Netflix独占配信SF映画おすすめ5選!
「U-NEXT」や「hulu」「Amazonプライムビデオ」など、様々な映像配信サービスが乱立する昨今では、サービスごとに独自の顧客を掴むため「そのサービスでしか観れない映画」に力を入れています。
今回は映像配信サービス「Netflix」より、「Netflix」が配信権を独占したNetflix独占配信映画から「SF映画」に絞りオススメ作品をご紹介させていただきます。
また、本記事には日本以外での国では劇場や他の配信サービスでも公開されている「地域独占配信映画」も含まれていることを予めご了承ください。
CONTENTS
NetflixオススメSF映画①:『エクスティンクション 地球奪還』
映画『エクスティンクション 地球奪還』の作品情報
【原題】
Extinction
【配信】
2018年(アメリカ映画)
【監督】
ベン・ヤング
【キャスト】
マイケル・ペーニャ、リジー・キャプラン、マイク・コルター、アメリア・クラウチ、エリカ・トレンブレイ
【作品概要】
映画化されていない脚本を共有し、映画製作者とのマッチングを行う会員制サイト「ブラックリスト」に登録されていた作品をベン・ヤングが映像化したSF映画。
主演を務めたのは『アントマン』(2015)や『オデッセイ』(2015)で存在感のある登場人物を演じたマイケル・ペーニャ。
【あらすじ】
空から襲撃してきた侵略者によって人々が殺される夢にうなされるピーター(マイケル・ペーニャ)。
精神科で同じ夢を見ている男に出逢い自身の夢を疑い始めた矢先、空から宇宙船が現れ街を攻撃し始め…。
待ち構える衝撃のどんでん返し!ピーターの見る夢の正体とは
宇宙からの侵略者との攻防を描く作品はSF映画の定番であり、『インディペンデンス・デイ』(1996)や『宇宙戦争』(2005)など映像技術の進化の指標とも言える壮大な作品が近年では多い印象を受けます。
本作『エクスティンクション 地球奪還』(2018)は序盤こそ類似の「地球侵略モノ」と同様に物語が進んでいきますが、物語の中盤で大きなどんでん返しを迎えます。
ピーターが毎日見る夢は、本当にただの夢なのか。
おちゃらけキャラやどこか抜けた青年を演じることが多かったマイケル・ペーニャが完全にシリアスな演技を見せる本作は脚本に注目して欲しい1作です。
NetflixオススメSF映画②:『ARQ:時の牢獄』
映画『ARQ:時の牢獄』の作品情報
【原題】
ARQ
【配信】
2016年(アメリカ・カナダ合作)
【監督】
トニー・エリオット
【キャスト】
ロビー・アメル、レイチェル・テイラー、ショーン・ベンソン、グレイ・パウエル、ジェイコブ・ニーエム、アダム・ブッチャー
【作品概要】
脚本家トニー・エリオットによって制作されたNetflix独占配信SF映画。
『トランスフォーマー』(2007)やNetflix独占配信ドラマシリーズ「ジェシカ・ジョーンズ」に出演するレイチェル・テイラーがヒロインを演じました。
【あらすじ】
突然部屋に押し入ってきたガスマスクをした男たちから逃れる途中、階段から転落し死亡したレントン(ロビー・アメル)。
しかし、次の瞬間、ガスマスクの男たちが部屋に押し入ってくる数秒前の状態で目を覚まし……。
ハラハラの止まらないワンシチュエーションタイムリープ映画
本作『ARQ:時の牢獄』(2016)は『ハッピー・デス・デイ』(2019)のようないわゆる「タイムリープ」映画です。
しかし、従来の「タイムリープ」作品と決定的に異なるのは、次のループに記憶を引き継げる人間が主人公だけではないという部分です。
主人公にとって味方となり得る人物でも、敵となる人物でも記憶を引き継げてしまうため、「タイムリープ」を使った命をかけた駆け引きを繰り返すことになります。
1つの家の中しか描かれない「ワンシチュエーション」な「タイムリープ」でありながら緊迫感は抜群の本作。
誰が味方で誰が敵なのか、手に汗握る心理戦を楽しんでください。
NetflixオススメSF映画③:『スペクトル』
映画『スペクトル』の作品情報
【原題】
Spectral
【配信】
2016年(アメリカ映画)
【監督】
ニック・マチュー
【キャスト】
ジェームズ・バッジ・デール、エミリー・モーティマー、ブルース・グリーンウッド、マックス・マーティーニ
【作品概要】
『アイアンマン3』(2013年)や『ザ・ウォーク』(2015年)に出演したジェームズ・バッジ・デールが主演を務めたミリタリーSF映画。
共演としてリブート版映画『スター・トレック』(2009)でクリストファー・パイクを演じたブルース・グリーンウッドが出演しました。
【あらすじ】
同盟軍と反乱軍による戦争が長く続く東欧のモルドバで、目に見えない「何か」に襲われた米軍の兵士。
その「何か」の正体を突き止め兵士の動揺を止めるため、国防高等研究計画局のクライン(ジェームズ・バッジ・デール)は現地を訪れますが…。
圧倒的な力を持つ未知の敵に挑む兵士たちの戦い
戦地に突如出現した幽霊のような生物「アラタレ」。
「アラタレ」は触れるだけで死に至るだけでなく、兵士たちの持つ銃弾は一切効かないまさに無敵の幽霊。
本作『スペクトル』(2016)は幽霊「アラタレ」を圧倒的で絶望的な「敵」としてホラーテイストで描く序盤と、打開策を見つけ総力戦を仕掛けるSFアクションを描く終盤とで全く違う2つの魅力を引き出しているSF映画です。
序盤では理知的に打開策を見つけ、終盤では「アラタレ」を爆殺する。
ホラーとSFミリタリーアクション、両ジャンルとも高いクオリティで描かれる「アラタレ」との戦いに注目して欲しい作品です。
NetflixオススメSF映画④:『BLAME!』
映画『BLAME!』の作品情報
【配信年】
2017年(日本映画)
【監督】
瀬下寛之
【キャスト】
櫻井孝宏、花澤香菜、雨宮天、宮野真守、早見沙織
【作品概要】
アニメ化もされた漫画「シドニアの騎士」で有名な弐瓶勉の初連載となった漫画シリーズをNetflix日本初のオリジナル作品として映像化した作品。
監督はアニメシリーズ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』で総監督を務めた瀬下寛之。
【あらすじ】
制御を失った「建設者」と呼ばれるロボットによって無限に構造物の増築が進められる世界。
食料を失い飢餓に直面した村を救うため村を離れたづる(声:雨宮天)は、人間を襲う機械生命体に襲われていたところを霧亥(声:櫻井孝宏)によって救われ……。
無限に続く構造建築を舞台に描かれる壮絶な戦い
どこまでも無限に続く構造建築という舞台設定と、狂気を感じるほどに描き込まれた背景、そして難解な物語が海外からも大絶賛される弐瓶勉の漫画「BLAME!」。
Netflixによる日本初のオリジナル映画となった『BLAME!』(2017)は、原作の世界観を見事に3DCGに落とし込んでおり、サイバーパンクな世界観が好きな人にたまらない映像が目の前に広がります。
電子の世界を題材とした複雑で難解な物語性が原作の魅力の1つではありましたが、同時にその難解さによって途中で離脱してしまう人もいました。
本作は原作の1エピソードをほどほどに分かりやすく再構成しているため、独自の複雑な物語性を維持したまま、初見の方でも充分に楽しめる作品になっています。
3DCGによって紡がれるメカニックで美しい世界での、1つの村を守るための攻防をぜひその目でご覧になってください。
NetflixオススメSF映画⑤:『ブラックミラー:バンダースナッチ』
映画『ブラックミラー:バンダースナッチ』の作品情報
【原題】
Black Mirror: Bandersnatch
【配信】
2018年(アメリカ・イギリス合作)
【監督】
デビッド・スレイド
【キャスト】
フィオン・ホワイトヘッド、ウィル・ポールター、アリス・ロウ、クレイグ・パーキンソン
【作品概要】
圧倒的な人気を誇るイギリス産SFオムニバスドラマ「ブラックミラー」シリーズ初の映画作品。
クリストファー・ノーラン監督の映画『ダンケルク』(2017)で、陸軍兵士側主人公トミー二等兵を演じたフィオン・ホワイトヘッドが主演を務めました。
【あらすじ】
実家で父と暮らすステファン(フィオン・ホワイトヘッド)は、選択によって物語を変えられる小説「バンダースナッチ」をゲーム化する構想を抱えていました。
天才ゲーミングプログラマーを有する時流に乗る会社へ企画を持ち込んだステファンは、期限までに作品を完成させることを求められますが……。
配信映画だけでしか体験できない新たな映画の形
イギリスの公共放送「チャンネル4」が放映し、シーズン3以降はNetflixが製作・配信を手掛けるSFオムニバスドラマ「ブラック・ミラー」シリーズ。
本シリーズは「どんでん返し」や「巧みな伏線」を利用しでどの回も傑作とされてきましが、初の映画作品となる『ブラックミラー:バンダースナッチ』(2018)はまさに配信前提だからこそ出来る新時代の映画の形を見せてくれる作品でした。
本作はインタラクティブ作品と呼ばれ、リモコンやコントローラーを使い鑑賞者が主人公の行動を選択することで物語が変化する方式が採用されています。
選択肢によって生まれるルートは被りも併せて1兆以上もあるとされ、まさに鑑賞者によって物語が変わる映画といえます。
技術の進歩と人間の業によって生まれる悲劇を描いた「ブラック・ミラー」シリーズ、あなたにとっての主人公ステファンはいったいどのような結末を迎えることになるでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
「SF」と言う新たな発想が求められるジャンルにおいて「Netflix独占配信作品」は、常に一歩先を行こうと奮闘している作品ばかり。
「空いた時間に何を観ようかな」とお困りのSF好きの皆様、ぜひこの週末はご紹介させていただいた5作を楽しんでみてください。