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Entry 2019/09/26
Update

映画『花と雨』あらすじ。キャストの笠松将がSEEDAの分身を演じる【東京国際映画祭スプラッシュ部門出品】

  • Writer :
  • 石井夏子

笠松将主演で日本のHip Hop界の寵児・SEEDAの歴史的名盤を映像化。

日本のHip Hop界で歴史的名盤と言われるSEEDAのアルバム「花と雨」を原案とし、新進俳優、笠松将が主演を務める映画『花と雨』が、2020年1月17日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開されます。

この度、本作の第32回東京国際映画祭(TIFF)日本映画スプラッシュ部門の出品が決定しました。

本記事では映画『花と雨』の見どころや、スプラッシュ部門についてお伝えしていきます。

映画『花と雨』の見どころ

参考動画:SEEDA「花と雨」

原案は、2000年代から今日に至るまで、独自の感性でその最先端を走り続けてきたアーティスト・SEEDAが2006年に発表し、多くのアーティストに影響を与えた日本のHipHopにおける伝説的アルバム「花と雨」

映画『花と雨』では、彼の自伝的なエピソードも交え、“何者かになりたい”一人の青年が葛藤しながら成長する姿を描いていきます。

そんな、SEEDAの分身ともいえる本作の主人公を演じるのは、注目の若手俳優・笠松将です。向こう意気の強さと脆い雰囲気で主人公吉田を見事に演じ切りました。

また、大西礼芳、岡本智礼を始めとするフレッシュなキャストが脇を固め、物語を息づかせています。

監督はミュージック・クリップやCMで数々の受賞歴を持ち、「Perfume」や「水曜日のカンパネラ」「ゆず」「Bjork」など多くのアーティストのミュージックビデオを手掛ける映像ディレクター土屋貴史。長編映画は本作が初監督となります。

映画『花と雨』の作品情報

(C)2019「花と雨」製作委員会 

【日本公開】
2020年(日本映画)

【原案】
SEEDA、吉田理美

【監督】
土屋貴史

【脚本】
堀江貴大、土屋貴史

【音楽プロデューサー】
SEEDA、CALUMECS 

【キャスト】
笠松将、大西礼芳、岡本智礼、中村織央、光根恭平、花沢将人、MAX、サンディー海、木村圭作、紗羅マリー、西原誠吾、飯田基祐、つみきみほ、松尾貴史、高岡蒼佑

映画『花と雨』のあらすじ


(C)2019「花と雨」製作委員会 

幼少期、ロンドンで育った主人公の吉田は、閉塞的で村社会的な日本の空気に馴染めないまま、高校生活を送っていました。

同級生や現実を冷めた態度で見つめ満たされない日々。

そして次第に学校から距離を置くようになった時、”Hip Hop”と出会います。

Hip Hopを通じて日本で初めて自分が表現できる場所・仲間とも出合い、身も心も”Hip Hop”にのめり込んでいく吉田。

吉田は、いつか海外での活躍を目指す姉・麻里との約束を胸にラッパーとしての練習や活動をしながらストリートでは、ドラッグディールで実績と自信をつけていきます。

しかし、物事はそう簡単にうまくはいきません。

ラップバトルで再会する同級生には負け、掴みかけたチャンスは仲間に裏切られ次々と失ってしまいます。

初めて自分の居場所だと思えたからこそ、その現実の厳しさに晒され、自分を見失って行きます。

Hip Hopへの情熱も薄れ、いつしか単なるドラッグディーラーに成り下がっていた吉田。

夢に邁進する姉の麻里とも距離を置くようになり、いつまでもうまくいかない現実から逃げる吉田は、ついに逮捕されるはめに。

そしてその先に待っていたのは、最愛の姉との別れでした。

これが、自分のやりたかったことなのか? 

吉田はラッパーとして、1人の人間として、現実を乗り越えられるんでしょうか…。

第32回東京国際映画祭の開催概要

【開催期間】
2019年10月28日(月)~11月5日(火)

【会場】
六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) 、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(千代田区)ほか

※詳細につきましては東京国際映画祭公式サイトにてご確認ください。

東京国際映画祭とは

東京国際映画祭(通称 TIFF)は日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭です。

1985年、日本ではじめて大規模な映画の祭典として誕生した TIFFは、日本およびアジアの映画産業、文化振興に大きな足跡を残し、アジア最大級の国際映画祭へと成長しました。

いまや最も熱気溢れるアジア映画の最大の拠点である東京に世界中から優れた映画が集まり、国内外の映画人、映画ファンが新たな才能とその感動に出会い、交流する場を提供しています。

日本映画スプラッシュ部門について

日本映画スプラッシュとは、海外への飛躍を強く意識した部門です。

活況を呈する日本のインディペンデント映画から、とりわけ個性が強く、独創性とチャレンジ精神に溢れる作品を監督のキャリアを問わず紹介します。

出品作品は、海外から招聘する国際映画祭プログラマーやプレス、バイヤーに積極的に紹介されます。

まとめ

参考:『花と雨』の公式ツイッター

本作ではSEEDA自身が音楽プロデュースを、東京最高峰のMC・仙人掌が演技指導を担当し話題を呼んでいます。

ワールドプレミアとなる東京国際映画祭では映画上映後に土屋貴史監督によるQ&Aも決定。どんな質問と答えが飛び交うのか、期待が高まります。

映画『花と雨』は2020年1月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開です。

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