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映画『ココ・シャネル 時代と闘った女』あらすじ/公開日/上映館。生涯に迫ったドキュメンタリーが没後50年にロードショー

  • Writer :
  • 大塚まき

ココ・シャネル没後50年、そしてNo.5誕生100年記念公開

2021年はココ・シャネル没後50年、そして女性のための永遠の香り「No.5」誕生100年にあたります。


(c)Slow Production, Arte France

ココ・シャンネル没後50年、「No.5」誕生100年を記念して、ココ・シャネルの最新ドキュメンタリー『ココ・シャネル 時代と闘った女』が、2021年7月23日(金)よりBunkamuraル・シネマ他にて公開されることが決定しました。

また同時に、メインビジュアルが解禁されました。

映画『ココ・シャネル 時代と闘った女』について

参考:CHANEL公式YouTubeチャンネル

ココ・シャネル没後50年、そして「No.5」誕生100年にあたります。まさに世紀を生き抜いた最強ブランドCHANEL。

第一次世界大戦後、「皆殺しの天使」とまで称されるほど19世紀的な価値観を葬り去り女性を因習から解放して、女性として史上初の世界的実業家となったシャネル

ピカソ、ストラヴィンスキー、ディアギレフ、コクトーなどの芸術家、チャーチルやウィンザー公などの政治家や王侯貴族との交流、めくるめく幾多の恋を通じて得たインスピレーションと人脈を駆使し、モードの帝国を第二次世界大戦前までに築き上げていました。

ところが、ナチスドイツによるパリの占領が解けた1944年、彼女は突如としてパリを脱出しスイスへ向かいます。

以後、齢70歳にして劇的な復活を遂げる1957年まで、10年あまりもの長きにわたり沈黙したのです。

なぜ?シャネル自身により、また評伝や映画などで虚実ないまぜの様々な物語が語られてきましたが、それらの多くは、沈黙の謎が確証を持って暴かれる2011年以前のものです。

本作は、この実証を踏まえた上で、賛嘆や非難の激しい、多面的で孤独な、しかしなんとも魅力的なシャネルの生涯と実像に迫った最新ドキュメンタリーです。

映画『ココ・シャネル 時代と闘った女』のポスタービジュアル

本記事の冒頭に掲載したポスタービジュアルでは、「最もエレガントで最も手ごわく最も寛大で最も執念深い最も象徴的で最も謎めいているそして誰よりも未来を見ていた」というコピーが印象的です。

そして、横顔ですら意志の強さが眼差しに表れているかのような写真。

まさにココ・シャネルが時代と闘い、勝ち取った多面的な価値観が心に響いてくるビジュアルとなっています。

映画『ココ・シャネル 時代と闘った女』の作品情報

【日本公開】
2021年(フランス映画)

【監督・脚本】
ジャン・ロリターノ

【字幕】
松岡葉子

【ナレーション】
ランベール・ウィルソン

映画『ココ・シャネル 時代と闘った女』のあらすじ

シャネルは、ナチスドイツによるパリの占領が解けた1944年に突如としてパリを脱出しスイスへ向かいます。

以後、齢70歳にして劇的な復活を遂げる1957年まで、10年あまりもの長きにわたり沈黙したのです。

今まで虚実をないまぜた様々な物語が語られてきましたが、それらの多くは、沈黙の謎が確証を持って暴かれる2011年以前のものです。

本作は、この実証を踏まえた上で、賛嘆や非難の激しい、多面的で孤独な、しかしなんとも魅力的なシャネルの生涯と実像に迫った最新ドキュメンタリーです。

まとめ

モード界に君臨し、女性の自由を解放したと言っても過言ではないほど時代をリードしたココ・シャネル。そのシャネルの生涯に迫ったドキュメンタリー。

映画『ココ・シャネル 時代と闘った女』は、2021年7月23日(金)より Bunkamuraル・シネマ他にて全国順次ロードショーです。

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