『親切なクムジャさん』のイ・ヨンエが14年ぶりにスクリーン復帰。
このたび、『親切なクムジャさん』(パク・チャヌク監督/2005)以来、14年ぶりのスクリーン復帰を果たしたイ・ヨンエの主演作『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』の日本公開が決定しました。
映画『ブリング・ミー・ホーム(原題)』は2020年9月18日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開されます。
本記事では主演女優イ・ヨンエのプロフィールや、本作の作品情報についてお伝えしていきます。
CONTENTS
主演女優イ・ヨンエのプロフィール
参考:イ・ヨンエのインスタグラム
本作にて主演を務めたイ・ヨンエ(이영애)は、1971年1月31日生まれの韓国ソウル特別市出身の女優です。
幼い頃からモデルとして活動していましたが、大学卒業後の1993年、SBSのドラマ『お宅の夫はいかがですか』で女優としてデビュー。高く評価され、1994年のSBS演技大賞で新人賞を受賞しました。
映画『JSA』(2000)や、ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』(2003)によって、日本でも圧倒的な知名度を誇るようになります。
2005年のパク・チャヌク監督作『親切なクムジャさん』では、それまでの清楚なイメージを覆す役を演じ、韓国最大の映画の祭典である青龍映画賞や、シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞、名実ともに韓国を代表する俳優となりました。
2009年に結婚、その後出産、子育てのため芸能活動を休止していた時期もありましたが、14年の時を経て映画のスクリーンにカムバック。
記念すべき復帰作に選んだのが、本作『ブリング・ミー・ホーム(原題)』です。
映画『ブリング・ミー・ホーム(原題)』について
参考:イ・ヨンエのインスタグラム
本作でイ・ヨンエは、6年前に失踪した息子を探し続ける母親役を熱演、韓国映画として初登場1位を獲得。(Box Office Mojo 調べ)
また、本国公開前にはトロント国際映画祭に招待され、海外の新人監督作品を紹介するディスカバリー部門でワールドプレミアを迎えました。
「予測不能な仕掛けに満ち、巧妙に練られた脚本!観客はシートで微動だに出来ない!」といった高評価を得ています。
監督と脚本を務めたのは、新鋭キム・スンウ。本作で、韓国映画界に爪跡を残す鮮烈なデビューを飾りました。
映画『ブリング・ミー・ホーム(原題)』のティザービジュアル
本記事冒頭に掲載した、解禁されたティザービジュアル。
「愛する息子のために、母はどこまで強くなれるのか?」というコピーとともに、涙を流しながらも力強い視線をむけるイ・ヨンエが大きく映し出された、インパクトのあるビジュアルです。
愛する息子を6年間探し続ける母の強さを感じさせる一方で、息子の失踪に悲しみや辛さを抑えきれない様子も表れ、複雑な役を繊細に演じきったイ・ヨンエのブランクを感じさせない魅力に溢れています。
映画『ブリング・ミー・ホーム』の作品情報
【日本公開】
2020年(韓国映画)
【原題】
나를 찾아줘(英題:BRING ME HOME)
【監督・脚本】
キム・スンウ
【キャスト】
イ・ヨンエ、ユ・ジェミョン、イ・ウォングン、パク・ヘジュン
映画『ブリング・ミー・ホーム』のあらすじ
ジョンヨン(イ・ヨンエ)の息子には知的障碍があり、6年前に行方不明になりました。
息子を探し続けるジョンヨンは、ある日、行方不明の息子が島の漁村にいるという情報を手に入れます。
ジョンヨンは息子を見つけるために漁船へ向かいますが…。
まとめ
参考:イ・ヨンエのインスタグラム
プライベートでも母となったイ・ヨンエのスクリーン復帰作『ブリング・ミー・ホーム』。
2019年に日本でも公開されスマッシュヒットを記録した『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のユン・ジョンビン監督からは、「イ・ヨンエはカムバックに正しい映画を選んだ。この映画はあなたを虜にし、心を溶かしてしまうだろう。」という称賛のコメントが寄せられています。
映画『ブリング・ミー・ホーム(原題)』は2020年9月18日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショーです。