『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役として人気を博しているヒュー・ジャックマン。映画の中で鍛え上げられた筋肉美を披露していて、かっこ良くてワイルドで、男性にも女性にも人気の高いハリウッド俳優です!
2017年6月1日公開の映画『LOGAN ローガン』でウルヴァリン(ローガン)役を演じる最後となることでも注目されていますね。
ヒュー・ジャックマンは、1968年10月12日生まれ、オーストラリア出身です。
1994年にTVドラマで俳優デビューし、1999年『Paperback Hero』で映画デビューを果たしました。映画出演3作目の『X-メン』(2000)でウルヴァリン役に大抜擢され、ハリウッドに進出します。さらにスピンオフ作品『ウルヴァリン X-MEN ZERO』で主演とプロデュースも務めました。
2012年のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』の主人公ジャン・バルジャン役を演じ、抜群の歌声を披露、アカデミー主演男優賞に初ノミネートされました。
プライベートでは、息子さんと富士山に登った経験があり、日本の寿司が大好きといった“日本好き”であることも有名です。また日本のCMに出演したこともあり、日本人にはとても馴染みの深いハリウッドスターといえるかもしれませんね。
今回は、そんなヒュー・ジャックマンの出演映画からおすすめの5作品をピックアップしてお届けします!
CONTENTS
1.大人気アメ・コミの実写映画化第一弾!ウルヴァリンを演じた『X-メン』(2000)
『X-メン』の作品概要
2000年のアメリカ映画。監督は、『ユージュアル・サスペクツ』、『X-MEN2』などのブライアン・シンガー。
出演は、ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、ファムケ・ヤンセン、ジェームズ・マースデン、タイラー・メインほか。
アメリカでは2000年7月14日に3025館で公開され、週末興行成績で初登場1位を記録。
『X-メン』のあらすじ
遺伝子の突然変異によって特殊な能力を持つミュータント“X-メン”。彼らはその特異性を理解できない人間たちから疎外される存在でした。
そんなある時、カナダでミュータントの少女ローグ(アンナ・パキン)と、彼女を助けた謎のミュータント、ローガン(ヒュー・ジャックマン)を、マグニートー(イアン・マッケラン)の手下が襲います。
その窮地をX-メンのメンバーが救い、ローガンはX-メンの本拠地で意識を取り戻します。
ミュータント・チームを組織するエグゼビア教授(パトリック・スチュアート)はローガンに興味を持ち、過去の記憶を失っている彼について調べるうち、その骨格全体がアダマンチウムという幻の最強金属で覆われていることを知ります。
一方、マグニートーは人間をミュータント化する計画を着々と進めていました。一匹狼のローガンが、ウルヴァリンという名のX-メンとして、マグニートーたちに戦いを挑むのでした。
『X-メン』のおすすめポイント
人類との共存を願うミュータントX-メンが、世界の存亡をかけて悪と激闘を繰りひろげる様をドラマチックに描いた「マーベル・コミック」のアメリカン・コミック『X-メン』の実写映画化第一作目の作品です。
ヒュー・ジャックマンは、この映画シリーズのウルヴァリン役に大抜擢されたことで一気にスターダムを駆け上りました。まさに彼の代表作といってよいでしょう。
主人公のウルヴァリンは体中に金属を埋め込まれた上に記憶喪失。ローグは体に触れただけで命を奪ってしまう力があり、好きな男の子にも触れられない、というように各登場人物のバックボーンも非常に暗くて重いです。
特殊な能力を持って生まれて来てしまったミュータントたちが、自分たちを恐れる余り迫害する人類の為に、同じ仲間だったミュータントたちと戦わなければいけないというジレンマが良く描かれています。
シリーズ第1作目なので、登場人物をよく知るためには絶対に外せない作品ですね。
2.ウルヴァリンの生誕の秘密を描くSFアクションシリーズ第一弾!
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の作品概要
2009年のアメリカ映画。監督は、『ツォツィ』のギャビン・フッド。
出演は、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、ダニー・ヒューストン、ウィル・アイ・アム、リン・コリンズ、ケビン・デュランドほか。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のあらすじ
ビクター(リーヴ・シュレイバー)とローガン(ヒュー・ジャックマン)は、150年以上にわたって兵士として幾多の戦場をかけぬけてきた兄弟でした。
2人は驚異の肉体再生能力と戦闘能力を持つミュータントで、ビクターは野獣のような攻撃で敵を倒し、ローガンは両拳からとびだす爪を武器としていました。
2人は幼い頃、ある悲劇をきっかけに兄弟であることを知り、特殊能力が覚醒。それ以来、普通の人生に背を向けて、南北戦争や第一次、第二次世界大戦、ベトナム戦争の中に身を投じてきたのでした。
しかし、長年の戦争人生の中でビクターの凶暴さはエスカレートし、ついには勢い余って仲間を殺してしまいます。ビクターと彼をかばったローガンは軍に逮捕されますが、謎の軍人ストライカー(ダニ・ヒューストン)が現れ、釈放と引き換えに特殊部隊“チームX”への参加を持ちかけるのでした。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のおすすめポイント
大ヒットした『X-MEN』シリーズの人気キャラクター、ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンの過去の秘密を描いた物語です。この映画の続編に『ウルヴァリン:SAMURAI』、『LOGAN/ローガン』(2017年6月1日公開)があります。
キャストには、『オーメン』のリーヴ・シュレイバーや『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』のライアン・レイノルズなど、多彩なキャストが名を連ねています。
なんといっても本作の見どころはVFXを駆使した激しいアクションシーンと、ヒュー・ジャックマンの美しすぎる肉体です!
また、ウルヴァリンがなぜ記憶をなくしたのか?誕生の秘密は?といった数々の謎が明かされていきます。スピード感あふれる展開で最後まで楽しめること間違いなし!
3.モンスターハンターVSドラキュラの対決を描く『ヴァン・ヘルシング』(2004)
『ヴァン・ヘルシング』の作品概要
2004年のアメリカ映画。監督は、『ハムナプトラ』シリーズのスティーブン・ソマーズ。
出演は、ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセイル、リチャード・ロクスバーグ、デビッド・ウェンハム、シュラー・ヘンズリーほか。
『ヴァン・ヘルシング』のあらすじ
1880年代後半。過去の記憶を無くした男ヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)は、バチカンのカトリック教会が指揮する闇の組織の不死身のモンスターハンターとして各地の魔物を退治して回っていました。
パリでジキル博士とハイド氏を葬ったヴァン・ヘルシングに待っていた次の指令は、トランシルバニアを長きに渡り恐怖で統治しているドラキュラ伯爵の手から麓の村を救うこと。その行き先には彼の失った記憶を取り戻す手がかりが残されているのでした。
トランシルバニアに到着したヴァン・ヘルシングと相棒のカール(デビッド・ウェンハム)は、ドラキュラを輩出した一族の末裔であるアナ王女(ケイト・ベッキンセール)と共に、ドラキュラとの戦いに挑みます。
『ヴァン・ヘルシング』のおすすめポイント
モンスターハンター“ヴァン・ヘルシング”とドラキュラの運命の対決を描いたスペクタクル・アドベンチャーです。
ヒュー・ジャックマンが主人公のヴァン・ヘルシングを演じており、クールなヒロインにケイト・ベッキンセイル、そして彼に協力する僧侶役で『ロード・オブ・ザ・リング』のファラミア役デビッド・ウェンハムが演じています。
ヒュー・ジャックマンがカッコいいのはもちろんなんですが、スピード感のある緊迫のバトルや怪物を描くCGもとても凝っていて、美女同士の戦いがあったり、変わった武器が次々登場したり、とエンターテイメントとして楽しめる要素が盛りだくさんです。
また、同年に公開された『ヴァン・ヘルシング アニメーテッド』は、実写映画の公開に合わせて制作された短編のアドベンチャーアニメーションで、連続女性殺人事件を追うヴァン・ヘルシングの活躍を描いています。映画『ヴァン・ヘルシング』の前章となるストーリーなので、合わせて観るとより楽しめるかもしれません。
4.ヒュー・ジャックマン×メグ・ライアンのロマコメ!
『ニューヨークの恋人』(2001)
『ニューヨークの恋人』の作品概要
2001年のアメリカ映画。監督・脚本は「17歳のカルテ」のジェームズ・マンゴールド。
出演は、メグ・ライアン、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、ブレッキン・メイヤー、ナターシャ・リオン、ブラッドリー・ウィットフォードほか。
『ニューヨークの恋人』のあらすじ
1876年のニューヨーク。貴族のレオポルド公爵(ヒュー・ジャックマン)は、愛する女性とめぐり逢えないまま、結婚相手を決めざるをえない状況にありました。そんな時、彼はブルックリン・ブリッジから落ちてしまい、21世紀のニューヨークにタイムスリップしてしまいます。
仕事にも恋にも疲れた広告会社で働くキャリアウーマンのケイト(メグ・ライアン)は、元ボーイフレンドであるスチュアート(リーヴ・シュレイバー)のところに転がり込んできたレオポルドと知り合い、彼の奇妙なふるまいにとまどいながらも徐々に親しくなっていきます。
ある日、ケイトはバッグをひったくられたのをレオポルドが馬に乗って助けてくれたことから、彼に恋心を抱きはじめます。
『ニューヨークの恋人』のおすすめポイント
タイムスリップにより出会った男女2人を描くロマンティック・ラヴストーリーです。
ヒュー・ジャックマンのラブコメといえばこの作品が一押しです。
ヒュー・ジャックマンは19世紀から現代に来た貴族で、歴史や文化の違いに戸惑いながらもメグ・ライアン演じるケイトや弟のチャーリーとの暮らしの中で徐々に生活になじんでいきます。
現代のいろいろな物を物珍しそうに見ていたり、いろいろ苦戦しているヒュー・ジャックマンがとても可愛らしいです。また、白馬に乗って登場し、ケイトを助けるシーンなどは、とても紳士的でカッコ良くて思わず見とれます!
メグ・ライアンもとてもキュートで2人の駆け引きがとても爽やかで、気楽に見れて素敵なラヴストーリーです!
5.人気マジシャンのトリック合戦が見どころ!『プレステージ』(2006)
『プレステージ』の作品概要
2006年のアメリカ映画。監督は『メメント』『バットマン・ビギンズ』のクリストファー・ノーラン。
出演は、ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、スカーレット・ヨハンソン、マイケル・ケイン、パイパー・ペラーボほか。
クリストファー・プリーストの1995年の小説「奇術師」を映画化。
第79回アカデミー賞で撮影賞、美術賞にノミネート。
『プレステージ』のあらすじ
19世紀末のロンドン。ボーデン(クリスチャン・ベール)はライバルであるアンジャー(ヒュー・ジャックマン)の瞬間移動マジックを調べるため、彼のマジックの最中に舞台下に侵入します。
するとアンジャーはボーデンの目の前で、2人にとっていわくつきの水槽に落ちて溺死し、そばにいたボーデンはアンジャー殺害の容疑で逮捕されてしまいます。
遡ること数年前。若きアンジャーとボーデンは、ある奇術師の下で互いに修行していました。
ある時、助手であったアンジャーの妻が水中脱出マジックに失敗し溺死します。ボーデンが結んだロープがその原因だったのです。
2人は決裂し、アンジャーは復讐のためにボーデンの手品を失敗させ、ボーデンは左手の第4・第5指を失います。それ以後、2人は互いの邪魔をしながら激しく競い合うようになり…。
『プレステージ』のおすすめポイント
クリストファー・プリーストの人気小説を、鬼才クリストファー・ノーラン監督が映画化した壮大な人間ドラマです。
ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールが演じる2人の人気マジシャンが、難解なトリック合戦を展開します。
『バットマン』シリーズや『インセプション』などの人気が高いノーラン監督ですが、この『プレステージ』もかなり期待を裏切らない作品です。
作品全体に伏線が大胆に張り巡らされていて、最後にそれがしっかりとまとめられています。また主人公の二人の対立や執着や欲望といった人間の深い部分も重厚に描かれていて、見ごたえもたっぷり。映画全体がトリックのような映画で、1回目と2回目の観賞では印象がガラリと変わります。あなたもきっと2度見たくなるはず!
まとめ
ヒュー・ジャックマンが出演する映画からおすすめの5作品をピックアップしてお届けしました。
ウルヴァリンのイメージを強く持たれる方も多いかもしれませんが、サスペンスやラブコメのほか、ミュージカルやアニメの声優などとても幅広い作品に出演しているんですね。
『LOGAN ローガン』では17年間演じてきた役柄についに終止符が打たれるということで、どんな演技でファンを魅了してくれるのか、非常に楽しみですね!