今週2月3日(土)公開のおすすめ映画を、邦画洋画家から1作品ずつまとめてご紹介します。
邦画は吉田大八監督の待望の『羊の木』。すでに前売券のクリアファイルはゲットしましたか。
またこちらも待ち望んでいた女性が多いのではないかしら、そう、エル・ファニング主演の LGBT映画『アバウト・レイ 16歳の決断』。
どちらも待ち望んでいた映画ファンも多いと思うので、今回はこちらの2作品をご紹介いたします。
CONTENTS
2月3日(土)公開の映画『羊の木』
【公開】
2018年(日本映画)
【原作】
山上たつひこ、いがらしみきお
【監督】
吉田大八
【キャスト】
錦戸亮、木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯大、松田龍平、中村有志、安藤玉恵、細田善彦、北見敏之、松尾諭、山口美也子、鈴木晋介、深水三章、川瀬陽太、木原勝利、白神允、中沢青六、村上和成、江原政一、大矢敬典、西山清孝、中野剛、鈴木隆仁、山口尚子、白川朝海、船崎良、渡邉蒼、大智、三宅希空、川上凛子、安藤結埜
【作品概要】
原作は山上たつひこ、作画いがらしみきおの同名コミックの実写映画化のヒューマン・ミステリー映画。
演出は『桐島、部活やめるってよ』や「紙の月』で知られるの吉田大八監督。主演の月末一役には錦戸亮。月末の同級生の文役に木村文乃、6人の元殺人犯役に北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平と実力派の豪華キャスト。
映画『羊の木』のあらすじ
寂れた港町・魚深に移住して来た、それぞれ見知らぬ男女6人。
市役所の職員として働く月末一は、上司に彼らの受け入れを担当する命じられます。
それは町が抱えた過疎問題のため、身元引受人として元受刑者を受け入れる極秘の国家プロジェクト。
しかし、月末や町の住人は一見普通に見える彼らを当たり前に受け入れます。
ある日、港で起きた死亡事故をきっかけに、月末は彼らは何かがおかしいと疑問を抱くようになります。
やがて月末の同級生の文を巻き込み、男女6人の全員が元殺人犯だという事実を知ってしまう月末。
小さな町の住人たちの日常は、6人の宿命とともに狂いはじめます…。
映画『羊の木』の見どころ
主人公の月末一役を演じたのは、ジャニーズのなかでも演技派で、これまでにDVのストーカー役などキワドイ役柄にも挑んできた錦戸亮。
彼の良い意味で“得体の知れない表情”は、本作『羊の木』で元殺人犯の男女6人を演じた北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平と相まって活かされています。
“得体の知れない”というのを“困惑”と置き換えると分かりやすいですが、彼が所属するアイドルグループ「関ジャニ∞」という芸達者の多いメンバーの中でも、それは異彩として見ることがありますね。
他のメンバーの戯けた様子をチョコンと静かに笑って眺めている。それだけでも錦戸亮の存在感はいつも大きいです!
それが本作の中でも、如何にも他人の命を奪ってきたようにしか見えない演技派の役者たちのなかでも十二分に発揮されていきます!
錦戸亮のドラマはどれも見過ごせないファンは、きっと多いのではないですか?錦戸亮の演技力に注目してください!
2月3日公開の映画『アバウト・レイ 16歳の決断』
【公開】
2017年(アメリカ映画)
【原題】
3 Generations
【監督】
ゲイビー・デラル
【キャスト】
エル・ファニング、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドン、テイト・ドノヴァン、リンダ・エモンド、サム・トラメル
【作品概要】
トランスジェンダーの主人公をエル・ファニング、その母にナオミ・ワッツ、祖母にスーザン・サランドンが扮し、家族間の絆や葛藤を描いたヒューマンドラマ。
『リトル・ミス・サンシャイン』(06)のマーク・タートルトーブ、ピーター・サラフがプロデューサーに名を連ねている
映画『アバウト・レイ 16歳の決断』のあらすじ
身体の性別と心の性別が一致しないトランスジェンダーである16歳のレイは、身体も心も男性として生きていきたいという決意をします。
医者から受け取ったホルモン治療についての資料を手渡されたシングルマザーのマギーは、レイの決断に動揺を隠せません。
共に暮らすおばあちゃんのドリーはレズビアンですが、同性愛とトランスジェンダーは本質的に違いがあり、今ひとつ、レイの決断を理解することが出来ません。
一方、髪を短く切り、毎日身体を鍛え、一歩、一歩“本当の自分”に近づいていくレイ。
生き生きしていくレイを目の当たりにして、次第にマギーとドリーはレイの本来の姿を受け入れ、理解し始めます。
マギーは、治療の同意書のサインをもらうため、何年も会っていない別れた夫クレイグに会いに行きますが、クレイグの返事はしばらく時間を来れというものでした。
マギーはクレイグのせいにして、時間を引き延ばしますが、レイは独自でクレイグを探し出し、彼に会いに行きます。
そこでレイは思いがけない家族の秘密を知ってしまいます…。
映画『アバウト・レイ 16歳の決断』の見どころ
本作は『アバウト・レイ 16歳の決断』は当初2016年の1月に日本公開が予定されていました。
その後、日本での公開無期延期により公開が中止。延期に至ったのには様々な事情があったようですが…。
アメリカでは2017年5月に公開され、日本でも本日(2018年2月3日)に劇場公開されとても嬉しいのは映画ファンのあなたも編集部も一緒です!
トランスジェンダーという社会的テーマを主題に、心のみならず、身体も男性として生きていく決意をした16歳のレイの心情を見つめる作品。
ゲイビー・デラル監督は三世代の家族の葛藤や愛情をどのように描くか注目しましょう。
『アバウト・レイ 16歳の決断』は2018年2月3日(土)より、新宿ピカデリー他にて全国ロードショーされます!
まとめ
吉田大八監督の『羊の木』、そしてゲイビー・デラル監督の『アバウト・レイ 16歳の決断』
錦戸亮主演の『羊の木』、またエル・ファニング主演の『アバウト・レイ 16歳の決断』。
どちらも2月3日(土)本日より公開です!お見逃しなく!!