菅田将暉のおすすめ映画を5選ピックアップしてご紹介。
菅田将暉は、2008年に第21回ジュノン・スーパーボーイコンテストで、ファイナリストに残ったことをきっかけにトップコートに所属。
2009年9月、「平成仮面ライダー」シリーズ第11作の『仮面ライダーW』にて、連続テレビドラマ初出演・初主演を果たし、12月公開映画『仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010』で映画初主演を果たします。
2013年公開映画『共喰い』で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
その後も数々の作品に出演しては、賞を受賞し2016年にはブレイク俳優1位を獲得します。
飛ぶ鳥を落とす勢いで人気俳優への階段を駆け上がった菅田将暉は、なんと2017年には歌手デビューを果たします。
今回は、多くの監督から”天才”と呼ばれた、菅田将暉のオススメ映画を5選紹介します。
CONTENTS
人気少女漫画ついに実写化!『溺れるナイフ』(2016)
映画『溺れるナイフ』の作品概要
2016年公開の日本映画。『ピースオブケイク』でも知られる人気漫画家・ジョージ朝倉と山戸結希監督がタッグを組み、実写映画化された青春ラブストーリー。
キャストは、小松菜奈、菅田将暉、重岡大毅、上白石萌音、志磨遼平、斉藤陽一郎、嶺豪一、伊藤歩夢、堀内正美、市川実和子、ミッキー・カーチスほか。
映画『溺れるナイフ』のあらすじ
東京でモデルをしている夏芽は、ある日突然父の故郷である浮雲町に引っ越すことになります。
遠く離れた田舎で、芸能活動を辞め、退屈な日々を過ごす夏芽は、転校先の学校でコウと出会います。
コウは浮雲町一帯を仕切る神主一族の末裔で「この町のものは俺の好きにしてええんじゃ」と言い張ります。
そんな傲慢で自由奔放なコウに振り回される夏芽ですが、2人は次第に惹かれていきます…。
映画『溺れるナイフ』のオススメポイント
本作で注目していただきたいのは、2人が演じる高校生の今をがむしゃらに不器用に生きる姿です。
今自分が見ているものや聞いているものが全て、だと信じ、恋にまっすぐに突き進むまさに”青春”です!
自分を犠牲にしてまで好きな人を守り抜くコウを演じる菅田将暉の体当たりな演技に圧倒されます。
愛を捨てた男と愛を諦めた女『そこのみにて光輝く』(2014)
映画『そこのみにて光り輝く』の作品概要
2014年公開の日本映画。芥川賞の候補に何度も上がるが、受賞に至らないまま41年の生涯を終えてしまった作家・佐藤泰志の長編小説を映画化。監督は呉美保。
キャストは、綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也、火野正平、伊佐山ひろ子、田村泰二郎ほか。
映画『そこのみにて光輝く』のあらすじ
仕事を辞め、毎日をだらだらと過ごしていた達夫は、ある日パチンコでやんちゃで活発な青年・拓児と出会います。
拓児の家には、介護が必要な父と世話をする母と、姉の千夏がいました。
お互いに夢や愛を捨てて生きる姿に共感を抱き、やがて思いあう存在になります。愛を諦めた男女のラブストーリーは一見、ハッピーエンドに思えた矢先、とある事件が起きてしまいます…。
映画『そこのみにて光輝く』のオススメポイント
とにかくキャスト全員の演技がとても自然なところに驚きました。綾野剛の何もかもに絶望した表情やそこから溢れる色気も最高です。
相手役の池脇千鶴と寂しさゆえにお互いを求め合うシーンがとても印象的です。
菅田将暉はパチンコで出会う青年・拓児を演じますが、とにかくやんちゃで喧嘩っ早く、でも人懐っこくて憎めない役柄はまさにぴったり役柄
ですので注目です。
魂むき出しの演技に注目『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)
映画『ディストラクション・ベイビーズ』の作品概要
2016公開の日本映画。監督・脚本は『イエローキッド』などで世界的に有名な真利子哲也。「ディストラクション」とは「Distraction(動揺)」「Distruction(破壊)」という類似する2つの意味を持っています。
キャストは、柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、池松壮亮、北村匠海、岩瀬亮、キャンディ・ワン、テイ龍進、岡山天音、吉村界人、三浦誠己、でんでんほか。
映画『ディストラクション・ベイビーズ』のあらすじ
愛媛県のこじんまりした造船所で暮らす芦原泰良と弟の将太。
街で相手を見つけては喧嘩をしていた泰良と、そんな彼に興味を抱いた北原裕也はともに行動するようになります。
ある日、通行人に暴行を働いてしまい、逃亡するために奪った車に乗っていたキャバクラ嬢の那奈と3人で街を離れます。
そこから3人での逃亡劇が始まりますが…。
映画『ディストラクション・ベイビーズ』のオススメポイント
本作は人間の狂気を感じる作品です。暴力的なシーンが大半を占めています。
柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈の何かに憑りつかれたような演技や、理性や本能を忘れて一心不乱に暴力を振るうシーンなど、野性的で鳥肌が立ちました。
セリフはほとんどなく、ただひたすた暴力で感情を表しています。見終わった後には少しゾッとするかもしれません。
2人の少年がしゃべるだけ!?『セトウツミ』(2016)
映画『セトウツミ』の作品概要
2016年公開の日本映画。人気漫画家・比元和津也の男子高校生がひたすたしゃべるだけといういたってシンプルな内容の原作を、『まほろ駅前多田便利軒』『さよなら渓谷』などで知られる大森立嗣監督がそのまま実写映画化。
キャストは、池松壮亮、菅田将暉、中条あやみ、鈴木卓爾、成田瑛基、岡山天音、奥村勲、笠久美、牧口元美、宇野祥平ほか。
映画『セトウツミ』のあらすじ
学校帰りの放課後、お決まりの川べりで高校2年生の内海想と瀬戸小吉は、たわいもない会話をしながら今日も過ごします。
性格の異なる内海と瀬戸だが、くだらない言葉遊びで盛り上がったり、瀬戸が片思いする樫村へ送るメールで悩んだり、時には深い話も語り合ったりします。
内海と瀬戸の2人の会話には、全く中身がなく、だらだらと話をするだけなのですが、そこにヤンキーの先輩鳴山が通りかかり…。
映画『セトウツミ』のオススメポイント
原作の通り、関西弁で2人がだらだらと話すだけなのですが、とてもシュールでなぜか見ていて飽きません。
ちょっとのことで喧嘩になったり、しょうもないことで笑いあったり、その学生ならではの様子が少し懐かしく感じる映画です。
池松壮亮と菅田将暉が演じる学生役に全く違和感がなく、自然な演技に驚きました。ついクスっと笑ってしまう、2人の掛け合いに注目です!
孤独な少年がボクサーを目指す『あゝ、荒野 完全版』(2017)
映画『あゝ、荒野 完全版』の作品概要
2017年公開の日本映画。『あゝ、荒野』の前後篇に未公開シーンを加えた全6話。監督は岸善幸。原作は寺山修司。
キャストは、菅田将暉、ヤン・イクチュン・木下あかり、モロ師岡、高橋和也、今野杏南、山田裕貴、河井青葉、前原滉、萩原利久、小林且弥、川口覚、山本浩司、鈴木卓爾、山中崇、でんでん、木村多江、ユースケ・サンタマリアほか。
映画『あゝ、荒野』のあらすじ
母に捨てられ少年院上がりの新治と吃音で内気なバリカンは片目のジムトレーナー堀口に出会い、2には共にボクシングを始めます。
お互いに切磋琢磨し、自分を変えるためにひたすら練習を重ね、着実に強くなっていく2人はある日、避けられない宿命に直面します。
ボクシングを通して絆を深めていく2人の孤独な少年の運命は…。
映画『あゝ、荒野』のオススメポイント
菅田将暉とヤン・イクチュンの2人が演じる青年の、孤独、虚無感、自身との葛藤がとても伝わってきます。
みんな孤独でみんな自分の居場所をどこかに探していて、それでも生きていかなければいけない、そんな人間模様を見て深く考えさせられました。
2人のボクシングシーンや、新次と木下あかり演じる芳子との濡れ場など、菅田将暉の体を張った演技にも注目です!
まとめ
映画『タロウのバカ』が2019年9月6日より、テアトル新宿ほかにて公開!
いかがでしたでしょうか?
今となっては超実力派俳優と言われた菅田将暉。これまでの作品を見れば、若手時代からまさに”天才”だったことが分かります。
役柄に応じて、表情や身体まで変えて、色んな人を虜にしてしまいます。
ご紹介した『セトウツミ』で監督を務めた大森立嗣とは、2019年9月6日より公開される『タロウのバカ』で再びキャスティングされ、刹那的に生きる3人の少年のひとりエージ役を菅田将暉が演じています。
共演は俳優デビューとなるモデルのYOSHIが主人公タロウ役、またスギオ役を太賀がそれぞれ演じています。
次から次に映画やドラマに出演する菅田将暉、今後の活躍に期待したいですね。