Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/11/09
Update

映画『どん底作家の人生に幸あれ!』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。ディケンズ代表作をデヴ・パテル主演で映像化!

  • Writer :
  • 石井夏子

奇想天外でまさかの感動を呼ぶ大作家誕生!?物語。

イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの代表作『デイヴィッド・コパフィールド』を、『スターリンの葬送狂騒曲』で世界をブラックな笑いに包みこんだアーマンド・イアヌッチ監督の待望の最新作『The Personal History of David Copperfield』(原題)。

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

邦題を『どん底作家の人生に幸あれ!』とし、2021年1月22日(金)にTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国公開が決定しました。

あわせて日本版ポスタービジュアルと場面写真が一挙解禁となります。

映画『どん底作家の人生に幸あれ!』について

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

原作は19世紀イギリスの国民的作家で、今年2020年が没後150年にあたるチャールズ・ディケンズの代表作『デイヴィッド・コパフィールド』。

文豪自ら「著作の中で一番好きだ」と公言していたこの小説は、ディケンズの自伝的要素が強いことでも有名で世代を問わず世界中から愛されています。

本作の監督を務めたのは、『スターリンの葬送狂騒曲』のアーマンド・イアヌッチ監督

チャールズ・ディケンズの長年のファンであるイアヌッチ監督は「ディケンズの第8作目である『デイヴィッド・コパフィールド』を読み返したとき、これは現代に通じる物語だと感じた」と映画化を決意。

人間の不屈の精神を讃える名作をコミカルによみがえらせ、国境がなくなりつつある現代に合わせ、世界中の演劇界や映画界から色とりどりの豪華キャストを迎えました。

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

主人公デイヴィッドを演じるのは『LION/ライオン~25年目のただいま~』『ホテル・ムンバイ』のデヴ・パテル

さらに不遇な少年期を過ごしたデイヴィッドを助ける裕福だが気性が激しい叔母役に『サスぺリア』のティルダ・スウィントンデイヴィッドに爬虫類のように付きまとう奇妙な世話係に『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のベン・ウィショー

そのほか『トゥモローランド』のヒュー・ローリー、『パディントン』のピーター・キャパルディなど名優たちが勢ぞろいしました。


映画『どん底作家の人生に幸あれ!』日本版ポスタービジュアル

今回あわせて解禁となった日本版ポスタービジュアルでは、デヴ・パテル演じるデイヴィッドを、一癖も二癖もある“愛すべき変人たち”が取り囲み、彼の山ありオチありの波乱万丈な人生を予感させます。

場面写真から垣間見られる、ビクトリア時代のイングランドを見事に再現した世界観にも注目です。


映画『どん底作家の人生に幸あれ!』の作品情報

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

【日本公開】
2021年(イギリス・アメリカ合作映画)

【原題】
The Personal History of David Copperfield

【原作】
『デイヴィッド・コパフィールド』チャールズ・ディケンズ著(新潮文庫刊、岩波文庫刊)

【監督】
アーマンド・イアヌッチ

【キャスト】
デヴ・パテル、ピーター・キャパルディ、ヒュー・ローリー、ティルダ・スウィントン、ベン・ウィショー

【日本語字幕翻訳】
松浦美奈

映画『どん底作家の人生に幸あれ!』のあらすじ

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

デイヴィッドは少年の頃、周囲の“変わり者”たちのことを書き留めては、空想して遊んでいました。

優しい母と家政婦の3人で幸せに暮らしていたデイヴィッドですが、暴力的な継父の登場によって人生が一変。

都会の工場へ売り飛ばされ、強制労働のハメに。しかも里親は、借金まみれの老紳士だったんです。

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

歳月が過ぎ、ドン底の中で逞しく成長した彼は、母の死をきっかけに工場から脱走。

たった一人の肉親である裕福な伯母の助けで、上流階級の名門校に通い始めたデイヴィッドは、今まで体験した“作り話”を同級生に披露して人気者になります。

さらに、令嬢ドーラと恋に落ち、卒業後に法律事務所で働き始めた彼は、順風満帆な人生を手に入れたかに見えました。

ですが、彼の過去を知る者たちによって、ドン底に再び引き戻されようとして…。

果たして、デイヴィッドの数奇な運命の行方は!?

まとめ

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

すべてを失っても綴り続けた、愛すべき変人たちとの《物語》が完成した時、彼の人生に“奇跡”が巻き起こります。

本作は、2019年トロント国際映画祭でのプレミア上映、ロンドン映画祭でのオープニング上映などで注目され、イギリスでは大ヒット。

Times紙も「困難をポジティブに変える魔法のような映画!」と絶賛し、映画批評サイトRotten Tomatoes(ロッテントマト)では92%FRESHと高評価(11/2現在)を受ける話題作です。

映画『どん底作家の人生に幸あれ!』は、2021年1月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国公開です。

2021年は、大笑いと、大粒の涙で、《人生大逆転》の幕が上がることでしょう。






関連記事

新作映画ニュース

映画『カメラを止めるな2』あらすじ/キャスト。続編リモート大作戦はYouTubeにて無料配信予定!

カメ止め旋風再び! 2018年に大旋風を巻き起こし、映画界に衝撃を与えた映画『カメラを止めるな!』。 この度、上田慎一郎監督とカメ止めキャストが再結集し、短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』 …

新作映画ニュース

芳根京子映画『Arc アーク』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。石川慶がケン・リュウの短編小説を原作に不老不死の世界を描く

主演:芳根京子が17歳から100歳以上までを熱演。 俊英・石川慶監督が世界的作家の小説を実写映画化! 『愚行録』『蜜蜂と遠雷』で国内外より注目される石川慶監督の待望の新作映画『Arc アーク』の製作が …

新作映画ニュース

ロイ・アンダーソン最新作おすすめ映画『ホモ・サピエンスの涙』予告動画紹介!人生の悲喜劇を映像美で描き出す

スウェーデンの巨匠ロイ・アンダーソン監督最新作。 第76回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞したスウェーデンの巨匠ロイ・アンダーソン監督最新作『ホモ・サピエンスの涙』。 (c)Stu …

新作映画ニュース

ジャ・ジャンクー監督来日記者会見レポート。映画最新作『帰れない二人』の製作秘話と市山プロデューサーの受賞について

複雑に絡み合うロマンチックな悲劇『帰れない二人』。 中国の名匠ジャ・ジャンクー監督最新作『帰れない二人』が、2019年9月6日(金)Bunkamuraル・シネマ、新宿武蔵野館にて公開されます。 一組の …

新作映画ニュース

阿部はりか映画『暁闇』が全州映画祭にてワールド・プレミア上映!大好評を博した舞台挨拶

映画『暁闇』は2019年7月より全国順次ロードショー! 「MOOSIC LAB2018」長編部門にて準グランプリ・男優賞(青木柚)を受賞した、阿部はりか監督の映画『暁闇(ぎょうあん)』。 3人の孤独な …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学