染谷将太オススメ映画5選!演技力の評価は誰もが納得の若手演技派の筆頭。
染谷将太は7歳から子役として活動を始め、9歳のときに映画『STACY』で映画初出演を果たします。
2011年に園子温監督作品『ヒミズ』に二階堂ふみと共演し、第68回ヴェネツィア国際映画祭にて最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を2人同時に受賞。日本人の同賞受賞はこれが初めてです。
その後も様々な賞を受賞し、実力派俳優へ登りつめました。さらに活躍の場を広げ、2016年には日中合作映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』にて空海役に大抜擢され、主演を務めます。
プライベートでは2015年に女優・菊地凛子さんと結婚し、翌年には第一子が誕生。
そんな幅広いジャンルで活躍している実力派俳優・染谷将太。
今回は代表作の『ヒミズ』を除く、染谷将太の隠れた秀作オススメ映画を5選、ご紹介させていただきます!!
CONTENTS
大自然を体感!『WOOD JOB!神去なあなあ日常』(2012)
映画『WOOD JOB!神去なあなあ日常』の作品概要
2014年公開の日本映画。映画『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督と直木賞作家・三浦しをんがタッグを組み、映画化したエンターテイメント映画。キャッチコピーは「少年よ、大木を抱け」。
キャストは、染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、有福正志、近藤芳正、光石研、柄本明ほか。
映画『WOOD JOB!神去なあなあ日常』のあらすじ
東京育ちの主人公・平野勇気は大学受験に失敗し、自分の将来に不安を感じ、絶望していました。
そんな時、偶然とあるパンフレットを手にします。
そのパンフレットを機に、勇気は京地も繋がらない、コンビニもない山奥の村で林業に従事することになります。
そこで何度も挫折しますが、色んな人と出会い、色んな経験をし、壮大な自然に触れ、勇気は林業に惹かれていきますが…。
映画『WOOD JOB!神去なあなあ日常』のオススメポイント
本作で注目したいのは、何といっても豪華キャストです。
主人公の染谷将太を始めとし、ヒロイン役には長澤まさみ、”山の神”ヨキ役に伊藤英明、ヨキの妻役に優香、村のご意見番役に柄本明など、超実力派豪華キャストが揃っています。
主人公・勇気の成長を感じられる映画で、林業がテーマというだけあって2カ月間かけて撮影された豊かな自然にも注目です。
自分が悩みの小ささに気付かされる、笑いあり涙あり感動ありの青春エンターテイメントに仕上がっています。
ミステリーベスト第1位!『悪の教典』(2012)
映画『悪の教典』の作品概要
2012年公開の日本映画。貴史祐介原作の「悪の教典」を ”鬼才”と呼ばれた三池崇史監督の手によって映画化。学校を舞台に起こる事件を描いたスリラー作品。
キャストは伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、山田孝之、平岳大ほか。
映画『悪の教典』のあらすじ
生徒たちから圧倒的な人気を得る教師・蓮実聖司であったが、彼には裏の顔がありました。
それは、他人への共感を全く持てない反社会性人格障害者(サイコパス)であることでした。
自分を邪魔する者はたとえ生徒であっても平然と殺害し、地位を上げていきます。そしてついに、生徒に正体がばれてしまいます。その時彼がとった行動は恐ろしいものでした。
映画『悪の教典』のオススメポイント
公開当時、衝撃の問題作と言われたほど、かなり刺激的な内容となっています。
さわやかなイメージの伊藤英明からは想像できないほどの狂気を感じます。
染谷将太は蓮実の標的にされる生徒を演じていますが、蓮実のサイコっぷりに恐れおののく姿がとてもリアルで印象的でした。
人間の裏に眠る悪の部分がにじみ出でいる作品です。
突如始まる命懸けのゲーム!『神さまの言うとおり』(2014)
映画『神さまの言うとおり』の作品概要
2014年公開の日本映画。週刊少年マガジン連載の漫画を原作とし、サスペンスではお馴染みの鬼才・三池崇史監督が映画化。
突然教室に現れたダルマによって始まった理不尽なゲームに立ち向かう生徒たちを描くサバイバルサスペンス映画。
キャストは、福士蒼汰、山崎絋菜、神木隆之介、優希美青、染谷将太、大森南朋、リリーフランキー、トミーズ雅、前田敦子ほか。
映画『神さまの言うとおり』のあらすじ
退屈で平凡な毎日を過ごす高畑瞬の前に突如、奇妙なダルマが出現します。
そこでクラスはとあるゲームに巻き込まれます。課題を出され、クリア出来なければその場で即殺害されるという理不尽なルールでした。
招き猫と鬼ごっこ、コケシとかごめ、マトリョーシカと缶蹴りなど課題は次々と課され、その度に死者が続出する中で、瞬は生き残った仲間たちと必死に戦います。
果たして、このゲームは何が目的なのか…。
映画『神さまの言うとおり』のオススメポイント
本作は『悪の教典』同様、三池崇史監督作品です。やはりサスペンスと言えば三池崇史監督ですよね。
ダルマやコケシやマトリョーシカなど本来動かない、喋らないものが奇妙に笑い、喋り、そして殺す、という一見全く現実味のない設定ですが、見始めるともう目を離せません。
染谷将太は主人公・瞬の親友役での出演ですが、瞬と共にダルマと戦うシーンはとても衝撃的で印象的でした。衝撃のラストにも大注目です!!
20年越しの片思い『泪壺』(2008)
映画『泪壺』の作品概要
2008年公開の日本映画。監督は瀬々敬久。『失楽園』『愛の流刑地』の渡辺淳一の短編小説が原作となった官能ラブストーリー。
キャストは、小島可奈子、いしだ壱成、佐藤藍子、菅田俊、染谷将太ほか。
映画『泪壺』のあらすじ
乳がんで入院中の愁子は、作家志望の夫・雄介に「自分の遺骨で壺を作ってほしい」とお願いします。
まもなく愁子は亡くなり、雄介は言われた通り、壺を作りました。そんな雄介に幼少期から思いを寄せる愁子の姉・朋代はあることをきっかけに偶然雄介と再会します。
そこから再び恋心を抱いた朋代は雄介に近づこうとしますが、亡き妹の壺を見ると自分のやっていることに罪悪感を感じてしまい…。
映画『泪壺』のオススメポイント
官能ラブストーリということで、朋代役の小島可奈子さんの体当たりな演技に注目です。
20年間片思いしていた男性は亡き妹の旦那、という設定で近づきたいけど近づけない、朋代の心の葛藤をリアルに描いています。
染谷将太は雄介の幼少期の役での出演ですが、当時16歳の染谷将太の演技がとても初々しく可愛らしい印象で、とても貴重な映像だと思います。1つの壺を巡る男女の恋愛ストーリー、ラストにも大注目です!
訳あり男女の24時間を描く『さよなら歌舞伎町』(2014)
映画『さよなら歌舞伎町』の作品概要
2014年公開の日本映画。監督は廣木隆一。脚本はベテラン脚本家の荒井晴彦と中野太が担当。歌舞伎町のラブホテルで起こる5組それぞれのラブストーリーを描いた群像劇です。
キャストは、染谷将太、前田敦子、イ・ウヌ、ロイ、樋井明日香、我妻三輪子、忍成修吾、大森南朋、田口トモロヲ、村上淳、河井青葉、宮崎吐夢、松重豊、南果歩ほか。
映画『さよなら歌舞伎町』のあらすじ
親には「一流ホテルで働いている」と偽り、歌舞伎町でラブホテルの店長をしている徹と、ミュージシャンとしてのデビューを夢見る沙耶。
そんな2人を中心に巻き起こる5組の男女の物語…。ラブホテルに集まるのは、家出少女や時効待ちの犯罪者など年齢も職業も異なる様々な人たちです。
彼らの人生が激しく交差さを見せるなか、徹と沙耶は…。
映画『さよなら歌舞伎町』のオススメポイント
歌舞伎町のラブホテルを舞台に、それぞれのストーリーが展開していくのですが、キャスト全員の演技力に圧倒されます。
主役の染谷将太を始め、前田敦子、南果歩、松重豊などの豪華俳優陣が揃っています。
様々な事情を抱え、孤独を感じる人間心理やそれでも生きるため、誰かを守るため、愛するために懸命にもがき苦しむ姿に感動しました。生きる希望を与えられる作品です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
どの作品でも必ず爪跡を残し、インパクトを与える俳優・染谷将太の演技力にどれも圧巻です。
どこか異様で独特な雰囲気を放ち、どの役柄も演じ切る彼に今後も目が離せません。
2020年放送開始の大河ドラマ『麒麟がくる』での活躍もとても楽しみですね!