学生のエネルギーが映画界に新風を起こす!
2019年11月に公開予定の映画『色の街』は、早大劇団『てあとろ50′』出身の黒澤優介主演、森平周初監督作品。
早大演劇倶楽部出身の俳優・小手伸也が、物語のカギとなる中年男性役として特別出演しています。
主題歌とは、現役大学生でシンガーソングライターのMomがこの作品のために書き下ろした『プライベートビーチソング』を起用。
学生たちを中心に製作された『色の街』の見どころ、作品情報についてお伝えして行きます。
CONTENTS
映画『色の街』とは
参考動画:『色の街』メイキング
映画『色の街』は、ラッパ屋やキャラメルボックスなど人気劇団を輩出した早大劇団『てあとろ50′』出身の森平周が初監督を務めた学生映画です。
早稲田演劇をはじめ、小劇場で実力のあるキャストが活躍するきっかけにと製作され、制作チームには城西国際大メディア学部の学生らが参加しました。
主演は“令和の三枚目俳優”を掲げる黒澤優介が務めます。突然喋らなくなった女の子(矢崎希菜)をどうにかして笑わせたいという役どころで、劇中では台本にない一発ギャグやアドリブが盛り込まれているそう。黒澤は同早大劇団で主宰などを務めたほか、ドラマ『チア☆ダン』(2018)などにレギュラー出演するなど、映像の分野でも活躍しています。
ヒロインには数々のコマーシャルに出演した矢崎希菜が務めるほか、安慶名晃規、つじかりん、早乙女ゆう、小嶋修二、藤田晋之介、竹内麗などネクストブレイク候補の若手俳優らが脇を固めてました。
さらに、早大演劇倶楽部出身で映画『コンフィデンスマンJP』(2019)や、TBS日曜劇場『集団左遷!!』(2019)、NHK連続テレビ小説『なつぞら』(2019)に出演の小手伸也が特別出演。物語のカギとなる中年男性役を演じています。
本映画は37分の短編で、夏以降の国内映画祭に出品を予定しています。
映画『色の街』の見どころ
小手伸也と現役学生キャストのコラボ
現役の早稲田演劇からは『ボクナリ』(早大劇研より輩出)主宰の榎本純、『劇団スポーツ』(早大演劇倶楽部より輩出)主宰の内田倭史、『てあとろ50′』から劇団員らが多数出演。
大先輩にあたる小手伸也が出演したことにより、現役学生との共演が実現する形となりました。
本映画の撮影スタッフはすべて大学生のみで制作。城西国際大メディア学部の学生らが技術協力したほか、早稲田大学がロケ地協力しました。
ネクストブレイク間違いなしの若手俳優陣
ヒロインの矢崎希菜は約150名以上を超えるヒロインオーディションより選出。2019年1月に公開された映画『神の発明。悪魔の発明。』で初主演を務めています。
名古屋から自転車で家出した加藤役を演じる安慶名晃規は2020応援ソング『パプリカ』、映画「UNIFORM』等に出演。
その他、映画『翔んで埼玉』、『ヌヌ子の聖☆戦』のつじかりん、現在「都立水商!~令和~』(TBS系)に出演している早乙女ゆう、『歌舞伎町弁護人凛花』(BSテレ東)の藤田晋之介、情報番組『ワイドナショー』準レギュラー出演中の竹内麗らが助演。
また黒澤、安慶名、藤田、小嶋修二は、シンガーソングライター足立佳奈の『ウタコク』ミュージックビデオに揃って起用されるなど、他作品でも活躍しています。
主演・プロデューサーの黒澤優介プロフィール
本作にて主演とプロデューサーを兼任している黒澤優介は、1997年5月2日、神奈川県横浜市金沢区生まれ。
2016年4月大学進学後、新人訓練を経て、演劇集団キャラメルボックスやラッパ屋を輩出した早稲田大学劇団『てあとろ50′』に本入団し、主宰・俳優として活動した後、2018年12月に卒団。
2019年現在、教頭役として出演しているNHK2020応援ソング『七転び八起きのピースサイン』が公開中のほか、7月放送のTBSドラマに出演予定です。
これまで、『チア☆ダン』(2018)吉田泰朋役、『彼氏をローンで買いました』(2018)手島幸一役、テレビCM「dカードGOLD」等に出演。
“令和の三枚目俳優”の彼が演じる躍動感あふれる主人公に期待が高まります。
監督・脚本の森平周プロフィール
『色の街』の公式ツイッターアカウント
【完成披露試写会・トークショー&舞台挨拶登壇者発表!】
▼23.24日#森平周(監督)#黒澤優介#矢崎希菜#安慶名晃規▼23日のみ(16時〜/19時半〜)#つじかりん(トークショーではMC担当)#早乙女ゆう#榎本純
▼24日のみ(18時〜)#小嶋修二
さらに、どこかの回にサプライズゲストが登場するかも!? pic.twitter.com/HkP9og71CK
— 【公式】映画『色の街』 (@morihiragumi) May 19, 2019
監督と脚本を務めた森平周(もりひらしゅう)は、映画を撮るのは本作が初。
劇団『てあとろ50′』出身で、劇団では主に脚本・演出を担当。
2018年に上演した『少年は、胸が高鳴って死ぬ』では主人公を舞台上で約45分間走り続けさせ、メディア各社に取り上げられた注目の若手演出家です。
現在は作家・重松清より文芸創作指導を受けているそう。
主な作・演出作品として『君なしでは生きていけない』(2016)、『できない刑事』(2017)があります。
映画『色の街』の作品情報
【日本公開】
2019年(日本映画)
【監督・脚本】
森平周
【主題歌】
Mom『プライベートビーチソング』(Life Is Craft)
【キャスト】
黒澤優介、矢崎希菜、安慶名晃規、つじかりん、早乙女ゆう、小嶋修二、藤田晋之介、竹内麗、内田倭史(劇団スポーツ)、榎本純(ボクナリ)、三瓶大介、小手伸也(特別出演)ほか
映画『色の街』のあらすじ
一人暮らしをして、平凡な大学生活を送る相田雅(黒澤優介)。
街角の喫煙所にて、学ラン姿で咳き込みながらも、タバコを吸い続ける家出少年・加藤(安慶名晃規)に出会います。
加藤は、人を探しているらしく、相田は加藤を手伝うことにしますが…。
相田には、加藤を放っておけない理由がありました。
相田は高校2年生の時に、突然喋らなくなった女の子(矢崎希菜)との日々を思い出し…。
まとめ
人はそれぞれ見ている景色が違うという、当たり前のことを実感する高校時代。そして、それを乗り越えようとする大学時代。
そんな二つの時代を描く、青春ショートムービー『色の街』。
映画を彩る主題歌と挿入歌を担当したのはシンガーソングライターで現役大学生のMom(マム)です。
キャスティングも未定の段階で、本作の企画書にMomの名前を挙げていたと、森平監督は語りました。
それが実現し、本作のために書き下ろした楽曲『プライベートビーチソング』と『フリークストーキョー』は、日々の息苦しさや無力感、そこに介在する幼稚性、誰かを思うことの愛おしさを切り取った歌だとコメントしたMom。
メロディアスでありながらもラップのように言葉を刻んで行く彼の音楽は、本作の空気をより切なく熱く盛り上げます。
映画『色の街』は2019年11月公開予定です。
若さ溢れる本作、ご期待ください。