第90回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート作品待望の日本公開決定!
家族のために髪を切り“少年”になった勇気ある少女の物語。
第90回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートをはじめ、アヌシー国際アニメーション映画祭観客賞・審査員特別賞・最優秀音楽賞受賞、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞最優秀インディペンデント作品賞受賞のほか、42の国と地域、102の映画祭で上映され、数多くの観客賞を受賞したノラ・トゥーミーの単独初監督作『ブレッドウィナー』の日本公開が2019年12月に決定いたしました。
合わせて、ポスタービジュアル、メイン画像、場面写真、そして上記特報予告が解禁されました。
映画『ブレッドウィナー』について
アイルランドでは“ポスト・スタジオジブリ”と称されるアニメ制作会社カートゥーン・サルーン。
『ブレンダンとケルズの秘密』(2009)、『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』(2014)とファンタジックな映像を手がけてきました。
しかし、前2作とは異なる個性を持つ本作は、18年前の2001年9月11日、世界に衝撃を与えたアメリカ同時多発テロ事件の首謀者オサマ・ビンラディンを擁護していた、タリバン政権が支配するアフガニスタンを舞台としています。
物語性を際立たせ、主人公の目の表情に恐怖や怒り、そして希望を語らせる細やかな演出によって「アニメーションは子ども向け」という先入観を打ち破る作品となっております。
トゥーミー監督に助言をし、共に本作を作り上げたのは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特別大使を務めるとともにアフガニスタンで少女たちの学校教育を支援している、アンジェリーナ・ジョリーです。
映画『ブレッドウィナー』の作品情報
【日本公開】
2019年(カナダ・アイルランド・ルクセンブルク合作映画)
【原作】
デボラ・エリス「生きのびるために」(さ・え・ら書房)
【原題】
THE BREADWINNER
【監督】
ノラ・トゥーミー
【脚本】
アニータ・ドロン
【エグゼクティブ・プロデューサー】
アンジェリーナ・ジョリー
【字幕翻訳】
天野優未
【声のキャスト】
サーラ・チャウディリー、ソーマ・チハヤー、ラーラ・シディーク、シャイスタ・ラティーフ、カワ・アダ、アリ・バットショー、ヌリーン・グラムガウス
映画『ブレッドウィナー』のあらすじ
タリバン政権下、争いによって荒廃したカブールの町で、11歳のパヴァーナは、家族と小さな部屋に暮らしています。
足の悪い父は、アフガニスタンの歴史を美しい伝説になぞらえて話してくれていました。
ある日突然父親がタリバンに連行され、家族の暮らしは一変。
タリバンは女性のみの外出を禁じているため、残された者だけではお金を稼ぐことも、食料を買いに行くこともできません。
家族のために、パヴァーナは髪を切り少年になりすまし町に出て、父親を救いだす方法を探そうと決意し…。
まとめ
実際にタリバン政権下で暮らした人々へのインタビューを通して執筆された小説「生きのびるために」を映画化した本作。
どんなに困難な境遇にあっても人を思いやる優しさを忘れずに、強く生き抜いていく少女の勇気の物語です。
映画『ブレッドウィナー』は2019年12月、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開されます。
ご期待ください。