Amazonベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに輝くベストセラー小説を日米豪華キャストで映画化。
話題作『ベル・カント とらわれのアリア』が2019年11月15日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開されます。
1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質の予期せぬ交流を描いた作家アン・パチェットの小説「ベル・カント」を『アバウト・ア・ボーイ』のポール・ワイツ監督により映画化した本作。
テロリストに占拠される南米某国の副大統領邸に居合わせた、実業家のホソカワに渡辺謙、彼の通訳のゲンに加瀬亮。
ホソカワが大ファンであるオペラ歌手のロクサーヌ・コスをジュリアン・ムーアが存在感たっぷりに演じます。
この度、危機的状況におかれた人々の心を結びつけた日本版予告編が完成しましたので、場面写真新規カットとともにご紹介いたします。
映画『ベル・カント とらわれのアリア』の予告編
解禁となった予告編は、南米のある国の副大統領邸でのパーティーに招かれた世界的オペラ歌手のロクサーヌ・コス(ジュリアン・ムーア)と、彼女の大ファンである実業家のホソカワ(渡辺謙)との出会いから場面から始まります。
集った者たちがみな彼女の女神のような歌声に魅了されていたその時、突然銃声が鳴り響き、テロリストたちにより公邸が占拠されてしまいました。
政府、交渉人、テロリスト、人質と様々な人間による思惑や情報が錯綜する中で、ロクサーヌの歌声をきっかけに何かが変わり始め、本来正反対の立場であるテロリストと人質が心を通わせていく様子が描かれていきます。
物語のカギともいえるロクサーヌの歌声を吹き替えたのは、当代随一と言われるオペラ歌手、ルネ・フレミング。
『シェイプ・オブ・ウォーター』の挿入歌「ユール・ネヴァー・ノウ」でも知られる歌姫の、この世のものとは思えない崇高な歌声は予告編でも堪能できます。
さらにジュリアン・ムーアもルネ・フレミングが本作のボーカルをレコーディングした時に立ち会い、ソプラノ歌手の歌い方、姿勢、身振りを学び取ったそう。
ジュリアン・ムーアの完璧な役作りにも注目です。
映画『ベル・カント とらわれのアリア』の作品情報
【日本公開】
2019年(アメリカ映画)
【原題】
BEL CANTO
【原作】
アン・パチェット作/山本やよい訳『ベル・カント』(早川書房より10月下旬刊行予定)
【監督】
ポール・ワイツ
【字幕翻訳】
風間綾平
【キャスト】
ジュリアン・ムーア、渡辺謙、セバスチャン・コッホ、クリストファー・ランバート、加瀬亮
【作品概要】
『アリスのままで』(2014)でアカデミー賞主演女優賞を獲得し、ハリウッドを代表する女優となったジュリアン・ムーアがオペラ歌手役に。
同賞にノミネートされた『ラストサムライ』(2003)以来国際的に活躍し、ミュージカル『王様と私』でトニー賞にノミネートされた渡辺謙が、彼女を愛する実業家を演じます。
また、マーティン・スコセッシら名匠に愛される実力派俳優、加瀬亮も出演。演じるために生まれてきた3人が本作で共演します
監督は、脚本も手掛けた『アバウト・ア・ボーイ』(2002)でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたポール・ワイツです。
映画『ベル・カント とらわれのアリア』のあらすじ
実業家のホソカワは通訳のゲンと共に招かれた、南米某国の副大統領邸でのパーティーを心待ちにしていました。
ホソカワの会社の工場誘致を目論む主催者が、彼が愛してやまないソプラノ歌手のロクサーヌ・コスのサロンコンサートを企画したんです。
現地の名士や各国の大使も集まり、女神のようなロクサーヌの歌声が流れたその時、突然テロリストたちがなだれ込み副大統領邸を占拠。
収監中の同志の解放を求める彼らは、赤十字のメスネルを介して政府と交渉するが平行線が続きます。
そんな中、ロクサーヌの歌をきっかけに、貧しく教育など受けられるはずもなかったテロリストたちと、教養に溢れた人質たちの間に、親子や師弟のような交流が生まれ始めます。
しかし、かりそめの楽園に終わりの時が近づいていました。
まとめ
ポール・ワイツ監督は、「映画の最初の部分では、キャラクターたちは敵対している。でも、彼らの違いは、経験や恋愛、音楽や死すべき運命を共有し合うことで徐々になくなっていく。彼らは互いに絆を結んでいく。これこそが、まさにオペラ的なテーマだ」と語り、「最近の出来事を見ると、この物語は小説が初めて出版された頃より、ずっと現実的なものになっている」とも指摘しています。
まさに今の時代にこそ見るべき一本といえるでしょう。
映画『ベル・カント とらわれのアリア』は2019年11月15日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショーです!