2020年公開予定の映画『おろかもの』キャスト紹介
若手監督の登竜門として知られる田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞した長編『おろかもの』が、「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」で上映予定です。
盟友である芳賀俊監督と『ボーダー』の鈴木祥監督が共同で手がけて製作されました。
この記事では、主人公・洋子の兄・健治の同僚である倉木宗介役を演じる広木健太について詳しくお伝えしていきます。
CONTENTS
映画『おろかもの』の作品情報
【上映】
2020年(日本映画)
【監督】
芳賀俊、鈴木祥
【脚本】
沼田真隆
【キャスト】
笠松七海、村田唯、イワゴウサトシ、猫目はち、葉媚、広木健太、南久松真奈
【作品概要】
形は違えど、これまでいくつもの作品をともに制作してきた芳賀俊監督と鈴木祥監督が満を持して挑んだ、二人にとって初の長編監督作。映画『おろかもの』公式HPはこちらから→
結婚を控えている兄の浮気相手と対峙した妹が、やがてその浮気相手、そして兄の婚約者と接してゆくうちに他者や自身にとっての“つながり”について見つめ直してゆく物語です。
主人公・洋子を演じたのは、『空の味』(2016)『サイモン&タダタカシ』(2017)の笠松七海。女子高生特有のアンビバレントな感情を完璧に捉えた快演を劇中で見せます。
兄の浮気相手・美沙を魅惑的に演じたのは、『密かな吐息』(2014)『デゾレ』(2017)など自身も監督として活動している村田唯。また兄の婚約者・果歩を演じた猫目はちも、『つま先だけが恋をした』(2018)で監督デビューを果たしています。
本作は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019での上映がワールド・プレミアとなりました。そして国内コンペティション長編部門にて見事観客賞を獲得しました。
田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞したほか、主演の笠松七海と村田唯の俳優賞や観客賞など5冠に輝きました。
「横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2019」でも長編部門最優秀作品賞受賞し、笠松七海が俳優賞を受賞しています。
映画『おろかもの』のあらすじ
高校生の洋子は結婚を目前に控えた兄・健治が、美沙という女性と浮気をしている現場を目撃してしまいます。
ある日、衝動と好奇心に突き動かされて美沙と対峙した洋子は、美沙の独特の柔らかさと強さ、そして脆さに惹かれていきます。
そして、洋子が何気なく言葉にした“ある提案”に乗ってしまったことで、美沙は彼女と行動をともにするようになり、次第に奇妙な関係を結んでゆきます…。
映画『おろかもの』倉木宗介役は広木健太
参考映像:『マジ!?』(2009)
映画『おろかもの』で、主人公・洋子の兄・健治の会社の同僚である倉木宗介役を演じる広木健太は1984年1月21日生まれ。和歌山県出身。映画・舞台で活躍中の俳優です。
2010年の映画『マジ!?』で主演を務めました。
ほか映画『密かな吐息』『あの女はやめとけ』や、舞台『炬燵物語』などに出演しています。
映画『おろかもの』倉木宗介はどんな役?
広木健太演じる倉木宗介は、主人公・洋子の兄・健治の同僚。気のよいお調子者の先輩。
健治が婚約者の果歩と浮気相手と二股かけていることを知っており、明るく茶化しながら諫めます。
それでも、健治の結婚式では感動して号泣する憎めない男。
広木健太の演技力の評価は
参考映像:『密かな吐息』(2016)
映画や舞台で活躍中の俳優・広木健太。
2009年、ぴあフィルムフェスティバルなどで注目された高柳元気監督の青春映画『マジ!?』で主演を務めました。
地方都市で、幼なじみたちとくだらないことで真面目に葛藤する青年・ボリ役を熱演。
2016年には、本作で健治の浮気相手・美沙を好演した村田唯の初監督作『密かな吐息』に準主役で出演。
夜な夜なひとり歪んだ性愛行為をしている、1泊500円で部屋を貸す島の男の役を好演。のぞき見する主人公の女と奇妙なつながりを持つようになっていきます。
文学的なエロスを持つ作品として、井口昇監督や入江監督から称賛を受けました。
そのほか、映画『あの女はやめとけ』『哀しみのよろこび』『山犬』などに出演しています。
本作では、憎めないお調子者の倉木宗介を演じています。
健治の二股を知りながらも彼そのものを温かく受け入れ、結婚式では誰よりも喜んで号泣。
健治の「人たらし」な面を際立たせる大切な役を好演しています。
広木健太の公式SNSの紹介
広木健太の公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。
まとめ
映画『おろかもの』キャスト・スタッフのメイキング画像
若手監督の登竜門「田辺・弁慶映画祭」の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞した『おろかもの』。
盟友である芳賀俊監督と鈴木祥監督が初の長編監督作として共同で手掛け、多数の映画祭で高い評価を受けた一作です。
愛を信じ続ける限り、“おろかもの”であり続ける人々を、温かな目で描いています。
主演の笠松七海と村田唯も熱演を評価され、「田辺・弁慶映画祭」で俳優賞を受賞しています。
主人公・洋子の兄である健司の同僚・倉木宗介を、映画『マジ!?』『密かな吐息』などで活躍中の広木健太が演じます。
『おろかもの』は、「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」にて東京・テアトル新宿、大阪・シネ・リーブル梅田)にて公開予定です。
*新型コロナウイルスの拡大の影響で、現在、6月公開は順延となっております。