YouTube動画で見るおすすめ映画解説!イタリアのホラー映画の父マリオ・バーヴァ
今回ご紹介するのは、後の映画監督に多大な影響を与えたマリオ・バーヴァ。
“第7回夏のホラー秘宝まつり2020″にて、イタリアのホラー映画界の巨匠、マリオ・バーヴァ監督の4作品が紹介されました。
ティム・バートン、クエンティン・タランティーノ、マーティン・スコセッシ、デヴィッド・リンチ、ギレルモ・デル・トロ…。多くの映画監督に影響を与えた人物こそ、マリオ・バーヴァ監督です。
その偉大なホラー映画のレジェンドを紹介したします。
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増田健の映画あらすじ解説動画:7分20秒
シネマダイバー:増田健のプロフィール
映画ライターとして、主に海外のホラー映画や埋もれたB級作品、隠れたカルト作品のレビュー記事を執筆。
映画感想レビュー&考察情報サイト「Cinemarche」内では、毎年「未体験ゾーン」を劇場鑑賞の制覇したうえでレビュー記事を掲載しています。
また2020年9月からはホラー映画を中心に動画解説をスタート。
映画『血ぬられた墓標』の作品情報
【製作】
1960年(イタリア映画)
【監督】
マリオ・バーヴァ
【キャスト】
バーバラ・スティール、ジョン・リチャードソン、イヴォ・ガラーニ
【作品概要】
ホラー映画界の名作中の名作と評される、マリオ・バーヴァ監督の代表作。
魔女裁判によって処刑されたアーサー姫が、200年後に甦り人々を恐怖に陥れます。
主演は本作で一躍スクリーム・クイーンとなったバーバラ・スティール。
モノクロ作品ならではの陰影を強調した美しい撮影と、グロテスクな描写の特殊効果が有名です。
映画『呪いの館』の作品情報
【製作】
1966年(イタリア映画)
【監督】
マリオ・バーヴァ
【キャスト】
ジャコモ・ロッシ・スチュアート、エリカ・ブラン、ファビエンヌ・ダリ
【作品概要】
マーティン・スコセッシがバーヴァの最高傑作と評価化しているゴシック・ホラーの傑作。
呪われた屋敷に現れる少女の幽霊の姿が、後のJホラーやスパニッシュホラーを彷彿させます。
デヴィッド・リンチ、ギレルモ・デル・トロ、フェデリコ・フェリーニなど数々の監督に影響を与えた作品としても有名です。
映画『血みどろの入江』の作品情報
【製作】
1970年(イタリア映画)
【監督・脚本・撮影】
マリオ・バーヴァ
【キャスト】
クロディーヌ・オージェ、ルイジ・ピスティッリ、イザ・ミランダ
【作品概要】
日本初上映された、マリオ・バーヴァ本人が唯一お気に入りと公言するホラー映画。
全編血みどろの描写が続き、本格的スプラッターの元祖とされています。
この映画にインスパイアされた作品こそ、ショーン・S・カニンガム監督の「13日の金曜日」。
この映画無くして後の人気シリーズは誕生しませんでした。
映画『リサと悪魔』の作品情報
【製作】
1973年(イタリア映画)
【監督】
マリオ・バーヴァ
【キャスト】
エルケ・ソマー、テリー・サヴァラス
【作品概要】
これも日本初上映となる、マリオ・バーヴァ監督幻の作品。
元々完成していた本作に、オカルトブームに乗ってシーンを付け加え公開されたのが新エクソシスト/死肉のダンス』。
そのオリジナル版こそ本作で、随所にマリオ・バーヴァ監督らしい映像が登場します。
主人公が遭遇する謎めいた男を、テリー・サヴァラスが演じました。