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Entry 2018/02/26
Update

『聖なるもの』映画主題歌はボンジュール鈴木。顔も可愛いと評判のアーティストとは

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

映画『聖なるもの』は、4月13日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー!

PFFアワード2016の準グランプリ映画『花に嵐』で知られる岩切一空監督が、“フェリーニmeets 庵野秀明!?”とキャッチーで贈る映画『聖なるもの』。

この作品で映画主題歌を担当するのがボンジュール鈴木。今回は彼女の魅力を紹介します。

1.映画『聖なるもの』の作品情報


©2017『聖なるもの』フィルムパートナーズ

【公開】
2018年(日本映画)

【監督】
岩切一空

【キャスト】
南美櫻、小川紗良、山元駿、縣豪紀、希代彩、半田美樹、佐保明梨、青山ひかる、松本まりか

【作品概要】
岩切一空監督が最後の自主制作映画と語った作品で、監督が5年越しで出演交渉をしたヒロインの南役をプロフィール非公開の南美櫻が務め、もう1人のヒロインの小川役を小川紗良が演じています。

劇中歌と主題歌をボンジュール鈴木が担当。MOOSIC LAB2017でグランプリでは、最優秀女優賞など4部門を受賞しました。

2.映画『聖なるもの』のあらすじ


©2017『聖なるもの』フィルムパートナーズ

早稲田大学の映画研究会に所属はするものの、1本の映画も撮れないまま、3年生を迎えてしまった岩切。

橘先輩が制作する新作の主演女優を探し始めた彼は、その際に橘先輩から言われた「自分の生活を撮影しろ」というアドバイスを聞き、生活の自撮りを始めます。

やがて大学の新歓前に行われた花見の宴席で、舞先輩から4年に1度現れるという“新歓の怪談”の話を聞きます。

それは新歓合宿に現れるという、黒くて長い髪、大きな目、透き通るような白い肌を持った少女にまつわる話でした。

「彼女を見た者は、衝動的に映画を撮りたくなり、唯一彼女に選ばれ、彼女を被写体に撮った映画は必ず大傑作になる」という噂がありました。

しかし、それを行うにはルールが存在しました。

1つ目は、彼女のために脚本を書く。

2つ目は、何があっても撮影を止めない。

3つ目は、今だに誰もわからないと言われていました。

そして迎えた新歓合宿に向かうバスの車内で、岩切は車酔いの気分を癒すために、独り座席に座っている時のことでした。

後部座席には誰もいないはずなのに、見知らぬ目の大きな“怪談の少女”は現れます。

岩切は思わず新歓の合宿所を出て、その少女の後を追いかけます。

そして、「僕の、映画に、出てくれませんか?」と声をかけてしました。

無口どころか、名前も名乗らない彼女を岩切は自宅に招き入れると、山積みにしてあったマンガ本にあった登場人物ヒロインの名前を取り、「南」と名付けます。

やがて、岩切と南のための映画製作が始まったのだが…。

3.映画『聖なるもの』の劇中歌&主題歌は

劇中歌&主題歌を提供したボンジュール鈴木

作詞作曲・編曲、歌、演奏、mixマスタリングまでを1人でおこなう女性マルチ・アーティストでサウンドプロデューサーです。

幻想的でファンタジックなサウンドに、ピアノ、お箏、Viola、アコーディオン、ハンドベルなどの楽器を生で重ねたり、またサンプリングした犬の鳴き声や自然音などを混ぜるなどユニークな音楽作りで注目を集めています。

ボンジュール鈴木の MV「Lollipopシンドローム」

ボンジュール鈴木は3歳の頃にクラシックピアノをはじめ、Jazz歌手だった母とフランスの親族の影響で幼少期からヨーロッパを中心とした様々な音楽にふれる環境のなかで、次第に作曲活動をはじめます。

南フランスのカトリックの大学へ留学中に聴いた、ヨーロッパのエレクトロニカ/ヒップホップ・シーン、クラシック、教会音楽からの影響が色濃いサウンドが特徴です。

そこで北欧エレクトロニカ勢と共鳴する透明感と、ドリームポップ、トリップ・ホップの流れを汲んだ深遠な響きが共存を見せています。

ボンジュール鈴木「5番目のPoupée “コレット”」

日本語、フランス語、英語をPOPなメロディーで織り交ぜ、フランスのボイス・トレーニングで身につけた、甘い独特のロリータウィスパー・ヴォイスと絡みあ合う童話のような不可思議な音楽は聴く者に中毒性を感じさせ、現在のミュージック・シーンで異彩を放っています。

2017年のテレビアニメ『魔法陣グルグル』ED曲『ROUND&ROUND&ROUND』にECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.ボンジュール鈴木として歌唱参加しています。

アニメ『魔法陣グルグル』ED主題歌「Round&Round&Round」MV

映画『聖なるもの』を自身の自主制作の最後の作品とした岩切一空監督は、撮影後のポストプロダクションの音楽漬けの段階で、ボンジュール鈴木の楽曲をどのように選曲したかの問いに、次のように述べています。

「僕の中で『聖なるもの』は、片思いの映画という認識があることもあって、ボンジュールさんの楽曲の中でも、あえて片思いの要素がある曲をピックアップして、それを乗せていきました」

岩切監督が自身の片思い映画に、ボンジュール鈴木の何を劇中歌や主題歌に選んだのか、ぜひ劇場でチェックしたいですね。

互いの映像と音楽の才能を引き合わせながら相乗効果となった映画『聖なるもの』に要注目です。

まとめ


©2017『聖なるもの』フィルムパートナーズ

映画『聖なるもの』は、4月13日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー!

岩切一空監督とボンジュール鈴木のコラボレーションどのようなファンタジックさや甘い切なさを見せるのか?

ぜひ、劇場でお楽しみくださいね。

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