好きになる。夢中になる。生き方になる。
新しい生き方のヒントがあるドキュメンタリー映画
ザ・クロマニヨンズ、OKAMOTO’Sなどのレコードジャケットを手がけるデザイナー“菅谷晋一”の、一風変わった制作過程を追ったドキュメンタリー映画が完成しました。
映画『エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット』が、2021年1月8日(金)より新宿シネマカリテほかにて劇場公開されることが決定しました。
劇場公開に寄せて菅谷晋一本人ならびに本作の監督・南部充俊からのコメントや劇中写真、また菅谷晋一ご自身のデザインによるポスタービジュアルも同時解禁となります。
CONTENTS
映画『エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット』について
菅谷晋一と聞いてピンと来ないかもしれません。それではザ・クロマニヨンズを象徴するイラストや、あの毎回どこからやってきたのか分からないジャケットをデザインしている人と言ったら「あぁ!」となる方も多いでしょう。
本作は、そんな菅谷晋一の制作過程に密着したドキュメンタリー映画です。
さぁ、問題はここからです。この人の生き方が少し変わっているのです。いわゆるデザイナーと言うと美大や専門学校で学び、まずはデザイン事務所に所属して、そこで才能を見出されて独立し、自分の名前で作品を残していく…。
そんな姿をイメージしませんか?ところがこの人、大学では建築を学び、卒業後は家業の町工場で働いていました。
でもやっぱりデザインしたくて、手探りで学び、どこにも所属せずに人脈ゼロから仕事を手にします。
そして、今もたった一人で、本当に一人で、もう20年も楽しそうにものをつくって生きています。
“好きなことを追いかけて、気がついたら楽しいことが仕事になっていた”なんだか嘘みたいだけど本当の話。
そんな菅谷晋一の姿を記録したのは彼の作品だけでなく生き方にも共鳴した映像作家の南部充俊でした。
自らの会社のロゴマークもデザインしてもらうほどの愛情で謎に包まれたその制作過程を記録しました。
このドキュメンタリーは音を聞きヒラメキを集めてレコードジャケットを作り上げる作業を通して、“新しい生活を求められている私たちに、ただ好きなことに夢中になれば良いんだよ。”という簡単アナログなことを教えてくれるはずです。
それではアトリエの扉を開けてレコードに針を落としましょう。
菅谷晋一(すがや・しんいち)のプロフィール
菅谷晋一は、1974年3月30日生、東京都出身。絵を描き、オブジェを作り、版画を刷り、写真を撮り、コラージュをし、映像のディレクションまで、ビジュアルをあらゆる手段で表現。
エポックのアトリエでは、音楽関係、装丁、ファッション、コーポレート・アイデンティティ、ビジュアル・アイデンティティなどジャンルを問わず、日々ひとりで作り出しています。
菅谷晋一のコメント
暑かった日。絵の具とキャンバス。頭の中にボルト2つが落ちてきた日たちの記録です。
監督:南部充俊(なんぶ・みちとし)のプロフィール
監督を務めた南部充俊は、1976年11月8日生、神奈川県出身。エイゾーラボ株式会社代表。企業のプロモーションや文化事業の映像にプロデューサーとして携わります。
会社員時代に制作した「パッション」がぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞。
阿部秀司プロデーサーより「これこそエンターテインメント」と評されエンターテインメントが持つ力に興味を抱きます。40歳を超えて映画、ドキュメンタリーに挑戦中。
菅谷晋一のコメント
ジャケット制作の様子を撮ったらおもしろそうだと思い、菅谷さんとお話をしてそこから小さなチームで制作がはじまりました。
菅谷さんのものづくりにはその職業にとどまらず、色んなヒントがあるとおもいました。「エポックのアトリエ」からも何かをみつけていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
映画『エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督】
南部充俊
【キャスト】
菅谷晋一、ザ・クロマニヨンズ<甲本ヒロト、真島昌利、小林勝、桐田勝治>、OKAMOTO’S<オカモトショウ、オカモトコウキ、ハマ・オカモト、オカモトレイジ>、青柳拓次、VLADO DZIHAN、DJツネ、佐藤有紀、石川明宏、森内淳、信藤三雄、佐々木進
映画『エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット』のあらすじ
はじまりはとあるアトリエ。聴こえてくるのは切ったり貼ったりしている音。出来上がったのはレコードジャケット。
それは、想像していたのとはちょっと違う。四角い何かのつくり方を教えてくれる人。
少し変わった何でもひとりでつくってしまう菅谷晋一のお話しです。
菅谷晋一の新しい作品の制作に密着しながら、本人の言葉と、これまで菅谷晋一と仕事をしてきたミュージシャンや関係者のインタビューを織り交ぜながら、アートワークの「つくりかた」を紐解いていくドキュメンタリー。
まとめ
レコードジャケットと聞いて何を思い出しますか。
音とともに浮かび上がるのは四角い形の何でしょう?黄色いバナナ、横断歩道を渡る四人組、白いビーチパラソルが印象的な青空のプールサイド…。
思い出すものは人それぞれで、ふと音楽を聴いたときに思い出すのは、もちろんあの頃の思い出かもしれません。
そして、一緒に浮かび上がるのはその四角い何かかもしれません。
アーティストが思いをこめて作り上げた音楽を永遠に包む四角い包装紙。海の向こうアメリカでは40年振りにCDよりレコードを手にする方の数が増えたそうです。
レコードジャケットを手がけるデザイナー菅谷晋一の真摯な作品づくりに対する姿をぜひ、スクリーンでご覧ください。
ドキュメンタリー映画『エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット』は、2021年1月8日(金)より新宿シネマカリテほかにてロードショーです。