗介はどんな役?

広木健太演じる倉木宗介は、主人公・洋子の兄・健治の同僚。気のよいお調子者の先輩。

健治が婚約者の果歩と浮気相手と二股かけていることを知っており、明るく茶化しながら諫めます。

それでも、健治の結婚式では感動して号泣する憎めない男。

広木健太の演技力の評価は

参考映像:『密かな吐息』(2016)

映画や舞台で活躍中の俳優・広木健太。

2009年、ぴあフィルムフェスティバルなどで注目された高柳元気監督の青春映画『マジ!?』で主演を務めました。

地方都市で、幼なじみたちとくだらないことで真面目に葛藤する青年・ボリ役を熱演。

2016年には、本作で健治の浮気相手・美沙を好演した村田唯の初監督作『密かな吐息』に準主役で出演。

夜な夜なひとり歪んだ性愛行為をしている、1泊500円で部屋を貸す島の男の役を好演。のぞき見する主人公の女と奇妙なつながりを持つようになっていきます。

文学的なエロスを持つ作品として、井口昇監督や入江監督から称賛を受けました。

そのほか、映画『あの女はやめとけ』『哀しみのよろこび』『山犬』などに出演しています。

本作では、憎めないお調子者の倉木宗介を演じています。

健治の二股を知りながらも彼そのものを温かく受け入れ、結婚式では誰よりも喜んで号泣。

健治の「人たらし」な面を際立たせる大切な役を好演しています。

広木健太の公式SNSの紹介

広木健太の公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。

まとめ

映画『おろかもの』キャスト・スタッフのメイキング画像


(C)2019「おろかもの」制作チーム

若手監督の登竜門「田辺・弁慶映画祭」の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞した『おろかもの』。

盟友である芳賀俊監督と鈴木祥監督が初の長編監督作として共同で手掛け、多数の映画祭で高い評価を受けた一作です。

愛を信じ続ける限り、“おろかもの”であり続ける人々を、温かな目で描いています。

主演の笠松七海と村田唯も熱演を評価され、「田辺・弁慶映画祭」で俳優賞を受賞しています。

主人公・洋子の兄である健司の同僚・倉木宗介を、映画『マジ!?』『密かな吐息』などで活躍中の広木健太が演じます。

『おろかもの』は、「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」にて東京・テアトル新宿、大阪・シネ・リーブル梅田)にて公開予定です。

*新型コロナウイルスの拡大の影響で、現在、6月公開は順延となっております

関連記事

新作映画ニュース

韓国映画『はちどり』あらすじ/キャスト/公開日。実話を基に女性監督が少女の成長を描く!

ベルリン映画祭を始め、世界各国で45以上の賞を受賞。 韓国の単館公開としては異例、公開1か月で観客動員数12万人超の大ヒットを記録した映画『はちどり』。 (C) 2018 EPIPHANY FILMS …

新作映画ニュース

映画『リバウンド』あらすじ/キャスト/公開日。韓国初の本格バスケ実話を映画化!特報&劇場ムビチケ前売り情報解禁!

韓国全土が熱狂!たった6人の選手と新任コーチが起こした奇跡の実話を完全映画化! この度、廃部寸前の弱小バスケットボール部の実話を描いた映画『リバウンド』(原題:『리바운드』)が、新宿ピカデリーほかにて …

新作映画ニュース

映画『楽園』キャストの田中紀子役は石橋静河【演技力の評価とプロフィール】

映画『楽園』が2019年10月18日より全国で公開。 『悪人』『怒り』など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一。 その最高傑作と評される『犯罪小説集』が、『64-ロクヨン-』を大ヒットさせた名匠・瀬 …

新作映画ニュース

ノオミ・ラパス映画『アンストッパブル』あらすじ。キャストのルーク・エヴァンスと共演のスリラーとは

7年前に失くしたはずの娘が、目の前に現れた?! 予測不能の彼女を誰も止められない。 「ミレニアム」のノオミ・ラパスと『美女と野獣』のルーク・エヴァンスが共演し、『LION/ライオン~25年目のただいま …

新作映画ニュース

勝地涼映画『アンダードッグ』崖っぷち芸人ボクサーのミヤギを熱演【演技評価とプロフィール】

東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」オープニング作品『アンダードッグ』 『銃』『全裸監督』『ホテルローヤル』の武正晴監督が、『百円の恋』以来6年ぶりにボクシングをモチーフに、森山未來、北村匠海 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学