モデル出身の水原希子のおすすめ映画をピックアップ!
女優、モデル、デザイナーと多彩な才能を持つ水原希子。『ノルウェイの森』で主人公の恋人役として映画デビューを果たし、マレーシアと日本の合作映画『Malu 夢路』に出演したりと、その演技の動向が注目されています。
勢いにのる水原希子は、2021年2月26日公開の映画『あのこは貴族』で門脇麦とのダブル主演も決定!
この作品は、同じ都会に暮らしながら全く異なる生き方をする2人の女性が自分の人生を切り開こうとする姿を描いた山内マリコの著書『あのこは貴族』を映画化したものです。
モデルでもある水原希子の可愛いメイクやファッションは必見! 果たして、『あのこは貴族』ではどんなファッションを披露してくれるのでしょう。
『あのこは貴族』を見る前に、ファッショナブルな水原希子の魅力がいっぱいのおすすめ映画やドラマ作品をご紹介します。
CONTENTS
水原希子のプロフィール
2020年の東京国際映画祭での『Malu 夢路』舞台挨拶前の取材スナップから
水原希子は、1990年、アメリカ合衆国テキサス州ダラスでアメリカ人の父と日本生まれの韓国人の母との間に生まれました。
2才の時に家族とともに神戸市に移住し、11歳の時に両親が離婚。母親に引き取られます。
2003年にファッションモデルとなり、2007年からは『ViVi』の専属モデルとして登場するようになりました。
モデル業のかたわら、2010年公開の映画『ノルウェイの森』で主人公の恋人役の抜擢されて、映画デビューを果たします。
以降も2012年の『ヘルタースケルター』『I’M FLASH!』など数々の映画に出演。また2013年にはNHK大河ドラマ『八重の桜』にてTVドラマ初出演も。
近年の出演作は2016年の『信長協奏曲』『高台家の人々』、2017年の『ブルーハーツが聴こえる』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』など。
映画『あのこは貴族』(2021)
映画『あのこは貴族』作品情報
【日本公開】
2021年(日本映画)
【原作】
山内マリコ(「あのこは貴族」集英社文庫刊)
【監督・脚本】
岨手由貴子
【キャスト】
門脇麦、水原希子
映画『あのこは貴族』あらすじ
都会に生まれ育ち、何不自由なく育てられ、「結婚=幸せ」と信じて疑わない箱入り娘の華子(門脇麦)。
結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまいました。
気が付けば20代後半、名門女子校の同級生たちの結婚、出産の話を聞くたびに焦りが増すばかりです。
あらゆる手立てを使い、お相手探しに奔走した結果、ハンサムで良家の生まれである弁護士・青木幸一郎と出会います。
幸一郎との結婚が決まり、幸せが叶えられたかに思えたのですが…。
一方、東京で働く美紀(水原希子)は富山生まれ。
猛勉強の末に慶應大学に入学し上京します。学費のために夜の世界も経験しましたが、中退。
恋人はなく、仕事にやりがいを感じているわけでもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいました。
同じ都会で暮らしながらも、出会うはずもなかった2人の人生が静かに交錯した時、それぞれに思いもよらない世界が拓けていき…。
第5位 映画『ノルウェイの森』(2010)
映画『ノルウェイの森』作品情報
【公開】
2010年(日本映画)
【原作】
村上春樹
【脚本・監督】
トラン・アン・ユン
【キャスト】
松山ケンイチ、高良健吾、菊地凛子、水原希子
映画『ノルウェイの森』あらすじ
37歳のワタナベトオル(松山ケンイチ)は、ドイツ行きの機内でビートルズの「ノルウェイの森」を聴き、18年前の青春を思い出します。
当時ワタナベは、親友キズキ(高良健吾)の恋人・直子(菊地凛子)に恋をしていました。そんなある日突然、キズキは自殺してしまいます。
キズキを失った喪失感から逃れるように東京の大学に進学したワタナベは、ある日東京でキズキの恋人だった直子に再会します。
ワタナベが直子への思いを強めれば強めるほど、直子の喪失感は募るばかり……。
そんなとき、ワタナベは、瑞々しさにあふれた緑(水原希子)と出会い、直子とは対極ともいえる存在に心ひかれるようになりました。
映画『ノルウェイの森』おすすめポイント
『青いパパイヤの香り』(1993)『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(2009)のトラン・アン・ユン監督が、村上春樹の世界的ベストセラー小説を映画化した作品です。
水原希子は、亡くなった親友キズキの恋人の直子に思いを寄せる主人公が次第に惹かれていく緑を好演。
映画初出演とは思えない堂々とした演技で、『ノルウェイの森』の持つ純愛の世界観を表現しています。
ショートカットの愛くるしい姿で登場する水原希子の瑞々しい魅力があふれ出ている作品です。
第4位 映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(2017)
映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』の作品情報
【公開】
2017年(日本映画)
【原作】
渋谷直角
【脚本・監督】
大根仁
【キャスト】
妻夫木聡、水原希子、新井浩文、安藤サクラ、江口のりこ、天海祐希、リリー・フランキー、松尾スズキ、松本まりか
映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』のあらすじ
「力まないカッコいい大人」である奥田民生に憧れる編集者コーロキ(妻夫木聡)が、おしゃれライフスタイル雑誌編集部に異動となりました。
そんなある日、コーロキは、仕事で出会ったファッションプレスの美女、天海あかり(水原希子)に一目ぼれします。
あかりに見合う男になるべく、仕事に精を出し、デートにも必死になります。
しかし、やることなすことすべてが空回り……。
あかりの自由すぎる言動に常に振り回され、コーロキは身も心もボロボロになってしまいます。
映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』のおすすめポイント
原作は絶妙な細かいディテールが人気の渋谷直角によるサブカルマンガ。
『モテキ』(2011)『バクマン。』(2015)の大根仁監督が、妻夫木聡&水原希子の共演で実写映画化しました。
奥田民生を崇拝する雑誌編集者コーロキが一目ぼれした天海あかりは、とてもかわいくチャーミングな女性。ですが、全て自分の想い通りに事を運ぼうとする破天荒な性格で、コーロキの私生活は引っ掻き回されるというラブコメディです。
キュートでチャーミング、しかし男を狂わせる不思議な魅力を持つ‟天海あかり”は、魔性の女ともいえる存在。
そんな‟天海あかり”を演じる水原希子の笑顔は素のモノともとれ、新たな水原希子の一面が見える作品です。
第3位 映画『Malu 夢路』(2020)
映画『Malu 夢路』の作品情報
【日本公開】
2020年(マレーシア・日本合作映画)
【脚本・監督】
エドモンド・ヨウ
【音楽】
細野晴臣
【キャスト】
セオリン・セオ、メイジュン・タン、永瀬正敏、水原希子、リン・リム、シー・フールー
映画『Malu 夢路』のあらすじ
心を病んだ母のもと、幼い頃に決別したホンとランの姉妹。他人も同然になった2人は母の死を機に20年ぶりに再会し、同居生活をふたたびスタートさせます。
ある朝、姉のホンが目を覚ますと、そこにランの姿はありませんでした。
数年後、ホンのもとに日本でランの遺体が発見されたとの知らせが届きます。
ホンは仕事も家庭も放り出し、日本へと旅立ちました。
日本に渡っていた妹ランを知る人々として、姉ホンが出会ったのはシンスケ(永瀬正敏)とジュン(水原希子)という2人の日本人でした。
映画『Malu 夢路』のおすすめポイント
謎めいた詩情とともにマレーシアと日本を往還する、美しき姉妹の永年の確執の物語。
本作は、『アケラット ロヒンギャの祈り』(2017)で第30回東京国際映画祭・最優秀監督賞を受賞したエドモンド・ヨウ監督による日本・マレーシア共同製作作品です。
マレーシアのセオリン・セオ、メイジュン・タンが主人公の姉妹を演じる他、日本からは永瀬正敏、水原希子が出演しています。
水原希子のプロフィールで使用した画像は、本作の第33回東京国際映画祭での上映後のインタビュー時の衣装といいますから、流石のファッションセンスです。
本作では、水原希子は、日本を訪れた主人公ホンに妹の情報を与える日本人の役をしています。
実は水原希子は、音楽を担当する細野晴臣の大ファン。本作への出演は、追っかけをするほどのファンだという細野晴臣側からの紹介だったといいます。
ハーフでありモデル活動や女優もしている水原希子は、多言語で多国籍な世界観がとても面白そうと思って出演をしたそうですから、今後の活動もグローバルなものになるかも知れません。
第2位 ドラマ『グッドワイフ』(2019)
ドラマ『グッドワイフ』の作品情報
【配信】
2019年
【制作】
TBSテレビ
【脚本】
篠﨑絵里子
【キャスト】
常盤貴子、小泉孝太郎、水原希子、北村匠海、唐沢寿明
ドラマ『グッドワイフ』のあらすじ
蓮見杏子(常盤貴子)は出産を機に弁護士を辞め、専業主婦として家族と幸せな日々を送っていました。
ところがある日、東京地検特捜部長である夫・壮一(唐沢寿明)が汚職の容疑で逮捕されます。
さらに女性スキャンダルまで明らかになり、杏子は家族のために16年ぶりの弁護士復帰を決意。
弁護士補助の円香みちる(水原希子)がいる多田弁護士(小泉孝太郎)事務所で働くことになりました。
ドラマ『グッドワイフ』のおすすめポイント
リドリー・スコット製作総指揮によるアメリカのテレビシリーズのリメイク。常盤貴子が主演を務め、水原希子は常盤が再就職する事務所の弁護士補助円香みちるを演じています。
ストレートの長い髪をポニーテールにまとめ、簡素な服装で情報収集などの作業に当たる‟みちる”の姿は、きびきびとしてとても頼もしく見えました。
トレードマークのような大きめのピアスがよく似合い、日本人離れした顔立ちがはっきりわかるヘアメイクも、弁護士補助という職業の知性を感じさせてくれます。
事件の解決とともに、‟みちるファッション”も楽しみなドラマでした。
第1位 映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015)
映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の作品情報
【公開】
2015年(日本映画)
【原作】
諫山創
【脚本】
渡辺雄介、町山智浩
【監督】
樋口真嗣
【キャスト】
三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多
映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』のあらすじ
謎の巨人によって文明が破壊されて100年。
人類は強固な防御壁に囲まれて暮らしていましたが、超大型巨人によって外壁が壊され、そこから侵入した巨人たちによって多くの人が犠牲になります。
そんな時、幼馴染みのエレン(三浦春馬)とミカサ(水原希子)、アルミン(本郷奏多)は、人々の混乱の中で離れ離れになってしまいました。
2年後、調査団に入ったエレンは同じように入団したアルミンと外壁を修復する任務に就きます。
そこでエレンはミカサと再会しますが、彼女は人類最強といわれた男シキシマ(長谷川博己)と親しくなっていました。
映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』のおすすめポイント
アニメでも人気を博したコミックが原作のダークファンタジーです。監督は『のぼうの城』の樋口真嗣が務め、CG、ミニチュア、実写を融合させて迫力ある巨人を作り出しています。
本作で水原希子は、ヒロインともいうべきミカサを熱演。ミカサは、内面では常にいろいろなことを感じていながらも、ポーカーフェイスで感情を表に出すタイプではありません。
しかも、常に絶望感に満ちた状況で演じにくい役柄と思われますが、水原希子はそんなミカサになり切っていました。
本作の見どころの一つに、激しいアクションがあります。ミカサは特にその場面が多く、立体機動装置で飛ぶ演技は見ものです。
これは、腰に装着した装置から飛び出るワイヤーの先端にあるアンカーを巨人の体や建造物に突き立て、ワイヤーを巻き取ることで高速移動を可能にする装備で、装置を身につけて飛ぶシーンはワイヤーアクションですが、このトレーニングが大変だったといいます。
悲壮感あふれる中にも逞しさを兼ね備えたヒロイン・ミカサ。演じた水原希子もまた一つ、新しい魅力を発揮しています。
まとめ
『ノルウェイの森』で映画デビューを果たした水原希子。アメリカ人の父と日本生まれの韓国人の母を持つハーフの彼女は、現在モデルと女優という多彩な活動をしています。
持ち前のエキゾチックな雰囲気と洗練されたビジュアルな立ち振る舞い、かわいらしさが目を引くヘアメイクなどは、モデルならではのもの。
彼女は、デビュー以来その魅力を活かし、実に様々な女性を演じてきました。
出番の少ない役でもその存在感は光るものがあり、常に印象に残るオーラを放っています。
加えて『進撃の巨人』のミカサで演じたアクションと精神的に強い女性というイメージは、彼女の演技の幅を広げたことでしょう。
そんな水原希子が挑むW主演の映画『あのこは貴族』が、2021年2月26日より公開。‟おしゃれ番長”ともいうべき水原希子のファッションも楽しみです。