ファン・ジョンミン主演の幻の名作がついに劇場公開!
『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のファン・ジョンミン主演作『潜入』(原題:死生決断)。
長らく公開が待たれていた幻の名作『潜入』が、2021年6月18日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて全国公開となります。
この度、本作の日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁されました。
映画『潜入』について
キム・ヘス主演『国家が破産する日』などでも描かれた、1998年に韓国を襲ったIMF(国際通貨基金)経済危機。
本作は港湾都市の釜山を舞台に、かつての相棒を麻薬王に殺されたことから、麻薬一掃の使命に憑りつかれた刑事ト・ジングァン(ファン・ジョンミン)と、混沌極まる社会情勢を利用し更なる成り上がりを目論む麻薬ディーラー、イ・サンド(リュ・スンボム)の壮絶な攻防が描かれます。
『国際市場で会いましょう』『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』ほか、今や韓国映画界を代表する俳優ファン・ジョンミンと、『生き残るための3つの取引』『ベルリンファイル』ほか映画ファンから信頼の厚い個性派俳優リュ・スンボムの若き日の共演作です。
それぞれ百想芸術大賞(リュ・スンボム)、釜山映画評論家協会賞(ファン・ジョンミン)で主演男優賞を受賞する快挙を成し遂げました。
監督を務めたのは『GOGO70s』『ビッグマッチ』のチェ・ホ。
時代に翻弄された男達による、駆け引きにまみれた極上のクライムアクションについて、監督はこう語っています。
「1997年12月、IMFの経済危機は、韓国の大企業を崩壊させると同時に、政治や経済にも大きな影響を与え、新聞には自殺者のニュースが絶えませんでした。そんな中、第2の都市である釜山では麻薬の使用が急増し、売人が数百人単位で増えていったのです。私はこの社会的混乱をフィルムノワール風に描きたいと思いました。国中に溢れる腐敗と、社会に横たわる矛盾を描くためには、エネルギッシュな映画のスタイルが必要だと感じ、70年代の深作欣二監督の映画を参考にしました。縦横無尽なカメラと荒々しい音楽、そして境界線を無視し、全力疾走するキャラクターからは、特に影響を感じられると思います」
映画『潜入』日本版ポスタービジュアル
併せて日本版ポスタービジュアルが解禁。
「悪いやつと、もっと悪いやつ!」の言葉が表す通り、タバコを片手に不敵な表情を浮かべるサンドと、銃口を向けられているにも関わらず薄笑いを浮かべるジングァン。
煮ても焼いても食えない、裏社会でもがく2人の男が行き着く先はどこなんでしょうか?
映画『潜入』の予告編
予告編では、「この沼の捕食者(ワニ)になる」と宣言するサンドと、自分が狂ったのは”あの男”のせいだと語る思いつめたジングァン。
2人の人生が抜き差しならないレベルで交わった時、血が流れる―。
本編への期待が高まる映像です。
映画『潜入』の作品情報
【日本公開】
2021年(韓国映画)
【原題】
사생 결단(英題:Bloody Tie)
【監督】
チェ・ホ
【キャスト】
ファン・ジョンミン 、リュ・スンボム
映画『潜入』のあらすじ
1998年、韓国はアジアを襲ったIMFの経済危機に見舞われていました。
特に打撃を受けた港湾都市の釜山で、若く企業家肌の麻薬密売人サンド(リュ・スンボム)は、記録的な利益を上げていました。
釜山の麻薬刑事ジングァン(ファン・ジョンミン)は、4年前に相棒が悪名高い麻薬王チャン・チョルに殺されたことから、「釜山から麻薬を一掃する」というたった一つの目的のために行動。
サンドの弱みを握ったジングァンは、彼を密告者として麻薬組織のトップに潜入させ、一掃しようと考えます。
ですが、狡猾なサンドもまた、トを利用して競争相手を排除し、麻薬密売の頂点に立つチャンスだと目論んでいたんです。
しかし、中国に逃亡した麻薬王チャン・チョルが再び現れたことで、お互いを利用した賭けの危険性は高まり、街には血が流れ始め…。
まとめ
若き日のファン・ジョンミン主演名作がついに日本の劇場へやってきます。
映画『潜入』は、2021年6月18日(金)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋他にて公開です。