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Entry 2017/02/03
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岩井俊二監督映画おすすめ5選!最新作を見る前に是非チェックを

  • Writer :
  • Yuko

岩井俊二監督と言えば、美しい映像、そして音楽ですよね。

青春や恋愛を描いた作品が多いですが、残酷さや優美さが融合し、その独特の世界観に衝撃を受けた方も多いはずです。

岩井俊二監督は、91年TVドラマ「見知らぬ我が子」の演出でデビューし、93年のテレビドラマ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」で日本映画監督協会の新人賞を受賞しました。

以降「Love Letter」がアジアでも大ヒットを記録、続けて「スワロウテイル」、「リリィ・シュシュのすべて」などが次々とヒットしました。

ミュージックビデオや脚本家、テレビCMの演出などでも活躍し、近年は海外での映画製作にも意欲的です。

岩井俊二監督がこれまで世に送り出した映画はたくさんありますが、その中から特におすすめしたい5作品をご紹介したいと思います。

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1.中山美穂が一人二役を演じた『Love Letter』(1995)

『Love Letter』の作品概要

1995年日本映画。中山美穂、豊川悦司主演。第19回日本アカデミー賞優秀作品賞、豊川悦司が優秀助演男優賞に選ばれています。また中山美穂はブルーリボン賞などで主演女優賞を受賞しています。

『Love Letter』のあらすじ

「拝啓、藤井樹様。あなたは誰ですか」…亡き恋人が忘れられず、卒業アルバムに載っていた彼の故郷である小樽の住所へとあてもなく手紙を出します。

すると数日後、来るはずのない返事が返ってきます。

その手紙の主は、亡くなった恋人の藤井樹と同姓同名の女性でした。やがて二人の間で奇妙な文通が始まります。

『Love Letter』のおすすめポイント

主演の中山美穂が一人二役に挑戦したことで当時大変話題になりました。

一人二役、そして今と回想が交錯する展開で、予備知識がないと頭が混乱しそうですが、不思議で素敵で泣ける作品です。

この映画で岩井俊二監督を知り、ファンになったという方も多いことでしょう。

映像が美しく、はっとさせられるようなシーンがいくつもちりばめられています。

また切ない青春時代を思い出させてくれて、何度でも見たくなる名作です。

2.恋の三角関係を描いた『花とアリス』(2004)

『花とアリス』の作品概要

2004年の日本映画。主演は、鈴木杏、蒼井優。2003年にネット配信された短編映画をもとに製作された作品です。

2015年には『花とアリス』の前日譚となる作品『花とアリス殺人事件』が公開されています。

『花とアリス』のあらすじ

荒井花と有栖川徹子の2人は中学生の頃からの親友。

花がついたある嘘をきっかけにあこがれの先輩である宮本と急接近しますが、その嘘がバレそうになり、さらに嘘をつくはめになってしまいます。

そしてその嘘がきっかけで宮本がアリスに恋心を抱いてしまいます。

『花とアリス』のおすすめポイント

女の友情、そして初恋をみずみずしく描いた作品ですが、実はけっこうドロドロしています。

人は恋をすると平気で噓をついたり、だましたりするものなのかもしれません。

恋愛って、けっして純粋とは言えない複雑であいまいな感情が入り混じっているものなんですね。

そして不安定な思春期の女の子の感情がうまく表現されていて、色々な経験をして大人になっていく彼女たちを応援したくなる気持ちになります。

蒼井優はバレエ経験者ということもあり、映画の中で華麗な踊りを披露しています。

やわらかな光の中で踊る蒼井優がとても綺麗で美しく、いつまでも心に残る作品です。

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3.黒木華主演『リップヴァンウィンクルの花嫁』(2016)

『リップヴァンウィンクルの花嫁』の作品概要

2016年の日本映画。主演は、黒木華、綾野剛、Cocco。岩井監督は、脚本、音楽も担当しています。長編実写の日本映画としては、「花とアリス」以来12年ぶり。

『リップヴァンウィンクルの花嫁』のあらすじ

派遣教員として働く皆川七海は、ある日SNSで知り合った鶴岡鉄也という男性と突如結婚することになります。

結婚式に呼べる親族や友人の少ない七海は、代理出席の手配を「なんでも屋」の安室に依頼することに。

しかし新婚早々に夫の浮気疑惑が持ち上がると、反対に義母から浮気の罪をかぶせられ、家を追い出されてしまいます。

苦境に立たされた七海は安室に助けを求めると、彼に何やら怪しげなバイトを斡旋され請け負うようになります。

やがて豪邸で住み込みのメイドとして働き始めた七海は、破天荒で自由なメイド仲間、里中真白と意気投合し互いに心を通わせていきますが…。

『リップヴァンウィンクルの花嫁』のおすすめポイント

岩井俊二監督自身の同名小説が原作です。岩井監督が2012年のCM製作をきっかけに出会った黒木華をイメージして書かれた物語なのだそうです。

黒木華は以前から岩井監督にとても気に入られていたようですね。

他にも、『新宿スワン』の綾野剛、シンガーソングライターのCoccoなど個性的な顔ぶれが揃っています。

物語は、平凡で世間知らずな女性が過酷な現実を生き抜こうとする姿が描かれています。

ふわふわとした不思議な世界といった雰囲気で、少し解釈が難しいともいえるかもしれません。

しかし岩井監督らしい映像美や透明感は健在!本編が約3時間と長いにもかかわらず、キャストも個性的で長さを感じさせない、見ごたえ十分な作品です。

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4.思春期のリアルを描いた『リリィ・シュシュのすべて』(2001)

『リリイ・シュシュのすべて』の作品概要

2001年公開の日本映画。主演は、市原隼人、忍成修吾、蒼井優、伊藤歩。インターネットで展開した実験的な小説を映画化。

『リリイ・シュシュのすべて』のあらすじ

田舎で暮らす中学生の蓮見雄一は、かつては親友だった同級生の星野修介にいじめを受けつらい日々を送っています。

唯一の救いであるリリイ・シュシュというアーティストの歌を聞くことであり、自らファンサイトを運営します。

そのサイトで様々なファンと交流する中で「青猫」という人物に出会い心を通わせますが、ある日ライブで対面することになり…。

『リリイ・シュシュのすべて』のおすすめポイント

いじめ、暴力、万引き、犯罪、援助交際…いろいろな要素が次々と描かれていて、なんとも心が痛い、暗く絶望的な物語が展開していきます。

これが14歳のリアルなのかと想像すると、目をそむけたくなる、やるせない気分になってしまう人も多いかもしれません。

主人公はつらい思いを音楽で埋めようとします。音楽だけが癒しであり唯一信じられるものです。

思春期の頃に好きになる音楽がその時の自分の全てであるような感覚、なんだかわかるような気がしますね。

絶望的なのになぜかいつまでも心に残る作品です。そして出ている俳優さんの演技も素晴らしいです。

5.サントラも大ヒットした『スワロウテイル』(1996)

『スワロウテイル』の作品概要

1996年の日本映画。主演は、三上博史、CHARA、伊藤歩。岩井監督自身による同名小説が発表されたほか、作中のバンドYEN TOWN BAND名義のサウンドトラックが発売され話題になりました。

『スワロウテイル』のあらすじ

舞台は「円都」というアジア各国からの移民も多く住む架空の都市。

娼婦のグリコは、母親を殺された少女アゲハと一緒に暮らしていました。

仲間との偽札作りやライブハウスを買い取りグリコが歌手として成功していく様子、アゲハの母親捜しなどが絡みあいながら展開していきます。

『スワロウテイル』のおすすめポイント

若者が偽札づくりをするシーンなどからR指定になったということもあり、公開時は賛否両論入り乱れた作品です。

そして「スワロウテイル」の最大の魅力は圧倒的な世界観、美しい映像と音楽です。

言語も日本語、英語、中国語が入り乱れます。

監督が世界各国を訪れた際に感じたことが影響していて、世界がこうなってほしいという思いを込めたのだそうです。

出演している俳優は、CHARA、三上博史、伊藤歩、江口洋介、山口智子、渡部篤郎などなどとても豪華!そしてどの役者さんもかっこよくてハマり役です。

非現実的な不思議な世界、音楽、映像、キャストの個性が一体となって、想像力を掻き立てられる素晴らしい映画になっています。

まとめ

日本を代表する映画監督、岩井俊二監督の映画を5作品ご紹介しました。

岩井俊二監督の映画を1本見ると他の作品も見たい!という気持ちにさせられ、くせになるというか何とも不思議な魅力があります。

映像の美しさだけでなく人物の繊細な思いもスクリーンから伝わってくるようです。

映画だけでなくCMやミュージックビデオ、脚本など多方面で活躍していますが、今後もどんな作品を生み出してくれるのか期待したいですね。

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