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Entry 2017/03/23
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中谷美紀映画おすすめ5選!年齢によって異なる魅力が光る演技力

  • Writer :
  • Yuko


(C)2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
多くの映画に出演し素晴らしい演技を見せてきた演技派女優、中谷美紀。

凛とした雰囲気と年を重ねても変わらない美しさで、幅広い役柄を演じている日本映画界に欠かせない女優さんの一人です。

93年のTVドラマ「ひとつ屋根の下」でデビューし、99年の「ケイゾク」で一気に人気女優になりました。95年に『大失恋。』で映画デビューを果たし、『リング』『らせん』などに出演。02年『壬生義士伝』で日本アカデミー賞助演女優賞を初受賞し、06年には『嫌われ松子の一生』で国内の映画賞で主演女優賞を総なめにしました。

他にも『電車男』『源氏物語 千年の謎』『清須会議』『渇き。』など多くの映画に出演してきました。

また、歌手として活動していたこともあるほか、ナレーション業やアニメの声優など活躍の場を広げています。

今回は、そんな中谷美紀の出演映画から厳選した5作品をピックアップしてお届けしします!

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1.頑固な仕立て屋を美しく丁寧に演じた『繕い裁つ人』(2015)

『繕い裁つ人』の作品概要

2015年の日本映画。監督は、『ぶどうのなみだ』『しあわせのパン』の三島有紀子。出演は、中谷美紀、三浦貴大、片桐はいり、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子ほか。

池辺葵の同名人気コミックを実写映画化。

『繕い裁つ人』のあらすじ

市江(中谷美紀)は祖母が始めた洋裁店を継ぎ、町の仕立て屋の2代目店主として日々年季の入ったミシンを使って服を作ります。彼女が職人技を駆使して丁寧に仕立てる洋服は大人気で、依頼人たちを喜ばせていました。

職人気質でまるで“頑固おやじ”のような市江はブランド化の依頼にも目もくれず、その服に袖を通すたった一人のためだけのオーダーメイド服を縫うだけで幸せを感じていました。

しかし、自分がデザインしたドレスを作りたいはずだという藤井(三浦貴大)の言葉に、市江の心に封印してきた何かが揺れ動き…。

『繕い裁つ人』のおすすめポイント

町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた、大人の女性から圧倒的な支持を受けるコミック「繕い裁つ人」を実写映画化した作品です。

中谷美紀は、夢を見るための洋服を大切に真摯に繕う市江の姿に惹かれた、と語り、凛として職人気質で純粋な心をもつ主人公・市江を丁寧に演じています。

物語の舞台となった神戸の街を中心に、すべて兵庫県で撮影されたそうで、異国情緒漂うエレガントな街並みが、美しい洋服とマッチしてとても素敵な雰囲気が感じられます。

三浦貴大、片桐はいり、杉咲花、中尾ミエなど、若手からベテランまで演技派の脇役たちも見どころです。

2.松本清張の小説が原作!圧巻の演技を魅せた『ゼロの焦点』(2009)

『ゼロの焦点』の作品概要

2009年の日本映画。監督は、『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心。出演は、広末涼子、中谷美紀、木村多江、杉本哲太、崎本大海、西島秀俊、鹿賀丈史ほか。

松本清張の長編推理小説の映画化。1961年にも映画化されており、また多数テレビドラマ化もされている名作。

第33回日本アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演女優賞など7部門にノミネート。

『ゼロの焦点』のあらすじ

26歳の板根禎子(広末涼子)は、広告代理店に勤める鵜原憲一(西島秀俊)と見合い結婚します。信州から木曾を巡る新婚旅行を終えた7日後、憲一は、仕事の引継ぎをしてくると言って金沢へ旅立ちます。

しかし、憲一は予定を過ぎても帰京せず、禎子のもとにもたらされたのは、憲一が北陸で行方不明になったという勤務先からの知らせでした。

禎子は急遽金沢へ向かい、憲一の後任である本多(野間口徹)の協力を得つつ、憲一の行方を追うことに。彼女はその過程で夫の隠された過去を知ることになり…。

『ゼロの焦点』のおすすめポイント

社会派ミステリーの巨匠、松本清張の同名小説を映画化した作品です。

中谷美紀は西島秀俊演じる憲一のかつての得意先の社長夫人で、事件のカギを握る重要な人物・室田佐知子を演じています。

社長夫人らしいゴージャスな服装がよく似合っていて、眼力がもの凄く、中谷美紀が主役といってもいいくらいの圧倒的な存在感を魅せつけています。

ミステリーというよりも、戦後の女性3人の背負わされた不幸や悲しみがクローズアップされていて、見ごたえ十分な作品になっています。

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3.阿部寛と共演!人気4コマ漫画の映画化『自虐の詩』(2007)

『自虐の詩』の作品概要

2007年の日本映画。監督は、『トリック』などの堤幸彦。出演は、阿部寛、中谷美紀、遠藤憲一、カルーセル麻紀、竜雷太、名取裕子、西田敏行ほか。

業田良家による日本の4コマ漫画の実写映画化。

第31回日本アカデミー賞主演女優賞ノミネート。

『自虐の詩』のあらすじ

子どものころから不運続きの幸江(中谷美紀)は、無職で大酒のみで乱暴者、ギャンブルに明け暮れるダメ亭主・イサオ(阿部寛)に健気に尽くしていました。

見かねた隣人に別離を勧められようと、パート先の店主にしつこく言い寄られようと、イサオと一緒にいることが何よりも幸せな幸江。

そんなある日、刑務所帰りの父親が幸江の前に現れ…。

健気な妻と無口な夫が織りなす風変わりな日常を通して、幸も不幸も乗り越えた人生の真実を描いています。

『自虐の詩』のおすすめポイント

中谷美紀は、夫に尽くす幸薄の妻・幸江を演じています。

くすんだ服にノーメイク、不幸な雰囲気がにじみ出ている、全く新しいヒロインという役どころを見事に演じ切っています。寡黙で乱暴者の亭主を演じた阿部寛と絶妙のコンビネーションを見せています。

また、脇役たちも一人一人がはまり役で、細かな描写もしっかり笑わせてくれます。

幸せと不幸、笑いと涙が程よいバランスで絡み合っていて、ほろりとさせられる家族の物語です。

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4.中谷美紀の代表作!様々な表情で演じた『嫌われ松子の一生』(2006)

『嫌われ松子の一生』の作品概要

2006年の日本映画。監督は『下妻物語』『告白』などの中島哲也。出演は、中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、香川照之、柄本明、木村カエラ、柴咲コウ、武田真治、土屋アンナ、宮藤官九郎、劇団ひとりほか。

山田宗樹の同名ベストセラー小説を映画化した異色のシンデレラストーリー。

第30回日本アカデミー賞主演女優賞、音楽賞を受賞。脚本賞、監督賞にノミネート。

『嫌われ松子の一生』のあらすじ

昭和22年・福岡県大野島生まれの川尻松子(中谷美紀)は、お姫様みたいに幸せな人生に憧れていました。

しかし、20代で教師をクビになり、エリート街道から転落。男性遍歴を重ねるたびに不幸になり、家を飛び出して風俗嬢になってしまいます。

その上ヒモを殺害して刑務所に送られ、壮絶な不幸の連続にまみれた波乱万丈の人生を送ることになり…。

『嫌われ松子の一生』のおすすめポイント

子供のころからお姫様のような人生にあこがれてきた松子の壮絶な人生をミュージカル調のポップな映像で描いた異色の人間ドラマです。

中谷美紀のターニングポイントとなった作品であり、彼女の代表作です。

中谷美紀は松子の役にかなり惚れ込んで“この役を演じるために女優になったのかもしれない”というほど松子に熱い思いを寄せていたようです。

しかし映画の撮影中は、中島監督に毎日毎日怒鳴られて、睡眠不足も続き肉体的にも疲弊していたそうで、撮影現場はかなり過酷なものだったそう。

その甲斐あって中谷美紀はアカデミー賞主演女優賞に輝き、各映画賞でも高い評価を獲得しました。

映像、音楽、そして松子を演じた中谷美紀の演技力に圧倒されること間違いなしです。

5.ヲタクの恋を描き大ヒット!エルメスを演じた『電車男』(2005)

『電車男』の作品概要

2005年の日本映画。監督は、この作品が初監督となる『ラストクリスマス』の村上正典。出演は、山田孝之、中谷美紀、瑛太、国仲涼子、佐々木蔵之介、木村多江ほか。

インターネットから生まれた奇跡の純情初恋物語を映画化。また、単行本化されてベストセラーになり、漫画・テレビドラマ・舞台にもなった物語。

『電車男』のあらすじ

電車内で暴れる酔っ払いから女性(中谷美紀)を助けたオタク青年、通称・電車男(山田孝之)。

彼女に心惹かれた電車男でしたが、これまで女性に縁がなかったので、どうしたらいいかわからない…。そこで彼はインターネットの世界に助けを求めることに…。

『電車男』のおすすめポイント

インターネットの2ちゃんねるから生まれた純愛物語を映画化し、大ヒットした作品です。

世の中のモテないヲタク男子に希望を与えましたよね。

そして中谷美紀の演じた「エルメス」が本当に優しくて美しいですね。どこかミステリアスで大人っぽい女性が中谷美紀の雰囲気にぴったりです。

実際の「エルメス」に中谷美紀が似ていたことから、キャスティングされたといわれています。

また、山田孝之のヲタクぶりもよくハマっています。エルメスに思いを伝えるシーンは胸がキュンとしてしまいます。ピュアな恋愛映画を見たいときにぜひおすすめです。

まとめ

人気女優・中谷美紀の出演映画から5作品をピックアップしてお届けしました。

どの作品も中谷美紀の高い演技力を堪能できると思います。見る者を映画の世界に引き込む力があり、美貌を生かした役だけでなく、不幸な役や汚れ役も何でもやってのける、本当に素晴らしい女優さんですよね。

今後どのような作品や役柄で映画ファンを楽しませてくれるのか、大いに期待したいですね!

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