日本ではレオ様という愛称で親しまれているレオナルド・ディカプリオ。
主演を務めた『タイタニック』が世界的に大ヒットして以降、『シャッターアイランド』や『インセプション』など数々の話題作に出演してきました。
2015年には『レヴェナント:蘇りし者』で念願のアカデミー主演男優賞を受賞しています。
また役者としてだけでなくプロデュース業にも活動の範囲を広げています。
近年ますます演技に深みを増してきたレオナルド・ディカプリオの出演作品の中から、絶対に見ておきたい作品を厳選して5作品ご紹介します!
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知的に障害のある少年を好演!『ギルバートグレイプ』(1993)
『ギルバートグレイプ』の作品概要
1993年製作のアメリカ映画。「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のラッセ・ハルストレム監督のヒューマンドラマ。ジョニー・デップ主演。この作品でディカプリオはアカデミー助演男優賞にノミネートされています。
『ギルバートグレイプ』のあらすじ
ギルバートは24年間この町を出たことがなく、知的障害者の弟アーニー、過食症で太った母親、そして2人の姉妹の面倒を見る日々を送っています。
ある日トレーラーで旅を続ける少女のベッキーと出会ったことをきっかけに、ギルバートの心が少しずつ変化していきます。
レオナルド・ディカプリオのおすすめポイント
今や世界的大スターのジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが兄弟を演じています。
ディカプリオはこの映画で知的障害者という難しい役を演じていますが、やはりこの頃から演技力は抜群だったということが改めて感じられると思います。
家族の絆の大切さを教えてくれるあたたかい作品です。
2.世界的大ヒット『タイタニック』(1997)
『タイタニック』の作品概要
1997年製作のアメリカ映画。監督は『ターミネーター2』『トゥルーライズ』などで知られるジェームズ・キャメロン。第70回アカデミー賞作品賞、第55回ゴールデングローブ作品賞に輝いている。
『タイタニック』のあらすじ
1912年イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニック号が処女航海に出発。
画家志望の青年ジャックは上流階級の娘ローズと運命的に出会い、二人は互いに惹かれ合います。
ローズの婚約者であるキャル、保守的なローズの母親など数々の障害を乗り超え、二人は強い絆で結ばれます。
しかし航海半ばの4月14日、タイタニック号は氷山と接触し、大きな船は刻一刻と冷たい海の中へと沈められていきます。
レオナルド・ディカプリオのおすすめポイント
日本でも大ヒットを記録した最高傑作です。レオナルド・ディカプリオの名を世に知らしめた作品でもありますね。
身分の違うジャックとローズの短い恋に感情移入し、何度も涙した方も多いのではないでしょうか。
ディカプリオはこの映画をきっかけに甘いルックスからアイドル的な扱いをされてきました。
でもただカッコいいだけではなく、ナチュラルな会話や細かい表情など彼の演技がとても光っている映画です。
3.天才詐欺師がはまり役!『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』(2002)
『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』の作品概要
2002年製作のアメリカ映画。監督は『E・T』、『ジュラシックパーク』など数々のヒット作を生み出しているスティーブン・スピルバーグ。17歳のフランクをレオナルド・ディカプリオ、FBI捜査官をトム・ハンクスが演じています。
『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』のあらすじ
高校生のフランクは両親が離婚すると聞き、ショックで家を飛び出します。
そして生活のために偽造小切手の詐欺を思いつきます。最初はうまくいかなかったものの、ある日航空会社のパイロットに成りすますことに成功。
味をしめたフランクは小切手の偽造を繰り返して巨額の金を手に入れるのでした。
詐欺事件を捜査するFBI捜査官のカールは果たして犯人を追いつめられるのか…?
レオナルド・ディカプリオのおすすめポイント
ただの詐欺師の物語と思いきや、これが実際にあった話だというのが驚きです。
ディカプリオが巧みな話術とキレキレの頭脳で詐欺をしていくシーンは見ていて気持ちがいいです。
作品全体におしゃれな雰囲気が漂い、テンポも良いので見ていてとてもワクワクさせられるでしょう。
またこの時のディカプリオは20代ということもあって、顔だちも綺麗で色気も漂い王子様そのものですね。
4.破天荒なカリスマを熱演『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の作品概要
2013年製作のアメリカ映画。『タクシードライバー』や『アビエーター』などで知られるマーティン・スコセッシ。レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督がタッグを組んだのはこの作品で5度目。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のあらすじ
22歳で世界一の金融街であるウォール・ストリートの投資銀行で働き出したジョーダン・ベルフォート。
26歳で証券会社を設立し、瞬く間に富と名声を手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるまでに。
浪費の限りを尽くして世間の注目を集めますが、その先には思いがけない転落が…?
レオナルド・ディカプリオのおすすめポイント
レオナルド・ディカプリオが演じたジョーダン・ベルフォートは、実在した株式ブローカーです。
こんなに破天荒な人がいたのかと、度肝を抜かれます。
そして、ディカプリオの怪演(?)も見どころです。彼の演技の振り幅の広さに拍手を送りたくなります。
登場人物に共感したり感情移入して楽しむというよりも、非現実的な刺激をたっぷり味わいたい方におすすめです。
5.アカデミー主演男優賞を受賞した『レヴェナント:蘇りし者』(2015)
『レヴェナント:蘇りし者』の作品概要
2015年製作のアメリカ映画。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品。レオナルド・ディカプリオはこの作品で悲願のアカデミー主演男優賞を受賞しています。
『レヴェナント:蘇りし者』のあらすじ
アメリカ西部の未開拓地、ハンターのヒュー・グラスは狩猟の最中に巨大な熊の襲撃を受けて瀕死の重傷を負います。
グラスと同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルドに足手まといだと置き去りにされ、グラスの息子も殺されてしまいます。
かろうじて生還したグラスは、自分を見捨てて息子も殺したフィッツジェラルドに復讐を果たすため300キロにも及ぶ過酷な道のりを突き進んでいきます。
レオナルド・ディカプリオのおすすめポイント
初めてレオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞したこの作品は、まさに彼のための映画と言えるかもしれません。
ドキュメンタリーを見ているような緊迫感、臨場感と、美しい大自然、セリフも最小限に抑えられディカプリオの演技力・存在感が際立っています。
撮影はかなり過酷だったんだろうな、というのがひとつひとつのシーンに滲み出ているような感じがします。
まとめ
若い頃からその高い演技力が評価されてきたにもかかわらず、甘いルックスが邪魔してか、なかなかオスカー受賞はなりませんでした。
2015年に主演を務めた『レヴェナント:蘇りし者』で悲願のアカデミー主演男優賞受賞となりました。
これはファンにとってはかなり嬉しいニュースだったのではないでしょうか。
軽快でコミカルな役から重厚で渋い役までもこなすレオナルド・ディカプリオ。
彼の作品を見れば、演技の引き出しが多くて本当に素晴らしい役者さんであることがわかると思います。
役者としてますます成熟していくレオナルド・ディカプリオからこれからも目が離せませんね。