2018年12月3日(月)に88歳の誕生日を迎えたジャン=リュック・ゴダール監督。
世界の最先端でエネルギッシュに映画を作り続けるゴダールの最新作が2019年GWに日本で公開決定!
『勝⼿にしやがれ』『気狂いピエロ』など数々の名作を世に送り出してきたヌーヴェルヴァーグの巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督の最新作「LE LIVRE D’IMAGE(英:THE IMAGE BOOK)」。
この作品の邦題が『イメージの本』となり、2019年のゴールデンウィークにシネスイッチ銀座ほかで公開されることが決定しました。
前作『さらば、愛の言葉よ』(2014)で、彼にしか創造し得ない新感覚の3D技法で観客を驚かせたゴダール監督。
最新作ではどのような新しい感覚の映像で、観客を魅了してくれるのでしょうか。
映画『イメージの本』の日本公開ポスター
本作『イメージの本』のポスターが解禁されました。
日本版のポスタービジュアルは、鮮明な色合いとゴダール作品の代名詞である画面に現れるテキスト『LE LIVRE DU IMAGE(邦題:イメージの本』。
中央に行く先を示すかのような何者かの手が印象的に配置されています。
まるでアート作品のようなポスター。ゴダール監督の豊かなイメージを表現したかのようなスタイリッシュなポスターになっています。
映画『イメージの本』の詳細
静寂にすぎない。革命の歌にすぎない。
5本指のごとく、5章からなる物語。
「私たちに未来を語るのは“アーカイブ”である」と語るジャン=リュック・ゴダール監督。
最新作は新撮シーンにこれまでの絵画(TABLEAUX)、映画 (FILMS)、テキスト(TEXTES)、音楽(MUSIQUE)を巧みにコラージュしています。
現代の暴力、戦争、不和の世界に対する彼の怒りをのせて、この世界が向かおうとする未来を指し示す5章からなる物語で、ゴダール監督本人がナレーションも担当しています。
彼の尽きることのないイメージと音を多用し、観客の想像力を縦横無尽に刺激する84分間のアート体験を約束すること間違いありません。
ジャン=リュック・ゴダールのプロフィール
参考映像:『勝手にしやがれ』(1959)
1930年にフランス人の父とスイス人の母のもと、フランス・パリで生まれました。
1959年に『勝手にしやがれ』で長編映画デビュー。翌年公開され、ジャン・ヴィゴ賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。
その後の作品でも、ベルリン国際映画祭では銀熊賞と金熊賞をそれぞれ1回受賞。審査員特別賞も受賞しています。ベネチア国際映画祭でも、審査員特別賞と金獅子賞を受賞。
彼の作品は、即興演出、同時録音、ロケーション中心の撮影などのヌーヴェル・ヴァーグの特徴を生かしつつ、編集の独自性が高評価を得ています。
フランソワ・トリュフォーやクロード・シャブロルとともに、フランスを代表するヌーヴェル・ヴァーグの先駆けと言える存在です。
第71回カンヌ国際映画祭では、映画祭史上初めて、最⾼賞(パルムドール)を超越する賞として特別に設けられたスペシャル・パルムドールを受賞しました。
映画『イメージの本』作品情報
【公開】
2019年(フランス・スイス映画)
【原題】
LE LIVRE D’IMAGE(英題︓THE IMAGE BOOK)
【監督・編集・ナレーション】
ジャン=リュック・ゴダール
【キャスト】
ジャン=リュック・ゴダール、ディミトリ・バジル
【作品概要】
フランス映画界のみならず、世界的に影響を及ぼしたヌーヴェル・ヴァーグ。この映画運動の中心的な存在であったジャン=リュック・ゴダール監督の最新作。
彼の枯渇することのない豊かなイメージや音楽が組み合わされた、アート作品のような映画。
また時代を行き来し、観客の想像力を縦横無尽に刺激します。
まとめ
80歳を超えてもなお精力的に映画を作り続け、時代の最先端を行くジャン=リュック・ゴダール監督。
彼の頭の中のイメージと、それを表現できる映画への飽くなき挑戦はまだまだ続くでしょう。
映画『イメージの本』は、2019年GWにシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!
ぜひ、お見逃しなく!