坂本サク監督が長きにわたり、たった1人で制作していた、2018年8月公開の劇場用アニメ『アラーニェの虫籠』。
去る6月にフランスで行われた、アヌシー国際アニメーション映画祭に併設された「国際見本市MIFA」にも、東京都がオリジナルアニメ作品を世界にアピールした際に、5作品のアニメの一本に選ばれた本作。
そして、いよいよ、坂本サク監督がたった1人で作り上げた、長編アニメーション『アラーニェの虫籠』のワールドプレミアが決定しました!
CONTENTS
映画『アラーニェの虫籠』の作品情報
【公開】
2018年(日本映画)
【監督・原作・脚本・アニメーション・音楽】
坂本サク
【キャスト】
白本彩奈、伊藤陽佑、片山福十郎、バトリ勝悟
【製作・プロデュース・監修】
福谷修
【作品概要】
監督・原作・脚本・アニメーション・音楽を坂本サクが独りで手がける劇場アニメ『アラーニェの虫籠』。
ホラー映画を軸にミステリーやファンタジー、またバイオレンスの要素と技法を含み、坂本独特の世界観で描いています。
声優は謎の少女の奈澄葉役に白本彩奈。「すイエんサー」のMCや『動物戦隊ジュウオウジャー』で活躍する若干14歳の彼女を起用。
民俗学研究者の時世役に伊藤陽佑、呪術師の斉恩役に片山福十郎、暗躍する青年の未可耶役にバトリ勝悟。
映画『アラーニェの虫籠』のあらすじ
ある郊外の工場跡地に建つ巨大集合住宅…。
最近になって、女子高生の変死体が見つかり、不可解な心霊現象も目撃されるなど、何かと悪い噂が絶えない地域でした。
そこに引っ越してきた女子大生りんは、ある晩、救急車で搬送される老婆の腕を見ると、そこから大きな虫のようなものが飛び出す瞬間を目撃そます。
そのことがあってから、りんは虫のことが気になり、図書室に出掛けて調べることにしました。
その館内で民俗学者の時世という男と出会います。
すると時世の話では、過去にもこの地域で、奇妙な虫の目撃した事例が多くあることを知りました。
その虫は、”心霊蟲(しんれいちゅう)“と呼ばれ、古来から人知れず存在していたと、りんは聞かされます。
彼女は心霊蟲の謎に迫っていくものの、それをきっかけに、りんに新たな恐怖が襲いかかるのだが…。
映画『アラーニェの虫籠』のワールドプレミア決定!
ファンタジア国際映画祭2018のポスター
本作『アラーニェの虫籠』は、2018年7月に、カナダのモントリオールで1996年から開催されている“北米最大のジャンル系映画祭”と呼ばれるファンタジア国際映画祭にて、ワールドプレミア上映が決定。
また、上映決定と同時に、本作が注目されている点がもうひとつあります。
それは最高賞の「今敏賞」にもノミネートされたことです。
同映画祭の今敏賞は、かつて新海誠監督の『言の葉の庭』や、片渕須直監督の『マイマイ新子と千年の魔法』が獲得。
また、2017年には神風動画の『COCOLORS』が話題になるなど、現在のアニメ界を背負ったクリエータやその作品などが評価されたものです。
ファンタジア国際映画祭の『アラーニェの虫籠』紹介記事
この映画祭で行うワールドプレミアには、坂本サク監督もモントリオールに駆けつけ、舞台挨拶をする予定です。
今、世界が注目する『アラーニェの虫籠』に要注目です!
まとめ
坂本サク監督が独自の世界観と感性を損なわせないよう、直感を信じて作り上げた劇場アニメ映画『アラーニェの虫籠』。
たった一人で制作した本作が、カナダで開催されるファンタジア国際映画祭のワールドプレミアという舞台で、どのように評価されるのか、今後も注目しましょう。
2018年8月公開『アラーニェの虫籠』、今から待ち遠しいですね!