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Entry 2020/02/03
Update

ルパート・ワイアット映画『囚われた国家』あらすじとキャスト。公開日は4月3日の近未来SFサスペンス!

  • Writer :
  • 大塚まき

『猿の惑星:創世記』監督の最新作。
『第9地区』『メッセージ』に続く、衝撃の社会派SF問題作!

“地球外生命体”の支配下、自由を取り戻すため密かに結成されたレジスタンスたちの徹底抗戦を描き出す『囚われた国家』。


(c)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

『猿の惑星:創世記』を手がけたルパート・ワイアット監督による近未来SFサスペンス『囚われた国家』(原題:CAPTIVE STATE)が、2020年4月3日(金)にイオンシネマほかにて全国公開されることが決定しました。

この度、予告動画とポスタービジュアルおよび場面写真3点が解禁されましたので、ご紹介します。

映画『囚われた国家』について


(c)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

製作・監督・脚本は、大ヒット作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)を手掛けた鬼才、ルパート・ワイアットが務めました

『アルジェの戦い』(1966)、『影の軍隊』(1969)を手本に、複雑なテロ計画の連絡~準備~決行のプロセスを緻密かつ緊張感たっぷりに描き上げました。

また、主要キャラクターそれぞれが主人公ともいえる本作では、“統治者”に忠誠を誓うシカゴ警察特捜司令官マリガン役を『10クローバーフィールド・レーン』(2016)や『モンスターズ・インク』(2002)のサリーの吹き替えの声でお馴染みのジョン・グッドマン

行方不明となってしまったレジスタンスのリーダーの兄ラファエル役を『荒野の誓い』(2019)のジョナサン・メジャース

ラファエルを探し続けるガブリエル役を『ムーンライト』(2016)のアシュトン・サンダースが演じるほか、娼館の妖艶な女主人役をを『マイレージ、マイライフ』(2009)でアカデミー賞助演女優賞ノミネートしたヴェラ・ファーミガが務めるなど、実力派キャスト陣の個性を活かした豪華アンサンブルも見どころです!

映画『囚われた国家』の予告編

この度解禁された予告映像は、ミシガン湖に浮かぶ謎の巨大飛行体に“統治者” が定めたルールを犯した大量の人間が載せられ、秘密裏に“地球外”へと追放される様子をなす術もなく茫然と見つめる青年・ガブリエル(アシュトン・サンダーズ)の姿から始まります

地球外生命体による侵略から9年、統治者のおかげで「失業者や犯罪が減り、アメリカは<再生>した!」と声高に謳われているが、その実態は“生活の全てを監視・支配される”という、「囚われた国家」でした。

市民は移動や物資も政府から制限される毎日。

ガブリエルの兄・ラファエルは弟に「政府が言ってることは全部嘘だ」「地球の資源は統治者に奪い尽くされる」とその実情を吐露します。

そして、異物を排除することで支配と均衡を保とうとする狂った社会の仕組みに気づき、統治者に対して反旗を翻して爆弾テロを計画する少数のレジスタンスたち。

一方で、シカゴ警察特捜司令官・マリガン(ジョン・グッドマン)は彼らの動向を探り、いち早くレジスタンスたちを捕えようと躍起します。

未来は変えられると世界に示すんだ」と鼓舞するラファエル。

巨大な未知なる敵“統治者”に対して、真の自由をつかみ取るための徹底抗戦に向かうレジスタンスの面々の姿を捕えた、緊迫感に満ちた映像となっています。

映画『囚われた国家』のポスタービジュアル


(c)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

この度同時に解禁されたポスタービジュアルは、「アメリカ陥落から9年―。従うか?抗うか?どちらか選べ。」という、突きつけるようなメッセージとともに、荒廃してしまったシカゴの街に浮かぶ謎めいた巨大飛行体の前に佇む青年・ガブリエルの後ろ姿を捉えています

彼の脇に危うげに立つ星条旗は、未知の敵“統治者”に対して立ち向かうレジスタンスたちの「自由への意志」を代弁するかのように見えるビジュアルとなっています。

映画『囚われた国家』の作品情報

【日本公開】
2020年(アメリカ映画)

【原題】
CAPTIVE STATE

【監督・脚本】
ルパート・ワイアット

【キャスト】
ジョン・グッドマン、アシュトン・サンダース、ジョナサン・メジャース、ヴェラ・ファーミガ

映画『囚われた国家』のあらすじ

地球外生命体による侵略から9年後の2027年、シカゴ。

制圧されたアメリカ政府は“統治者”と呼ばれるエイリアンの管理下に置かれ、完全支配されていました。

“犯罪の事前抑止”の名の下に、全市民の身体にはGPSが埋め込まれ、死ぬまで監視、ルールを犯したものは地球外に追放されるという“囚われた国家”でした。

市民の貧富の差はかつてないほど拡大し、街は荒廃。

この狂った状況を打ち破り、自由を取り戻すため密かに結成されたレジスタンス・グループは、市内スタジアムで開催される“統治者”による団結集会への爆弾テロを計画しますが…。

まとめ


(c)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

地球外生命体の傀儡と化した政府による不都合な事実の隠蔽、メディアを巻き込んだ情報操作など、市民の自由権をコントロールしようとするトランプ政権を彷彿とさせ、北米公開時には「【起こり得る未来】への“警告”」(米・WIRED)と評された本作。

「囚われた国家」のなかで、権力に従うのか、抗うのか? そして何のために生きるのか?

見る者に根源的な問いを投げかける問題作が誕生しました。

ルパート・ワイアット監督による近未来SFサスペンス『囚われた国家』は、2020年4月3日(金)よりイオンシネマほかにて全国ロードショーです。




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