フランスワイン界の革命児たちを追ったドキュメンタリー。
今注目の自然派ワインの生産者たちの真摯なワイン造りと、愛すべきライフスタイルを追ったドキュメンタリー映画『ワイン・コーリング』が、2019年11月1日(金)より、シネスイッチ銀座、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開されます。
映画公開に先駆け、『ワイン・コーリング』のティザービジュアルが解禁されました。
CONTENTS
映画『ワイン・コーリング』について
近年、日本でも若者を中心に人気が高まっている自然派ワイン。
有機栽培で育てたブドウで、添加物を使わずに作られるこのワインの生産者は、フランスではわずか全体3%程度しか存在しないのだとか。
つまり、農薬や科学肥料を使わないということは、それだけ畑の管理に膨大な時間と手間がかかることを意味します。
さらに添加物を使用しないということは、発酵のトラブルが起きる危険性が高まるということ。
そうした数々のリスクを冒してでも、生産に取り組む人がいる自然派ワイン。
その魅力を、自然体で人生を楽しむ南フランスのワイン生産者たちの愛すべきライフスタイルとともに追いかけたドキュメンタリー映画です。
映画『ワイン・コーリング』のティザービジュアル
このほど解禁となったティザービジュアルは、「ワインも人生も、“ナチュラル”に楽しもう!」というキャッチコピーとともに、日の光を浴びながらワインづくりに勤しむ生産者たちを捉えた写真が使われています。
まさに、自然派ワインづくりに人生を捧げた者たちに後光が差した、雄大なビジュアルといえます。
また、ワインのラベルを貼る人物の年季の入った手や、やはり笑顔でワインづくりに勤しむ女性や女の子の写真も散りばめられており、“ナチュラルに楽しむ”というコンセプトを表したデザインとなっています。
映画『ワイン・コーリング』の作品情報
【日本公開】
2019年(フランス映画)
【原題】
Wine Calling
【監督】
ブリュノ・ソヴァール
【キャスト】
ジャン・フランソワ・ニック、ローランス・マニャ・クリエフ、オリヴィエ・クロ&シルヴァン・レスポー、ステファン・モラン、ジャン・セバスチャン・ジョアン、ミカエル・ジョルジェ、ルイック・ルール
映画『ワイン・コーリング』のあらすじ
映画の舞台となるのは、南フランス、ルーション地方。
自然派ワインのパイオニアともいわれるジャン・フランソワ・ニックの元には、同じく自然派のワイン造りに取り組む者たちが集います。
彼らは常に情報交換をし、必要な器具を貸し合い、収穫に人手が足りなければ助け合い、ワイン造りを行います。
早朝から汗を流して働き、家族とともに食事をとり、夜は仲間たちと楽しくワインを飲む。
畑の管理に膨大な時間と手間をかけるため、常に自然と向き合うことを要する自然派ワインづくりは苦難の連続です。
しかしながら、「必要以上にお金を稼ぐ必要はない」「納得できるワインを届けたい」と、彼らはそうした苦労をものともせず、ナチュラルに、大いにワイン造りと人生を楽しんで生きています。
ジャン・フランソワ・ニックについて
本作のキーパーソンとなるジャン・フランソワ・ニックは、フランス南東部に位置するローヌ県のエステザルグ農協で醸造長を務めていました。
その頃から、無農薬・有機栽培で育てられたぶどうを使用したワイン、いわゆる自然派ワイン(ビオ・ワイン)の生産に着手。
2002年に独立後は、ルーション地方にあったエステザルグの元所有地を買い取り、醸造所フラール・ルージュを設立。
ここで、自らが追求する自然派ワインづくりに没頭します。
試行錯誤の末、「フラール・ルージュ」の名を施した自然派ワインが完成、彼のワインは、パリのみならず世界各国で愛飲されています。
今や多くの若者たちが、自然派ワインづくりを学びにフランソワ・ニックの元に集いますが、彼は惜しみなく栽培や醸造のアドバイスをしているのです。
まとめ
画像:「映画で旅する自然派ワイン」ポスター
本作『ワイン・コーリング』は、イベント「映画で旅する自然派ワイン」にて、ワイン発祥の地・ジョージアに迫った『ジョージア、ワインが生まれたところ』と同時公開されます。
2本併せて観ることで、ワインの奥深さを知ることができます。
生産性を追い求めることなく、どんなに手間がかかろうとも、体と地球に優しいワインを作り続ける生産者たちの姿は、忙しく働く私たちに人生で大切なものは何かを問いかけてくれます。
ドキュメンタリー映画『ワイン・コーリング』は、2019年11月1日(金)より、シネスイッチ銀座、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開です。