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Entry 2024/06/17
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『輝け星くず』山﨑果倫・森優作らK’s cinema初日舞台挨拶に登壇!窮屈な時代で“希望に目を向ける”きっかけとなる映画の魅力とは

  • Writer :
  • Cinemarche編集部

映画『輝け星くず』は2024年6月15日(土)新宿K’s cinemaほかで全国順次公開!

失敗に容赦なく、再スタートを切ることが困難な今の世の中で、社会を脱落した者たちが再び自分の道にチャレンジする姿を描いたヒューマン・コメディ『輝け星くず』。

どこかアンバランスなカップルを、若手実力派として知られる『夢の中』の山﨑果倫さんと『ミッシング』の森優作さんが絶妙に演じています。


(C)ノブ・ピクチャーズ

このたび2024年6月15日(土)新宿K’s cinemaにて、公開初日を記念しての舞台挨拶が開催キャストの山﨑果倫さんと森優作さん、制作総指揮を務めた金延宏明さんと西尾孔志監督が登壇しました。

本記事では、同イベントでの模様をご紹介いたします。

映画『輝け星くず』初日舞台挨拶リポート

かや乃役:山﨑果倫


(C)ノブ・ピクチャーズ

新宿K’s cinemaでの公開初日となった2024年6月15日の上映はほぼ満席となった中、映画上映後の初日舞台挨拶では、かや乃役の山﨑果倫さん、かや乃の恋人・光太郎役の森優作さん、制作総指揮を務めた金延宏明さんと西尾孔志監督が登壇しました。

山﨑さんは主演作『夢の中』が、森さんは出演作『ミッシング』などが劇場公開中と、ともに注目の若手実力派俳優である二人

山﨑さんは本作の脚本を初めて読んだ際「心から逃げて生きることの方が楽だけれど、逃げるだけでは人をつながれなくなり、最後には孤独になる」「逃げることの意味だけでなく、逃げた先で最後には誰かと手をつなげることの大切さが描かれている」という印象を抱いたとのこと。

光太郎役:森優作


(C)ノブ・ピクチャーズ

一方の森さんは、脚本を読んだ際に光太郎の恋人・かや乃はどんな人が演じるのだろうと感じたものの、衣装合わせで山﨑さんと初対面した瞬間、彼女自身が持つ真っ直ぐさを感じ「ぴったりだ」と確信したそうです。

また、かや乃の父・慎介役の岩谷健司さんとの共演を知らされた際には、山﨑さんとともに「自分たちの芝居の空気を作れる」と、役作り以上に二人との芝居を楽しむことを強く意識したと語った。

400名近くが参加したオーディションを経て、かや乃役を勝ち取った山﨑さん。彼女の起用を誰よりも推していた金延さんが「非常にレベルの高いもの」だったオーディションで山﨑さんに注目した理由は「インスピレーションの一言に尽きる」とのこと。

また山﨑さん・森さんの共演について、西尾監督は「受け」の芝居が上手い森さんに対して、山﨑さんの真っ直ぐさゆえの「攻め」の芝居が噛み合っていたと語りました。

制作総指揮:金延宏明


(C)ノブ・ピクチャーズ

イベントの最後、「映画『輝け星くず』は自身にとってどんな作品か」という質問に対し、「自分の思い描く世界が、結局は自分の世界そのものになる」「優しさや温もりを信じる人の元に、優しさや温もりも姿を見せる」という山﨑さんは「希望に目を向ける前に『この世界に希望はない』と言わないでほしい」「本作はとても窮屈な時代に、希望に目を向けるきっかけをもたらしてくれる映画」と語りました。

森さんは西尾監督を「ユニークかつ、今の時代に忘れられがちな優しさ・ピュアさをずっと持っている人間」と評した上で、そんな西尾監督の映画『輝け星くず』を観終えた人々の「明日」が、少しでも温かくなってくれたらうれしいとのこと。

監督:西尾孔志


(C)ノブ・ピクチャーズ

対して西尾監督は、商業デビュー作『ソウル・フラワー・トレイン』が公開されたという新宿K’s cinemaとの縁に触れ、同作の公開後も映画制作を続けていったものの「停滞」という苦い時期を経験したことに言及。

その上で『輝け星くず』は自分自身にとっても、映画と改めて向き合い、映画監督として再出発したいという強い思いのもと完成を目指した映画だと明かしました。

そして金延さんは「インディーズ映画の登竜門」である新宿K’s cinemaでの公開に再度感謝の意を述べた上で、3年前から企画が始まった本作について「揺れ動く時代の中でも、それでも前を向いていくしかない」という希望を描いた作品であり、「小さい作品」だからこそ多くのことを発信できる作品だと説明。

そして、希望に対する「答え」がない作品でもあるからこそ、「皆様には映画の余韻として、その答えに思いを馳せてほしい」と劇場に訪れた人々へ伝えました。

映画『輝け星くず』の作品情報

【日本公開】
2024年(日本映画)

【監督】
西尾孔志

【製作総指揮】
金延宏明

【プロデューサー】
前田和紀

【原作】
小谷忠典

【脚本】
いとう菜のは、西尾孔志

【キャスト】
山﨑果倫、森優作、岩谷健司、片岡礼子、春田純一、滝裕二郎、中山求一郎、湯浅崇、松尾百華、三原悠里、芳野桃花、木下菜穂子、池畑暢平、保志まゆき、小泉研心、国海伸彦、佐保歩実、金延宏明、小川夏果、宮崎柚樹、円籐さや、奥村静耶、川瀬乃絵

【作品概要】
失敗に容赦なく、再スタートを切ることが困難な今の世の中で、社会を脱落した者たちが再び自分の道にチャレンジする姿を描いたヒューマン・コメディ。

製作総指揮は、『シャニダールの花』の金延宏明。また監督を『函館珈琲』などキュートな人情喜劇を得意とする西尾孔志が務め、『函館珈琲』の脚本家・いとう菜のはとともに脚本も担当しました。

どこかアンバランスなカップルを若手実力派として知られる『夢の中』の山﨑果倫と『ミッシング』の森優作が絶妙に演じ、謎が多いが憎めない父を岩谷健司が怪演。さらに片岡礼子、中山求一郎、春田純一などが脇を固め、日本映画の才能が集結しました。

映画『輝け星くず』のあらすじ


(C)ノブ・ピクチャーズ

ある日突然、かや乃が逮捕される。恋人の光太郎は状況が飲み込めない。呆然とした日々を過ごしていると、かや乃の父・慎介から呼び出される。

「かや乃が勾留されてる海の向こうまで一緒に連れて行ってくれないか?」と慎介の頼みを引き 受けた光太郎。だが慎介は、自称パニック障害の持ち主で電車はおろか、高速道路でさえ移動が できない。

初対面の恋人の父とギクシャクした心の距離を感じながらも、愛する人が囚われている地・四国へ向けて、海を渡る旅を決行する光太郎。だが旅の途中──慎介がこの世にいないことになっている人物であると発覚する。

社会を脱落した者たちが再び自分の道にチャレンジする姿を描いたヒューマン・コメディ。

まとめ


(C)ノブ・ピクチャーズ

2024年6月15日(土)より新宿K’s cinemaでの劇場公開を迎え、キャスト・スタッフ陣による公開初日舞台挨拶が行われた映画『輝け星くず』

新宿K’s cinemaでは平日の6月17日(月)以降も、ゲストを招いての舞台挨拶を連日開催。

また現時点では未発表の6月24日(月)〜28日(金)の舞台挨拶情報も、近日発表予定。お楽しみに!

映画『輝け星くず』は2024年6月15日(土)新宿K’s cinemaほかで全国順次公開!




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