数多くの人気映画に出演しているオーランド・ブルーム。甘いマスクと高い演技力で、世界中で愛されている俳優の一人です。
イギリス出身の彼は、映画『スーパーマン』の主人公に憧れ、16歳で演劇を学び始めます。97年に『オスカー・ワイルド』で映画デビューを果たし、ギルドホール音楽演劇学校を卒業後すぐに『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのレゴラス役に大抜擢されました。
その後、『ブラックホーク・ダウン』や『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』、『トロイ』にも出演、『キングダム・オブ・ヘブン』では大規模作品で初の主役を務めました。
プライベートでは、2010年にモデルのミランダ・カーと結婚し子どもも生まれましたが、2013年に残念ながら離婚してしまいました。
私生活では波乱がありましたが、映画界では大活躍中のオーランド・ブルーム。
2017年7月には人気シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が公開されます。オーランド・ブルームもウィル・ターナー役で再び出演していますよ!
今回は、オーランド・ブルームが出演した映画の中から厳選した5作品をピックアップしてお届けします!
CONTENTS
1.壮大なスケールで描くリドリー・スコット監督のスペクタクル映画『キングダム・オブ・ヘブン』(2005)
『キングダム・オブ・ヘブン』の作品概要
2005年のアメリカ映画。監督は、『グラディエーター』のリドリー・スコット。出演は、オーランド・ブルーム、エバ・グリーン、リーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズ、デビッド・シューリスほか。
『キングダム・オブ・ヘブン』のあらすじ
フランスで鍛冶屋を営むバリアン(オーランド・ブルーム)は、ある日現れた領主ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)から彼が自分の父だと告げられます。
そこでゴットフリーはバリアンにキリスト教徒イスラム教が共存する王国エルサレムを守るため十字軍に参加するよう要請します。
父ゴッドフリーの遺志を継ぎたくましく成長したバリアンは、幾多の困難を乗り越えついにエルサレム王国にたどり着きます。やがてエルサレム王を助け、美しい王女シビラ(エヴァ・グリーン)と禁じられた恋に落ちます。
『キングダム・オブ・ヘブン』のおすすめポイント
エルサレムをめぐる長い戦いの歴史の中で、イスラム勢力がエルサレムを奪還した後、エルサレム落城に際して指揮を執ったバリアンを主人公にした物語です。
史実とフィクションが織り交ざっているので、時代背景や宗教などの予備知識が必要かもしれません。でもわかりやすいストーリーになっているので、歴史ものが苦手な方でも大丈夫です。
戦いのシーンのスケールの大きさはリドリー・スコット監督ならでは!迫力が凄まじく、思わず引き込まれます。演技派が多数出演しているのも必見です。
2.再びレゴラス役で登場!『ホビット 竜に奪われた王国』(2013)
『ホビット 竜に奪われた王国』の作品概要
2013年のアメリカ映画。監督は、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のピーター・ジャクソン。出演は、イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミテージ、ベネディクト・カンバーバッチ、エバンジェリン・リリー、オーランド・ブルームほか。
J・R・R・トールキンの1937年の小説『ホビットの冒険』を原作とした『ホビット』三部作の2作目。
『ホビット 竜に奪われた王国』のあらすじ
ホビット族の青年ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、灰色の魔術師ガンダルフ(イアン・マッケラン)や王子トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミテージ)ら13人のドワーフとともに、かつてのドワーフの王国エレボールを取り戻すため旅を続けます。
竜の潜む山を目指す道中、姿を変えることができる獣人ビヨルンや、巨大な蜘蛛の群れにも遭遇しながらも、やがて目指す「はぐれ山」へとたどり着きますが…。
『ホビット 竜に奪われた王国』のおすすめポイント
この作品は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を舞台にしたJ・R・R・トールキンの冒険小説を実写映画化したもので、『ホビット』シリーズ3部作の第2章です。
邪悪な竜に奪われたドワーフ王国を取り戻すため旅に出たホビット族の青年ビルボ・バギンズら一行を待ち受ける過酷な運命を、壮大なスケールで描いています。
オーランド・ブルームは、『ロード・オブ・ザ・リング』にも登場したエルフのレゴラス役で出演しています。
オーランド・ブルームというとやっぱりレゴラスのイメージが強いのではないでしょうか。この作品でも相変わらずかっこ良いです。
スケールが大きく、アクションも大迫力で、ディズニーのアトラクションに乗っているかのような面白さがあります。
物語のカギとなる伝説の邪竜スマウグの声を、ベネディクト・カンバーバッチが担当しているのも注目です。
3.初の悪役に挑戦した3Dアクション『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011)
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の作品概要
2011年のアメリカ映画。監督は、『バイオハザード』のポール・W・S・アンダーソン。出演は、ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、マシュー・マクファディン、レイ・スティーブンソンほか。
原作はアレクサンドル・デュマ・ペールの小説「三銃士」。
8台の3Dカメラを駆使して撮影された3Dアクション映画作品です。
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のあらすじ
17世紀フランス。銃士にあこがれを抱きパリにやってきた青年ダルタニアン(ローガン・ラーマン)は、気が強く無鉄砲な性格が功を奏してか、三銃士の仲間入りを果たすことに。
その後、フランス国王側近の裏切りによって奪われた王妃の首飾りを取り返すため、イギリスへ向かいますが、彼の前には事件の鍵を握るバッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)と謎の美女ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が立ちはだかり…。
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のおすすめポイント
何度も映像化されてきた冒険歴史小説の古典「三銃士」が、ポール・W・S・アンダーソン監督による斬新なアイデアと奥行きのある3D映像で、新たな娯楽大作に生まれ変わりました。
オーランド・ブルームは、自身初めてとなる悪役に挑んでいます。表向きはハンサムでチャーミングですが、本当はかなり頭のキレる嫌味な性格というバッキンガム公爵の役が意外にもよくハマっています。
本人も初めての悪役をかなり楽しんで演じていたようです。
三銃士はもちろん、謎の女ミレディもカッコ良い!豪華な出演者、CGを駆使した迫力満点な映像、話がテンポよく展開していくので、飽きずに楽しめます。現代の新しい三銃士の傑作といえるでしょう。
4.映画の中の音楽にも注目!愛と希望の物語『エリザベスタウン』(2005)
『エリザベスタウン』の作品概要
2005年のアメリカ映画。監督は、『あの頃ペニー・レインと』のキャメロン・クロウ。出演は、オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、スーザン・サランドン、アレック・ボールドウィン、ジェシカ・ビールほか。
『エリザベスタウン』のあらすじ
シューズ会社に勤務するドリュー(オーランド・ブルーム)は、自らがデザインしたシューズが大失敗し、約10億ドルもの損害を出してしまい、会社をクビになってしまいます。
希望を失ったドリューは自殺を決意します。そんな時、生まれ故郷に帰っていた父親の訃報を妹に知らされ、飛行機でケンタッキー州エリザベスタウンに向かいます。
ドリューは機中でキャビンアテンダントのクレア(キルスティン・ダンスト)に出会い、そしてエリザベスタウンに住む親戚や父の友人たちと触れ合う中で、次第に生きる喜びを見出していきます。
『エリザベスタウン』のおすすめポイント
オーランド・ブルームが『スパイダーマン』のヒロイン、キルスティン・ダンストと共演した心温まるヒューマンドラマです。
これまでコスプレの多かったオーランド・ブルームですが、この作品では普通の青年といった感じで、“素”な姿を見ることができます。
また、ブサカワ(?)のキルスティン・ダンストがとても可愛らしい魅力的な女の子を演じています。
この映画の見どころはなんといっても音楽の良さだと思います。字幕の歌詞は出てきませんが、物語を引き立たせていて本当に素敵なんです。
落ち込んでいる人、癒されたい人にお勧めしたい作品です。
5.若き研修医の歪んだ愛を描いた医療サスペンス『グッド・ドクター 禁断のカルテ』(2010)
『グッド・ドクター 禁断のカルテ』の作品概要
2010年のアメリカ映画。監督は、アイルランド出身のランス・デイリー。出演は、オーランド・ブルーム、ライリー・キーオ、マイケル・ペーニャ、タラジ・P・ヘンソン、J・K・シモンズほか。
オーランド・ブルームが脚本を気に入り、主演・制作を務めた医療サスペンス。
『グッド・ドクター 禁断のカルテ』のあらすじ
研修医としてキャリアをスタートしたばかりのマーティン(オーランド・ブルーム)は、周囲の評判を気にする不安な日々を過ごしていました。
そんな中、入院してきた18歳の美しいダイアン(ライリー・キーオ)の担当医となった彼は、素直に信頼してくれる彼女と接するうちに自信を取り戻していきます。
一方ダイアンの経過は順調でしたが、彼女を愛するようになっていたマーティンは薬を巧妙に入れ替えて病気を再発させ、病院に引き留めることを思いつきます。
『グッド・ドクター 禁断のカルテ』のおすすめポイント
オーランド・ブルームが脚本に惚れ込んで主演と制作を務めたサスペンス映画です。オーランド・ブルームのファンなら見ておきたい作品ですね。
医者は患者の病気を操れるのかと思うと、とても恐ろしくなってしまいますね。オーランド・ブルーム演じる研修医のマーティンは、美しい少女の病気を長引かせるために点滴を入れ替えるなどの細工をします。結局少女は亡くなってしまうのですが、さらに彼は罪を犯してしまいます。
大きな盛り上がりはないものの、オーランド・ブルームの繊細な演技が光る作品になっています。脇を固める実力派俳優陣にも注目です。
まとめ
オーランド・ブルームが出演した映画の中から5作品をピックアップしておとどけしました。いかがでしたか?
かっこいいアクション映画がよく似合いますが、『エリザベスタウン』などの自然体な演技もとても魅力的ですよね。
最新作を見る前にぜひ過去の作品を改めて見直して、彼の魅力を感じてみて下さいね。