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Entry 2020/05/31
Update

映画『朝が来る』キャストの中島ひろ子は中学生で母となった娘を持つ母親・片倉貴子役を演じる【演技評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

辻村深月の原作を河瀬直美監督が映画化した『朝が来る』キャスト紹介

2020年10月23日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

世界で高い評価を受け、東京2020オリンピック競技大会の公式映画監督にも就任した河瀨直美監督が、直木賞・本屋大賞受賞のベストセラー作家・辻村深月のヒューマンミステリー『朝が来る』を映画化。

実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女を繋ぐ「特別養子縁組」。この制度によって新たに芽生えた家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤を描いています。

永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子ら実力派俳優が、人間の真実に踏み込む演技を披露。家族とは何かに迫りながらも、最後に希望の光を届ける感動のヒューマンドラマです。

この記事では中学生で子供出産してしまう娘を持った母親・片倉貴子役を演じる中島ひろ子について詳しくお伝えしていきます。

映画『朝が来る』の作品情報


(C)2020「朝が来る」Film Partners

【上映】
2020年(日本映画)

【原作】
辻村深月『朝が来る』

【脚本・監督・撮影】
河瀨直美 

【共同脚本】
髙橋泉

【キャスト】
永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子、佐藤令旺、田中偉登、中島ひろ子、平原テツ、駒井蓮、山下リオ、森田想、堀内正美、山本浩司、三浦誠己、池津祥子、若葉竜也、青木崇高、利重剛

【作品情報】

東京2020オリンピック競技大会の公式映画監督にも就任した河瀨直美監督が手掛けた本作『朝が来る』。原作は、直木賞・本屋大賞受賞のベストセラー作家・辻村深月の同名の小説。

キャストに永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子ら実力派俳優が揃います。

「特別養子縁組制度」で生まれた家族の問題は、血の繋がりか、魂の繋がりか。現代の日本社会が抱える問題を深く掘り下げ、家族とは何かに迫り、それでも最後に希望の光を届ける感動のヒューマンドラマです。

映画『朝が来る』のあらすじ


(C)2020「朝が来る」Film Partners

「子どもを返してほしいんです。」平凡な家族のしあわせを脅かす、謎の女からの1本の電話。

この女はいったい何者なのか…。

一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和と佐都子の夫婦は「特別養子縁組」というシステムを知り、男の子を迎え入れます。

それから6年、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守る幸せな日々を送っていました。

ところが突然、朝斗の産みの母親“片倉ひかり”を名乗る女性から、「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話がかかってきます。

当時14歳だったひかりとは一度だけ会いましたが、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心優しい少女でした。

渦巻く疑問の中、訪ねて来た若い女には、あの日のひかりの面影は微塵もありませんでした。

いったい、彼女は何者なのか、何が目的なのか…?

映画『朝が来る』片倉貴子役は中島ひろ子

参考映像:『櫻の園』(1990)

映画『朝が来る』で、中学生で子供を出産したひかりの母親・片倉貴子役を演じる中島ひろ子は、1971年2月10日生まれの女優。東京都出身。エム・アムール所属。

1989年17歳で映画『オルゴール』で女優デビュー。

1990年の『櫻の園』に主演して多数映画賞を受賞。

映画、ドラマ、ナレーションなど幅広く活躍中の実力派です。

主演映画『いつかのふたり』のほか、『小さな恋の唄』『祈りの幕が下りる時』、連続テレビ小説『べっぴんさん』『ゲゲゲの女房』、ドラマ『過保護のカホコ』『アシガール』など多数作品に出演。

映画『朝が来る』片倉貴子はどんな役?

中島ひろ子演じる片倉貴子は、中学生で望まない妊娠・出産をしたひかりの母親。

14歳の幼い娘に子供を育てることはできないと判断し、ひかりの意志を聞かずに素早く特別養子縁組に出すことを決めます。

そのためにひかりは心を閉ざしてしまい…。

中島ひろ子の演技力の評価は

参考映像:『いつかのふたり』(2019)

幅広い役を演じ分ける実力派として知られ、オファーの絶えない名バイプレーヤーとして数々の作品に出演する女優・中島ひろ子。

1989年『オルゴール』で銀幕デビュー。17歳にして、脱ぐシーンにも挑戦しました。

1990年、『櫻の園』で初主演。第14回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ第12回ヨコハマ映画祭新人俳優賞、第5回高崎映画祭最優秀新人賞などを受賞し、脚光を浴びました。

『祈りの幕が下りる時』『小さな恋の唄』『瞽女GOZE』『ケアニン~こころに咲く花~』など、数多くの映画作品に出演。

2019年には『いつかのふたり』で29年ぶりに主演。主人公のシングルマザーを好演しています。

1994年に主演ドラマ『雪』で第31回ギャラクシー賞・テレビ部門賞を受賞

その期間中に大変な交通事故に遭いましたが、3か月入院といわれる中でわずか2週間で退院し、撮影に復帰しています。

『逃げるは恥だが役に立つ』『過保護のカホコ』『絶対零度』など人気ドラマにも出演。

本作『朝が来る』では、中学生にして妊娠してしまった娘を抱えて苦闘する母親・貴子役を熱演しています。

中島ひろ子の公式SNSの紹介

中島ひろ子の公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。

まとめ


(C)2020「朝が来る」Film Partners

『殯の森』『あん』『光』といった魂の叫びを映画に映し出してきた河瀨直美監督が、二人の母と子どもの葛藤やそれぞれの人生を丹念に描きだした本作『朝が来る』。

永作博美と井浦新という実力派が、実の子を持つことがかなわなかった主人公夫婦役を演じます。

蒔田彩珠、浅田美代子ら演技派が共演。

名バイプレーヤーとして知られる中島ひろ子が、中学生にして妊娠してしまった娘と共に人生に立ち向かう母親・貴子役をいぶし銀の演技で魅せています。

実力派キャストが揃い映画化された『朝が来る』は、2020年10月23日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開です。

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